始皇帝 天下統一 第23話 あらすじ/ネタバレ

権力争いの渦中で

王绾(おうかん)は李斯(りし)に心からの謝罪をし、誤解による溝を埋めようとする。しかし、李斯(りし)は秦王政(しんおうせい)と呂不韋(りょふい)の権力闘争を見据えており、王绾(おうかん)の謝罪を軽く受け流す。

呂不韋(りょふい)の策略

呂不韋(りょふい)は権謀術数を駆使し、嬴政(えいせい)に王绾(おうかん)を御史に、嫪毐(ろうあい)を内侍長に任命させる。嬴政(えいせい)は呂不韋の強引さに不満を募らせ、母后?趙姬(ちょうき)と呂不韋の関係を確かめるため、雍城へ向かう。

雍城での疑惑

雍城に到着した嬴政(えいせい)は、趙姬(ちょうき)の慌てた様子と呂不韋への肩入れに疑念を抱く。趙姬(ちょうき)は嬴政の質問をかわし、早く咸陽に戻るよう促す。一方、嫪毐(ろうあい)は嬴政が趙姬との秘密を知らないことに安堵する。

趙佾(ちょういつ)の野望

趙国では、質子として秦で過ごしてきた趙佾(ちょういつ)が、趙国の動乱を知り、帰国して政権を奪還することを決意する。

趙国の混乱

趙偃(ちょうえん)の暴政と郭開(かくかい)の横暴により、趙国は混乱に陥る。倡女(しょうじょ)は王后の座を狙い、趙偃(ちょうえん)を煽動して秦に宣戦布告させようとする。

華陽太后(かようたいこう)的企み

華陽太后(かようたいこう)は、趙姬が不在の隙をついて、楚の勢力を秦に浸透させるため、芈華を嬴政に近づける。

麗山での出会い

麗山で催された競馬で、嬴政は芈華と出会い、彼女の才気に魅了される。しかし、宮廷の危険さを知る嬴政は、芈華を守るため、彼女を咸陽から離れるよう命じる。

第23話の感想

第23話は、権力闘争が激化する中で、嬴政が趙姬と呂不韋の関係に疑問を抱き、趙佾(ちょういつ)が帰国を企み、趙国が混乱に陥る様子を描いています。また、芈華の登場と嬴政との出会いが、今後の展開を予感させます。

特に印象に残ったのは、嬴政と趙姬の母子の確執です。趙姬は呂不韋への肩入れを隠さず、嬴政の質問をかわそうとするため、嬴政は趙姬に不信感を抱きます。また、趙姬の涙は、嬴政に対する罪悪感を表しているように感じられました。

また、芈華の登場は、嬴政に新たな可能性を感じさせます。芈華の才気と温婉さは、嬴政を魅了しますが、宮廷の危険さを知る嬴政は、芈華を守るため、彼女を咸陽から離れるよう命じます。このシーンは、嬴政の優しさだけでなく、彼の苦悩も表現しているように感じられました。

つづく