恋心は玉の如き 第11話 あらすじ/ネタバレ
徐太夫人は十一娘に西山別院への一時的な移住を提案し、十一娘はためらいなく承諾しました。徐太夫人は彼女の決断に安堵しました。十一娘は西山別院へ向けて出発し、陶妈妈は彼女を追いかけてきました。陶妈妈は十一娘の軽率な行動を責めましたが、十一娘は気にする様子もなく、陶妈妈に諄哥の面倒を頼みました。
西山別院での生活は裕福とは言い難く、月末の金銭は常に不足していました。十一娘は屏風を作る口実で倉庫を訪れ、手がかりを探そうとしました。琥珀は手伝いたいと申し出ましたが、冬青は彼女を信用していませんでした。しかし、十一娘は琥珀を信じ、自分の計画を伝え、協力を依頼しました。
一方、喬蓮房は陶妈妈に隠れて諄哥を連れて子犬と遊ばせ、諄哥は病気になってしまいました。太夫人は諄哥の面倒を見ていなかった陶妈妈を責め、諄哥を蓮房に預けました。しかし、蓮房は諄哥のことを気にかけておらず、薬を飲まない諄哥を見て、無理やり薬を飲ませるように婢女に指示しました。陶妈妈は諄哥を心配していましたが、側にいることができなかったため、十一娘が勝手に別院に行ったことが原因で諄哥が苦しんでいると責めました。
十一娘は倉庫で証拠とよく似た布を見つけ、簡师傅にその布の由来を調べてもらおうとしました。しかし、仙綾閣を出ると、十一娘の周りの護衛の姿が消えていました。十一娘は琥珀に護衛を探させ、冬青と一緒にその場で待つことにしました。すると、一人の老婆が転倒したふりをして十一娘たちを騙し、薬で眠らせてしまいました。琥珀は護衛と十一娘が見つからず、簡师傅に助けを求めました。簡师傅は状況がおかしいことに気づき、十一娘が何者かに狙われているのではないかと考えました。護衛が戻ってくると、琥珀は簡师傅の指示に従い、十一娘が用事があって羅家に戻ったと嘘をつき、とりあえず事態を収拾しました。
実際には、十一娘の失踪は喬蓮房の仕業でした。喬蓮房は十一娘を外で夜を過ごさせ、彼女の評判を落とそうとしていました。琥珀はそれを知り、羅家に戻って羅大夫人に報告しました。羅大夫人は十一娘の行動に失望しましたが、当面の課題は彼女を見つけることでした。羅家は一日中十一娘を探しましたが、見つかりませんでした。嫡長子である羅振興は官に捜索を依頼しようとしましたが、羅大夫人は強く反対しました。簡师傅はもう一度探して、翌日も見つからなければ官に捜索を依頼すればいいと提案しました。
翌日、徐令宜は徐家に帰ると、十一娘が西山別院に引っ越したことを知り、激怒しました。徐令宜は別院に迎えに行く準備をしましたが、蓮房は十一娘が住み慣れず、すでに羅家に戻ったと嘘をつき、一緒に羅家に行って迎えに行きたいと申し出ました。徐令宜は深く考えずに承諾しました。しかし、喬蓮房は密かに婢女に劉妈妈に官に捜索を依頼して十一娘を救うように指示し、十一娘の評判を落とそうと企んでいました。羅家では、徐令宜と喬蓮房は十一娘に会おうとしましたが、羅大夫人と羅老爷はそれを阻止しようとしました。彼らは時間を稼ごうとしましたが、徐令宜は十一娘を見つけることに固執しました。彼は手下である臨波に捜索を命じました。その頃、十一娘と冬青は柴房で目を覚まし、自分が縛られていることに気づき、何者かに騙されたことを悟りました。
第11話の感想
第11話は、十一娘と徐令宜の夫婦関係に大きな波紋を起こす重要なエピソードでした。徐太夫人の提案で西山別院に移住した十一娘は、そこで様々な困難に直面します。
まず、生活費が不足し、十一娘は証拠を探すために倉庫を訪れます。そこで琥珀と冬青の信頼関係が描かれ、十一娘の成長を感じさせるシーンでした。
一方、徐家では諄哥が病気になり、陶妈妈と喬蓮房の対立が深まります。喬蓮房は諄哥のことを気にかけておらず、陶妈妈は十一娘の行動を責めます。このシーンは、それぞれの女性の立場と心情を浮き彫りにしています。
さらに、十一娘は喬蓮房の策略によって失踪し、羅家と徐家の関係が悪化します。徐令宜は十一娘を救うために奔走し、羅家も十一娘の捜索に協力します。このシーンは、事件の緊張感と登場人物たちの葛藤を表現しています。
第11話は、十一娘と徐令宜の夫婦関係、徐家と羅家の関係、そして十一娘と喬蓮房の対立という3つの重要な要素が絡み合ったエピソードでした。次回の展開が気になるところです。
つづく