『覆流年 復讐の王妃と絶えざる愛』第18話 あらすじ/ネタバレ

陸安然(りく・あんぜん)は陸昀(りく·いん)は異父異母の弟に過ぎず、自分の幸福を犠牲にする必要はないと主張します。彼女はもともと利己的な人間であり、陸昀(りく·いん)が軍を建てることを望んでも、干渉することはありません。

陸安然(りく・あんぜん)は陸軽舟(けいしゅう)に陸欣然(りく・きんぜん)を蘇城(そじょう)に連れ戻すように頼みます。瀚京(かんけい)は安全な場所ではなく、陸軽舟(けいしゅう)が毎日不安な思いをするのは望んでいません。陸軽舟(けいしゅう)は娘が敵には勝てないと考え、陸安然(りく・あんぜん)と一緒に蘇城(そじょう)に戻り、残りの人生を家族と過ごすことを望みます。

翌日、陸安然(りく・あんぜん)が陸軽舟(けいしゅう)を見送ろうとしたところ、蕭映(しょう·えい)が兵を率いて陸軽舟(けいしゅう)を包囲します。蕭映(しょう·えい)は陸軽舟(りく·けいしゅう)が北臨と密接な関係を持ち、叛逆の疑いがあると告げます。陸安然(りく・あんぜん)は役人が密書を見つけ出し、陸軽舟(りく·けいしゅう)を連行する様子を見守ります。

陸安然(りく・あんぜん)は前世も今世もお屋敷のスパイは陸欣然(りく・きんぜん)しかいないと知り、急いで陸欣然(りく・きんぜん)を探しに行きます。すると、陸欣然(りく・きんぜん)はすでに姿を消しており、部屋には次の標的は陸昀(りく·いん)だと書かれた手紙が残されていました。陸安然(りく・あんぜん)は軍営に陸昀(りく·いん)を探しに行きますが、途中で待ち伏せされ連れ去られてしまいます。

陸安然(りく・あんぜん)を連れ去ったのは陸欣然(りく・きんぜん)でした。陸安然(りく・あんぜん)は目を覚ますと陸欣然(きんぜん)の姿を見て、彼女が母親の仇を討つために狂ったふりをしてきたことを知ります。陸夫人は陸欣然(きんぜん)に殺され、陸軽舟(りく·けいしゅう)も彼女の仕業でした。そして、这一切は陸安然(りく・あんぜん)に追い詰められた結果だと告げます。陸欣然(きんぜん)は陸安然(りく・あんぜん)を愛する人たちの目には自分しか映っていないと恨んでいます。

陸欣然(きんぜん)は陸安然(りく・あんぜん)に赤い着物を着せ、棺桶に入れて生き埋めにしようとします。そして、彼女が永遠に成仏できないように呪います。

灵溪は陸安然(りく・あんぜん)を見つけられず、穆川(ぼく・せん)に助けを求めます。穆川(ぼく・せん)と沈長青(しん・ちょうせい)は森の中で陸安然(りく・あんぜん)を探すために人々を派遣します。

陸欣然(きんぜん)は慶(けい)王府に戻り、穆澤(ぼく・たく)は陸家への濡れ衣を着せたことで彼女の能力を認めます。しかし、陸欣然は実の父親を陥れ、姉を殺害しました。その真心は、将来彼を裏切らないという保証にはなりません。

陸欣然は、全瀚京(かんけい)が自分の離縁を知っているにもかかわらず、陸安然(りく・あんぜん)として慶(けい)王府に再嫁できると主張します。穆澤(ぼく・たく)は陸欣然が陸安然(りく・あんぜん)を生きたまま埋めたことを知り、彼女の居場所を吐かせようと脅迫します。

顔を傷つけられるかもしれないという脅迫に直面した陸欣然は、穆澤(ぼく・たく)を陸安然(りく・あんぜん)のところへ連れて行くことに同意します。しかし、すぐに時間を稼ぎ、自分と穆澤(ぼく・たく)は同じ種類の人間であり、自分たちのことしか愛していないと指摘します。陸欣然は穆澤(ぼく・たく)が陸安然(りく・あんぜん)を愛していることに気づき、陸安然(りく・あんぜん)の居場所を明かさずに城楼から飛び降りて自殺を選択します。

棺桶に閉じ込められた陸安然(りく・あんぜん)は、必死に生き延びようとします。最後の瞬間、彼女は後悔します。運命が彼女にやり直す機会を与えてくれたのに、なぜ穆川(ぼく・せん)と一緒に永遠に暮らすことを諦めてしまったのかと。

穆川(ぼく・せん)は陸欣然の部屋から燃やされた紙の破片を見つけ、そこから手がかりを得て陸安然(りく・あんぜん)が埋められた場所を見つけます。穆川(ぼく・せん)は人々と共に棺桶を掘り出し、陸安然(りく・あんぜん)を救出することに成功します。しかし、穆澤(ぼく・たく)は一歩遅れ、失った陸安然を再び抱きしめ、喜びの涙を流す穆川(ぼく・せん)の姿を目撃します。

穆川(ぼく・せん)は陸安然を陸府に送り届け、丹青(たんせい)から陸家が濡れ衣を着せられたことを聞きます。彼は皇帝の前で真実を明らかにする手伝いをすることを約束します。穆澤(ぼく・たく)は丹青(たんせい)の反対を押し切って陸府に侵入し、陸安然を見舞います。彼は弱々しい陸安然の姿を見て、陸欣然が死ぬ前に言った言葉を思い出します。彼は陸安然を深く愛しているのに、なぜ彼女を執拗に苦しめなければならないのかと。

陸安然は目を覚まし、穆澤(ぼく・たく)の姿を見ます。穆澤(ぼく・たく)は心配を隠して、陸軽舟(りく·けいしゅう)の命を盾に陸安然を側室として迎え入れるよう脅迫します。彼は陸安然を憎んでいると言いながら、彼女が一番嫌う方法で復讐したいと告げ、3日間の猶予を与えます。

第18話 感想

第18話は、復讐に燃える陸欣然の狂気と、陸安然への愛に苦悩する穆澤(ぼく・たく)の姿が描かれた、緊迫感溢れる展開でした。

陸欣然の復讐劇は、予想以上に壮絶なものとなりました。彼女は実の父親や姉を殺害し、陸安然を生きたまま埋めようとしました。その冷酷さには背筋が凍る思いです。しかし、彼女の狂気の裏には、陸安然への歪んだ愛と、誰からも愛されなかった寂しさが垣間見えました。

一方、穆澤は陸安然への愛と復讐心に揺れ動いています。彼は陸家への濡れ衣を着せたことで陸欣然の能力を認めましたが、同時に彼女の危険性も感じています。陸安然を救い出した後も、彼は陸安然を側室として迎え入れるよう脅迫しました。彼の行動は矛盾しているように見えますが、それは陸安然への愛と憎しみが入り混じっているからでしょう。

つづく