始皇帝 天下統一 第16話 あらすじ/ネタバレ

秦の朝堂で、韓国の使者である鄭国(ていこく)と李斯(りし)との、微妙な駆け引きが繰り広げられる。

鄭国(ていこく)は韓非の命を受け、李斯(りし)に秦の東進を弱体化させるための策略を打診しに来た。李斯(りし)は鄭国(ていこく)の真意を見抜き、韓王が治水の名目で秦の力を削ごうとしていることを見抜く。鄭国は苦悩するが、李斯は秦にとっても有利な策を思いつく。

咸陽に集まった六国の使臣たち。宴会では、趙王の病状や太子に関する話題が飛び交う。

呂不韋(りょふい)は趙王の病状を察知し、毛遂は趙の太子の賢明さを称賛する。呂不韋(りょふい)は趙国内の混乱を察知し、李斯は鄭国の治水能力を王綰(おうがん)に強調する。王綰(おうがん)は鄭国を秦に留めようと画策し、嬴政(えいせい)も鄭国に興味を示す。

宴会後、呂不韋(りょふい)は重臣を集めて治水について協議するが、意見がまとまらない。

六国の使臣は秦王に謁見せず、嬴政(えいせい)は鄭国の提案に興味を持つ。呂不韋は毛遂に趙の太子について探りを入れる。

一方、鄭国は李斯に策の成否を尋ねるが、李斯は笑って答えない。鄭国は帰国を装うが、王綰(おうがん)が現れて引き留める。

呂不韋は趙姬(ちょうき)に数々の貢物を贈り、治水について相談する。趙姬(ちょうき)は決断を呂不韋に任せ、嬴政(えいせい)の反応を気にする。

嬴政が趙姬(ちょうき)のもとを訪れると、趙姬は呂不韋が李斯を嬴政の補佐に推薦したことを伝える。嬴政は李斯に会いたいと望む。

呂不韋は嬴政に趙の情勢を伝え、太子よりも公子偃の方が狡猾であると指摘する。嬴政は趙偃(ちょうえん)への復讐を誓い、呂不韋は趙国内の混乱を利用して公子偃を擁立し、秦の東進を有利に進めようと提案する。冬児(とうじ)は呂不韋の計画に疑問を呈するが、呂不韋は笑って答えない。

李冰などの水利専門家の協力のもと、鄭国の治水計画は正式に開始される。秦は力を合わせてこの大事業を成し遂げようと決意する。

権力闘争の中で、それぞれの思惑が交錯し、国運をかけた戦いが始まる。

第16話の感想

第16話は、緊張感と駆け引きが満載の回でした。秦と韓国の思惑が交錯し、李斯と鄭国のやりとりは特に見応えがありました。李斯は鄭国の真意を見抜きつつも、秦にとっても有利な策を提案するなど、切れ者ぶりを発揮していました。

また、六国の使臣たちが集まった宴会のシーンも注目すべき点です。呂不韋と毛遂の会話から、趙国内の混乱が垣間見え、今後の展開が気になります。

さらに、嬴政と呂不韋の会話も興味深いものでした。嬴政は李斯に会いたいと望み、呂不韋は趙偃(ちょうえん)を擁立して趙国内を混乱させるという計画を提案します。この計画がどのような結果をもたらすのか、今後の展開が楽しみです。

  • 韓非 (かんぴ)
  • 李冰 (りひょう)
  • つづく