「覆流年復讐の王妃と絶えざる愛」感想:各登場人物の評価

陸安然(りく･あんぜん)：

果敢で、愛に溢れ、家族を大切に思う。
初期は、多くのことをコントロールできると考えていたが、次第に無力感に苛まれる。
守りたい人を守れず、守れたとしても、予期せぬ事態が起きる。(涙が止まらなかった…)

穆川(ぼく･せん)：

勇敢で、正義と公平を追求し、人命を大切に思う。
誰にでも平等に愛を注ぎ、自由を希求し、権力と束縛を避ける。
最終的には、大切に思う人を守るために、責任を負い、権力を選択する。(なんて素晴らしい人なんだろう。しかも、俳優さんの演技が素晴らしい!)

穆澤(ぼく･たく)：

愛に恵まれず、権力に執着する。
自分と大切に思う人だけを愛する。(前世では、大切に思う人の中に陸安然(りく･あんぜん)は含まれていなかったが、現在の後半では、陸安然(りく･あんぜん)を大切に思うようになった。しかし、穆川(ぼく･せん)のように「自分が愛する人が愛する人を愛する」というような愛ではなく、陸安然(りく･あんぜん)を自分の愛の方向に向かせようとする。)
他の人に対しては、冷酷で非情であり、他人の命を道具のように扱い、権力のためには他人の命を犠牲にすることも厭わない。

靈犀：

このドラマの台詞は、どれも素晴らしく書かれている。
特に、靈犀の台詞は最高だ。彼女はまさに、お笑い担当だ。

ストーリーとセリフ：

18話で、陸安然(りく･あんぜん)が陸欣然(りく･きんぜん)に生き埋めにされた後、棺桶の中で穆川(ぼく･せん)がやってくる。しかし、陸安然(りく・あんぜん)の声は小さく、生き埋められていることに気づかず、何もせずに立ち去ってしまう。ほぼ同時に、慶(けい)王が陸欣然(りく･きんぜん)に生き埋めの場所を問い詰める。(慶(けい)王が陸安然(りく・あんぜん)を救う展開だけは避けたい!)
その後、穆川(ぼく･せん)は陸欣然(りく･きんぜん)の部屋に戻り、風水師/占い師/陰陽師(どれでもいい)の判断に基づいて、最も凶悪な生き埋めの場所を探し始める。そして、陸安然(りく・あんぜん)を見つけ出す。(ここで穆川(ぼく･せん)が陸安然(りく・あんぜん)を見つけてくれて、ホッとした。なぜこのことにこだわっているのか、自分でもよくわからない。)
ある回で、陸安然(りく・あんぜん)は「ぶどうを植えるのは大変だった。こんな苦労をするなら、最初から植えるべきではなかった」と言う。すると、穆澤(ぼく･たく)は「そんなことを言うなんて、恩知らずだ」と返す。この台詞は、単に同意を求めるのではなく、浅くても議論できるような、とても面白いものだ。
冬青(とうせい) と彼女の兄との喧嘩も非常に面白い。例えば、2人が盗み聞きをしているシーンでは、沈長青(しん・ちょうせい)は河賊のレベルの低さを指摘し、冬青(とうせい) は沈長青(しん・ちょうせい)の口うるささに辟易しながらも、盗み聞きの内容を知ろうとする。
また、ある回では、2人が穆川(ぼく･せん)の寝床の前で喧嘩をする。冬青(とうせい) は、穆川(ぼく･せん)が陸安然を騙して死んだと思わせたことを責め、真実を明らかにするために陸安然を刺激したことを非難する。沈長青(しん・ちょうせい)は冬青(とうせい) に、「いつもお嬢様の立場から物事を考えるのはよくない。誰だって動揺するだろう」と反論する。

好きなシーン：

大詰めを迎えた頃、穆川(ぼく･せん)は陸安然のすべてを知り、彼女がなぜこのような行動をとったのかを理解する。そして、2人は仕立て屋で会う。その時の抱擁と再会は、まさに… (適切な形容詞が見つからない… ) 釈然とした気持ちだ。なぜこのシーンがこんなに感慨深いのかを考えてみたが、理由は、この時、陸安然は勇気を出して穆川(ぼく･せん)を拒絶せず、穆川(ぼく･せん)はすべてを理解した上で、自分の意思で行動しているからではないだろうか。【繰り返しになるが、私は、このドラマの中で、2人が心から通じ合った唯一の親密なシーンは、この抱擁だと感じている。】