恋心は玉の如き 第12話 あらすじ/ネタバレ
喬蓮房の策略と十一娘の機転
喬蓮房は侍女に命じて護衛から情報を得ようと画策。十一娘が羅府を出ていないことを知り、徐令宜に十一娘の行方を問い詰めさせる。しかし、その直後に十一娘は羅府に戻り、危機を巧みに回避する。
羅府を出る前に、羅大夫人と十一娘は密かに話し合う。十一娘は、冬青と共に誘拐されたが、簡師傅と羅振興が彼女の持つ特別な玫瑰の香水の匂いを頼りに彼女を見つけ出し、無事に脱出したと説明する。そして、臨波が街で彼女を探していることを知っていたため、臨波に街で発見されるように仕向けたことを明かす。羅大夫人は、清白に関わることなので、この件は外部に漏らさないようにと十一娘に忠告し、喬蓮房に注意するよう促す。
徐令宜の決断と太夫人の苦悩
十一娘は徐令宜と馬車で羅府に戻る。徐令宜は、所謂相冲の説を全く信じておらず、太夫人の反対を押し切って十一娘を連れ戻す。十一娘は驚きつつも、護衛の不審な点について徐令宜に婉曲に伝える。徐令宜は聡明な人物であり、改めて護衛について調査することを決意する。
徐令宜は十一娘のために、丹陽と五爺を後花園の荷南院に移住させることを決める。これは、彼らが十一娘と衝突するのを避けるためである。徐太夫人は不満げではあるものの、最終的には同意する。彼女は、十一娘を西山別院にしばらく住まわせることは理にかなっていないことを理解しているが、徐家の跡継ぎのことを考えてのことである。十一娘は徐太夫人を責めることなく、その寛大さと礼儀正しさに徐太夫人は満足する。
喬蓮房の失策と十一娘の反撃
ある日、徐令宜は喬蓮房の部屋を訪れ、上質な血燕と人参を十一娘の名義で丹陽に贈るように命じる。喬蓮房は不承不承ながらも従う。徐令宜は会話の中で、喬蓮房が西山別院の護衛の職務怠慢に責任があるとほのめかし、劉媽媽を厳罰に処すよう要求する。このことが十一娘の耳に届くと、彼女は徐令宜の円滑さと決断力に感心する。
喬蓮房は月銀を届けるために西跨院を訪れるが、十一娘が中饋を掌握していないことをわざと皮肉る。しかし、十一娘は巧みに反撃し、喬蓮房は言い負かされてしまう。喬蓮房が去った後、文姨娘が十一娘を訪ねてくる。冬青と琥珀が二十両の銀子で喜ばない様子を見て、心の底から十一娘を見下していることを知る。
諄哥の病気と十一娘の献身
諄哥の病状が悪化し、十一娘は進んで見舞いに行き、看病したいと申し出る。しかし、喬蓮房は十一娘に諄哥の看病を許さない。諄哥が泣き止まない時、十一娘は余杭で使用した止痒薬膏を思い出し、諄哥に使おうとする。喬蓮房と徐太夫人は、薬の出自が不明で信用できないと考えているが、徐令宜は十一娘を信頼し、一緒に諄哥に薬を塗る。薬の効果は顕著で、諄哥はすぐに静かになり、眠りにつく。徐令宜は、十一娘に諄哥の看病を任せることを決意する。
十一娘の献身的な看病により、諄哥の病状は徐々に回復していく。ある日、徐令宜が見舞いに行くと、諄哥が彼を避けていることに気づく。十一娘は諄哥を部屋に連れ戻し、寝かしつける。その時、諭哥が弟を見舞いに来るが、文姨娘は慌てて彼を連れ去ってしまう。十一娘は、二人が兄弟でありながら、嫡庶の別のために親しくすることができないことを知る。文姨娘は、諭哥に諄哥とあまり接触しないように、特に諄哥が病気の時は近づかないようにと常に言い聞かせている。
その後、十一娘は諄哥を連れて太夫人に会いに行くが、太夫人は不在だった。諄哥は糖糕を食べたいと駄々をこねるが、十一娘は彼の身体のことを考えて食べさせない。すると、喬蓮房がわざと諄哥に糖糕を与え、諄哥に自分のことを覚えておくように言う。太夫人が戻ってきて事情を聞くと、十一娘を厳しすぎると叱責する。しかし、十一娘が自分の考えを説明すると、太夫人は自分が十一娘を誤解していたことに気づく。さらに喜ばしいことに、十一娘は諄哥に糖糕を諦めさせるだけでなく、進んで徐令宜に糕点を与えるようにさせたことで、徐令宜は驚きと喜びを感じるのだった。
諄哥の再発と羅大夫人の怒り
しかし、喜びも束の間、諄哥の病状は再び悪化してしまう。太医の診察の結果、再び外邪に感染したことが判明する。羅大夫人はこの知らせを聞いて心を痛め、十一娘を責め立てる。陶媽媽はさらに油を注ぎ、羅大夫人の怒りを増幅させる。
第12話の感想
十一娘の機転と献身
十一娘は、喬蓮房の策略を巧みに回避し、徐令宜の信頼を得ていきます。また、諄哥の病状を献身的に看病し、彼の心を癒していく姿が印象的でした。
徐令宜の決断力と愛情
徐令宜は、十一娘を守るために様々な決断を下していきます。また、十一娘の献身的な姿を見て、彼女への愛情を深めていく様子が描かれました。
喬蓮房の策略と失策
喬蓮房は、十一娘を陥れるために様々な策略を巡らせますが、ことごとく失敗に終わります。彼女の焦りと失策が描かれ、視聴者の同情を誘います。
太夫人の苦悩と誤解
太夫人は、徐家の跡継ぎのことを考えて、十一娘を西山別院にしばらく住まわせることを決意します。しかし、十一娘の献身的な姿を見て、自分の誤解に気づく様子が描かれました。
羅大夫人の怒りと誤解
羅大夫人は、諄哥の病状が悪化したことを聞いて、十一娘を責め立てます。しかし、十一娘の献身的な姿を見て、自分の誤解に気づく様子が描かれました。
つづく