恋心は玉の如き 第21話 あらすじ/ネタバレ
臨波は徐令宜に報告する。 霉米問題は軍に端を発し、区家と関係があることが判明した。徐令宜は激怒し、区家を弾劾する奏折を書く準備をする。
靖遠侯府では、靖遠侯が区励行を叱責する。 徐令宜が調査を始めれば、戸部に潜む駒である王子川を見捨てるしかないという。また、区彦行の動向を注意し、帰京したらすぐに報告するよう命じる。
落胆した区励行は部屋に戻る。 区夫人は、霉米問題に徐令宜と十一娘が介入していると知り、徐家夫人に直接会いに行くことを決意する。また、靖遠侯が庶子の区彦行を気にかけていることにも憤慨する。
徐令宜と十一娘は庭で出会う。 徐令宜は十一娘に霉米問題を伝え、外出時には護衛の万大顕をつけるよう指示する。二人が親密に話していると、喬蓮房が現れ、自分の生辰を祝うために部屋に来るよう誘う。徐令宜は乗り気ではなかったが、徐太夫人の「後院の人々を大切に扱うように」という言葉を思い出し、承諾する。
陶媽媽は羅大夫人に、十一娘が寵愛を受けていないことを報告する。 羅大夫人は、琥珀に徐令宜の心を掴むよう命じ、従わなければ行方不明の姉を見つけさせないと脅迫する。苦悩した琥珀は、十一娘になりすまして徐令宜にスープを届け、寵愛を求めるような態度を取る。徐令宜は激怒し、照影に琥珀を十一娘のもとへ連れて行くように命じる。しかし、十一娘は琥珀をかばう。自分がスープを頼んだと言い、琥珀に部屋に戻るよう指示する。その後、十一娘は琥珀の苦境を理解し、彼女を側に置くことを決意する。冬青と共に姉妹のように扱うと約束する。
3日後、中山侯夫人が各家の女眷を招いて宴会を開く。 徐太夫人は十一娘に準備をするよう命じ、徐家当主の妻として同行させる。宴会で十一娘は落ち着き払った態度で振る舞い、徐太夫人を安心させる。また、区少夫人に気を付けるよう忠告する。
区少夫人と二娘が十一娘に話しかけてくる。 二娘は区少夫人に媚びを売り、花草の話題を持ち出す。区少夫人は花草の名前を知らず、十一娘に質問する。十一娘は機転を利かせて、区少夫人と二娘を皮肉り、花草の名前を正確に答える。徐太夫人は十一娘の対応に満足し、区家を皮肉る言葉を投げかける。その際、十一娘は区少夫人の衣服の刺繍に鋭い視線を向ける。
第21話 感想
第21話では、徐令宜と十一娘の絆が深まり、区家の悪事が明らかになるなど、物語が大きく進展しました。以下、各ポイントについて感想を述べていきます。
徐令宜と十一娘の絆
徐令宜は十一娘を守るために、護衛をつけたり、区家との戦いに巻き込まないように気遣ったりと、様々な行動をとっています。また、十一娘も徐令宜を信頼し、彼の指示に従っています。二人の信頼関係が深まっていることが感じられ、今後の展開が楽しみです。
区家の悪事
区家は、霉米問題を利用して私腹を肥やそうとしていました。しかし、徐令宜によってその悪事が暴かれ、窮地に立たされています。区家がどのような反撃に出るのか、今後の展開が気になります。
十一娘の活躍
十一娘は、中山侯夫人の宴会で区少夫人と二娘をやり込めたり、区少夫人の衣服の刺繍に注目したりと、機転を利かせた行動を見せてくれました。彼女の賢さと勇気は、徐令宜を支える大きな力になるでしょう。
つづく