恋心は玉の如き 第14話 あらすじ/ネタバレ

諄哥の危機を乗り越えた徐令宜だったが、今度は府内の問題に頭を悩ませる。劉媽媽が去り、病気の犬がやって来た。重要な証人である劉媽媽を探すため、徐令宜は臨波に命じる。臨波は十一娘の苦労を訴え、徐令宜が感謝すべきは十一娘だと主張する。

一方、十一娘は喬蓮房の仕打ちに耐えかね、これ以上譲歩しないと決意する。喬蓮房に諄哥の世話はさせないと徐令宜に強く訴える。徐令宜は十一娘に諄哥の世話をするよう命じ、徐太夫人は渋々承諾する。喬蓮房は何も得られず、徐令宜が十一娘を信頼していることに危機感を抱く。

徐令宜は照影に錦羽扇を届けさせ、十一娘に感謝の意を表す。錦羽扇は貴重品であり、徐令宜の手作りである。照影は十一娘に礼を返すよう促すが、十一娘は照影の意図を理解せず、冬青に銀子を打賞するだけだった。

五娘は十一娘に店を出す相談を持ち掛ける。十一娘は五娘が金欠であること、徐家の看板を利用したいと考えていることを察する。慎重に検討する必要があると答え、すぐに返事をしなかった。その後、十一娘は五娘の店のために義姉に相談し、二人はそれぞれ50両ずつ出して五娘を助けることにする。一方、二娘は再び王煜の暴力に遭う。王煜の母は数点のアクセサリーを慰めとして二娘に渡し、早く子供を産むよう願う。

十一娘は諄哥と一緒に庭で羽根つきをする。隅で見ていた諭哥を誘うが、諭哥は逃げてしまう。徐令宜は羽根つきは女の子の遊びだと考え、諄哥にやらせたくないと思っている。十一娘は徐令宜の考えは間違っていると反論し、諄哥は体が弱いので運動する必要があると主張する。徐令宜も羽根つきの良さに気づき、十一娘が諄哥のために作ったものだと知る。

諄哥が十一娘のもとで幸せに暮らしていることを喜んだ徐令宜は、数日後に公務で京を離れることを告げる。また、十一娘が錦羽扇を受け取ったのに礼を言わなかったことを咎める。

街には多くの被災者が溢れている。太夫人は粥棚を設置することを決め、喬蓮房にその運営を任せる。これは喬蓮房が徐令宜の寵愛を得るための絶好の機会だと考える。

徐令宜が旅立つ前に、十一娘は彼のために靴を刺繍する。徐令宜は靴の刺繍が下手だと文句を言うが、すぐに試着する。十一娘はためらうことなく徐令宜の靴を履かせ、徐令宜は心から喜ぶ。

徐家はこれまで文家から絹を仕入れていたが、現在は張氏から仕入れている。張氏は喬家と親交がある。文少奶奶は文姨娘に何とかするよう頼む。文家がうまくいけば、文姨娘の生活も良くなるからだ。文姨娘は喬蓮房に厚い贈り物をして機嫌を取ろうとするが、喬蓮房はそれを受け取らず、張氏の絹を贈って文姨娘を嘲笑する。

第14話の感想

第14話は、徐令宜と十一娘の関係が大きく前進した回でした。

  • 徐令宜は、劉媽媽の件で十一娘の苦労を理解し、感謝の気持ちを表しました。また、諄哥の世話も十一娘に任せ、彼女への信頼を深めたように感じられます。
  • 十一娘は、喬蓮房の仕打ちに耐えかね、これ以上譲歩しないと決意しました。徐令宜に諄哥の世話はさせないと強く訴え、自分の意志を貫いたことは大きな成長です。
  • 徐令宜と十一娘の間に、夫婦としての絆が芽生えつつあるように感じられます。徐令宜が十一娘のために靴を刺繍したり、十一娘が徐令宜のために靴を履かせたりするシーンは、二人の愛情が深まっていることを示唆しています。

一方で、喬蓮房の策略は失敗に終わり、焦りを感じている様子が伺えました。また、文姨娘は喬蓮房に翻弄され、苦しい立場に追い込まれています。

つづく