恋心は玉の如き 第1 話 ネタバレ
豪雨の夜、羅府の奥庭で
呂姨娘は、娘の十一娘を許してほしいと、羅大太太に必死に訴えていました。十一娘は元娘の簪を壊したとされていますが、呂姨娘は十一娘が故意ではなかったと主張します。しかし、十一娘は頑固な性格で、板子に打たれるとしても頭を下げることはありません。羅大太太は冷酷に、長庶には別の規則があると主張し、十一娘と呂姨娘に冷たい態度を取ります。
この規則に従い、十一娘と呂姨娘は府の外に追いやられていました。時が経ち、十一娘は美しく成長し、刺繍の腕前も優れています。しかし、羅大太太の命令により、二人は羅府に戻らざるを得なくなります。
賑やかな街並みで
永平侯大将軍の徐令宜は、客栈の窓から街を見下ろし、逃亡犯の江槐の追跡に心を痛めていました。彼は戦功赫赫の将軍であり、眉宇には威厳と冷たさが漂っています。彼は部下の臨波に江槐の追跡を命じ、臨波も偶然その客栈に潜んでいました。
十一娘と呂姨娘もこの客栈に投宿していました。十一娘は機転が利き、江槐の異変に気づきます。しかし、江槐は臨波の正体を見抜き、十一娘を人質にして逃げようとします。
危機一髪の状況で
徐令宜は官兵を連れて現場に駆けつけます。江槐に捕らわれた十一娘は必死に抵抗し、徐令宜に絶好の機会を与えます。徐令宜は百発百中の弓の腕前で、江槐を射抜きます。江槐は負傷して水に落ち、十一娘も誤って水に落ちてしまいます。徐令宜は躊躇することなく水に飛び込み、十一娘を救い出しますが、江槐に傷を負ってしまいます。幸いなことに、湖にいた林世顕が助けに現れ、二人は救助されます。
運命の出会い
目を覚ました十一娘は、林世顕に助けられたことを知り、お礼を言いに外に出ます。林世顕は白衣を着た温厚な人物で、穏やかな笑顔で十一娘に別れを告げます。その後、十一娘は羅府に戻る前に、師匠の簡师傅を訪ね、刺繍を売って生活費を稼ぐことを頼みます。
羅府に戻ると、羅夫人は十一娘に優秀な侍女の琥珀を付けます。羅老爷は十一娘と呂姨娘に喜びを見せますが、羅夫人の注意で表情を硬くします。十一娘は部屋に戻ると、豪華な装飾にもかかわらず眉をひそめます。羅夫人が今回彼女たちを呼び戻したのは、簡単なことではないと予感します。
複雑な人間関係
羅二娘と羅五娘が十一娘を訪ねてきます。羅五娘は十一娘に親しみを込めて接しますが、羅二娘は高慢な態度で十一娘を見下します。二人が去った後、十一娘は不安を募らせ、挨拶の際に様子を探ることを決意します。
羅夫人の部屋で挨拶をしていると、羅夫人は三人の娘に簪を選ぶように命じます。十一娘は羅夫人に牡丹の簪を選び、羅夫人の歓心を買います。羅夫人は三月三日の徐家の春宴について触れ、三人に同行するように命じます。羅夫人の部屋を後にした羅二娘は、十一娘が今回戻ってきたのは、彼女と羅二娘の縁談をまとめるためであり、春宴はその重要な場であると皮肉を込めて言います。
徐令宜の帰還
徐令宜は寇を平定した功績により、凱旋して重封されます。会議では、陳閣老が海賊の首魁を排除することの重要性を提起しますが、徐令宜は海賊の根本は海禁問題にあると主張します。靖遠侯は徐令宜の意見に反対し、冷たく接します。会議後、徐令宜は屋敷に戻ると、妻の元娘が重病であることを知り、急いで部屋に戻ります。同時に、文姨娘と秦姨媽も挨拶に訪れます。文姨娘の息子である徐嗣諭は外向的な性格ですが、元娘の息子である諄哥は極度に内気で、徐令宜に近づくことを拒みます。
物語はここから始まる
十一娘と徐令宜の運命は、この先どのように交錯していくのでしょうか? 二人の恋の行方は、波乱に満ちています。
感想
第一話を見た感想は、とても面白かったです。ストーリーが展開が早く、次がどうなるのか気になりました。
特に印象に残ったシーンは、徐令宜が十一娘を水から救い出すシーンです。徐令宜の勇敢さと十一娘の必死さが伝わってきて、とても感動しました。
また、十一娘と徐令宜の出会いは運命的なものを感じました。二人は困難に直面するでしょうが、お互いを助け合い、愛を育んでいくのではないかと思います。
これから二人がどのような困難に直面し、どのように成長していくのか楽しみです。
つづく
姜家との縁組の理由
『恋心は玉の如き』の物語では、姜家は清流の出身で、朝廷でも影響力を持っています。元娘は息子の諄哥の将来を考え、姜家との縁組を望んでいます。