恋心は玉の如き 第15話 あらすじ/ネタバレ
文姨娘は喬蓮房を取り入るために名画を買おうとするが、張媽媽が大量の米酢を買っていることに気づく。彼女は侍女に張媽媽の様子を探らせると、米蔵の米が全てカビていることが発覚する。米酢でカビは消えても毒性は消えず、徐家の安危に関わる事態だった。文姨娘は元娘の忠告を思い出し、侍女に十一娘にこのことを伝えるよう指示する。
侍女は陶媽媽に巧みに情報を伝え、陶媽媽はすぐに十一娘に報告する。事態の重大さを理解した十一娘は、自ら米蔵を確認することにする。実は、カビ米事件は喬蓮房の仕業ではなく、張媽媽が息子に財産を築かせるために企てたものだった。真相を知った喬蓮房は慌てて喬家に米を借りに向かい、十一娘が気づく前に米を入れ替えようと画策する。
十一娘は粥棚を訪れ、カビ米を確認しようと主張する。喬蓮房は阻止しようとするが、その強硬な態度によって十一娘はカビ米の疑いをさらに深める。米蔵に入ろうとしたその時、喬家から借りた米に問題が発生し、すぐに到着できないと報告が入る。喬蓮房は慌てふためくが、十一娘はカビ米を目の当たりにする。彼女は喬蓮房に問いただすが、喬蓮房は知らないと主張する。十一娘はとりあえず粥棚を閉鎖し、新米が届くまで粥の提供を停止すると同時に、被災者たちをなだめる。
その後、十一娘はカビ米の入手先を調べ、江氏米行と靖遠侯区家との関連を突き止める。彼女は区家の陰謀を疑うが、区家は一時的な平穏に過ぎないと意に介さない。琥珀は京師で米を入手できず、十一娘は彼女の捜索を続けるように指示する。同時に喬蓮房にも喬家から米を借りるよう頼むが、喬蓮房は米に問題が発生し、余分な米がないと告げる。十一娘は騙されていることを悟るが、米を調達する方法を模索するしかない。
区家は再び徐家を攻撃し、米に問題があるとしてその場で検査を要求する。十一娘は被災者たちをなだめるが、扇動者の煽りによって被災者たちは検査を強行する。しかし、米に問題はなく、徐家を誤解していたことが判明する。これは十一娘が事前に用意していた策略であり、彼女は自分の土地証と引き換えに十分な米を手に入れていた。区家は十一娘の対応に感心する一方で、彼女がいつまで持ちこたえられるのか考える。
十一娘も米のことで悩んでおり、琥珀が米を手に入れられないのではないかと心配していた。その時、京師に戻った林世顕は米を買っている琥珀と遭遇する。琥珀が被災者のために米を買っていることを知った林世顕は、密かに自分の身分を明かし、米行の掌櫃に定価で徐家に米を売るように指示する。
粥棚の米は底をつき、被災者たちは焦り始める。十一娘は彼らをなだめ、米が来るまで一緒に待つと約束する。しかし、米は一向に届かず、被災者たちは騒ぎ始め、中には米蔵に押し入って米を奪おうとする者も現れる。混乱の中、十一娘は突き倒され、被災者救済の看板が緩んで落下し、彼女に直撃しようとする。
第15話の感想
第15話は、徐家と区家の対立が激化し、十一娘の危機が描かれた緊迫感のある回でした。
文姨娘の行動
文姨娘は張媽媽の企みを知り、十一娘に情報を伝えることで徐家を救おうとしました。これは彼女の改心と成長を感じさせる行動でした。
喬蓮房の苦悩
喬蓮房は張媽媽の策略に巻き込まれ、窮地に立たされました。しかし、彼女は十一娘に助けを求めることで、徐家への信頼を示しました。
十一娘の決断
十一娘はカビ米の真相を突き止め、区家の陰謀を阻止するために奔走しました。彼女は自分の土地証を売ってまで米を調達するという決断力と行動力を示しました。
林世顕の登場
林世顕は京師に戻り、偶然琥珀と出会い、徐家に米を売るように手配しました。これは十一娘へのさりげない助けであり、彼の優しさと気遣いが感じられました。
被災者たちの反応
被災者たちは米のことで不安になり、騒動を起こしてしまいました。これは彼らの生活の不安定さを表しており、十一娘の苦労が伺えました。
今後の展開
十一娘は米を調達することができましたが、区家は今後も徐家を攻撃する可能性があります。十一娘はどのような方法で区家に対抗していくのか、今後の展開が気になります。
つづく