恋心は玉の如き 第20話 あらすじ/ネタバレ
徐大夫人は鳳卿の養育問題について尋ねます。徐令宜は当初十一娘に世話をさせようと考えていましたが、二夫人が突然現れ、鳳卿を養育したいと申し出ます。徐大夫人は二夫人がわだかまりを捨てたことに安堵し、喜びます。
喬蓮房と秦姨娘は、以前は鳳卿の養育を争っていましたが、今は二夫人が養育することになり、喬蓮房は秦姨娘を煽って、失望と悲しみを感じさせます。
徐令寬は十一娘に感謝の気持ちを表すため、丹陽が刺繍した香囊を見せます。十一娘は香囊に手がかりがないことに気づき、徐令寬に慈安寺の殺人事件について尋ねます。徐令寬は何も見ていませんでしたが、個人的に調べてくれると約束します。
鳳卿は正式に徐家の一員となり、二夫人の名前に記されます。その頃、十一娘は羅府から手紙を受け取り、羅大夫人が病床にあることを知って急いで様子を見に行きます。羅大夫人は鳳卿の件を褒め称えますが、早く徐令宜の寵愛を得て同衾するようにと十一娘に忠告します。十一娘は承諾した後、手紙を伝えたのが琥珀であることを知ります。琥珀は申し訳なく思いますが、姉を探すためには羅夫人の言うことを聞くしかありません。十一娘は琥珀を羅夫人の支配から解放しようとしますが、琥珀は拒否します。
ある日、徐令宜は西跨院を訪れ、十一娘の絵を鑑賞し、玉の簪をプレゼントします。徐令宜が十一娘に簪を挿そうとした時、諄哥の泣き声が二人の親密さを遮ります。十一娘は諄哥を溺愛し、徐令宜に新しい木刀を作らせます。父子関係が深まり、諄哥の性格も男らしくなります。
喬蓮房は徐太夫人に挨拶をしている時に、丹陽から皮肉を言われます。諄哥は徐令宜が作った新しい木刀を持って大広間に来て、徐太夫人に甘え、木刀は十一娘が徐令宜に作らせたものだと明かします。徐令宜は十一娘の言うことをよく聞くので、徐太夫人たちは驚きます。さらに驚くべきことに、徐令寬が諄哥に芝居を教えているところを徐令宜は咎めず、むしろ寛容な態度を示します。丹陽は徐令宜の変化が十一娘のせいだと気づき、十一娘をさらに称賛します。喬蓮房はますます不快になります。
徐令宜は十一娘に会いに西跨院に行かず、十一娘も気楽に過ごします。徐令宜は十一娘への感情が変化していることに気づき、悶々として不安になります。彼は徐家の重責を背負っていますが、臨波は自分の感情を受け入れるべきだと忠告します。
十一娘は羅大夫人を見舞うために羅府に頻繁に通い、徐令宜の注意を引きます。彼は十一娘の後を付けて、彼女が仙綾閣で刺繍娘に刺繍を教えていることを知ります。徐令宜は十一娘を連れ戻そうと思いましたが、彼女が被災者のために刺繍を教えていることを知り、密かに護衛を送ることにしました。喬蓮房は徐太夫人に十一娘が羅府に頻繁に通っていることを告げ口しますが、徐令宜が十一娘を庇うため、徐太夫人は何も言えなくなります。
第20話の感想
徐令宜と十一娘の関係
徐令宜は十一娘への感情が変化していることに気づき始め、戸惑いを感じています。彼は徐家の重責を背負っているため、自分の感情を素直に受け入れることができないでいます。一方で、十一娘は徐令宜の寵愛を得るために努力を続けています。
二夫人の変化
二夫人は鳳卿を養育することで、気持ちに変化が現れます。彼女は鳳卿を心から愛し、徐令宜との関係も改善されつつあります。この変化は、徐令宜と十一娘の関係にも影響を与えていくでしょう。
喬蓮房の策略
喬蓮房は十一娘を陥れるために様々な策略を巡らせています。彼女は秦姨娘を煽ったり、徐太夫人に十一娘の行動を告げ口したりと、陰湿な手段を用いています。しかし、彼女の策略は徐令宜に見抜かれ、失敗に終わります。
羅夫人の思惑
羅夫人は十一娘を利用して、徐家と羅家の関係を強化しようとしています。彼女は琥珀を人質に取って十一娘を操り、徐令宜の寵愛を得させようとしています。しかし、十一娘は羅夫人の思惑通りには動かず、自分の意志で行動しています。
物語の展開
第20話は、物語が大きく動き出す重要な回でした。徐令宜と十一娘の関係、二夫人の変化、喬蓮房の策略、羅夫人の思惑など、様々な要素が絡み合って物語が展開していきます。今後の展開が楽しみです。
つづく