恋心は玉の如き 第24話 あらすじ/ネタバレ
十一娘と徐令宜は徐太夫人に挨拶に行く。諄哥は徐太夫人の前で、徐令宜が夜に十一娘を抱いて寝ていると告げ、一同を微笑ませる。しかし、喬蓮房だけは内心穏やかではなかった。
区家
区励行は区少夫人に海禁について話す。最近の朝廷の動きは明らかに徐令宜に有利な方向に進んでいる。区少夫人は励行に策を授ける。衛国公の義娘である蓮頌は国色天香の美女であり、徐令宜の連襟である王煜は色欲が強い。この2人を近づければ面白いことが起こるだろうと。
二娘は店を訪れ、折れた腕輪を無償で交換しようと試みる。しかし、掌柜はそれを拒否し、国公府の没落を嘲笑する。そこに区少夫人が現れ、二娘に腕輪を贈り、姉妹のように接することを提案する。二娘は単純な性格のため、喜んで腕輪を受け取る。一方、王煜は酒楼で蓮頌を見かけ、色欲を募らせる。しかし、蓮頌は芸を売るだけで身を売ることはなく、王煜の誘いを拒否して立ち去る。酔っ払った王煜は家に帰り、二娘の腕輪を見て、再び酔った勢いで腕輪を折ってしまう。百枝を得られない王煜は、再び酔った勢いで二娘を殴打する。
徐府
徐太夫人は喬蓮房から贈られた茶を淹れ、一同に振る舞う。十一娘は体調不良のため吐き気を催すが、妊娠を疑った一同は医師を呼ぶ。しかし、まだ日が浅いため医師は何も判断できず、十一娘は全てを理解していた。これは喬蓮房を誘い出すための芝居だった。かつて喬蓮房は諄哥を身ごもった元娘を許さず、今また十一娘を許そうとはしないだろうと。その後、十一娘の妊娠の知らせは侯府中に広がる。徐令宜は西跨院を訪れ、十一娘との間に何もないことを確認し、十一娘の真意を尋ねる。十一娘が本当に子供を欲しがっているなら、徐令宜は彼女の願いを叶えようとする。十一娘は徐令宜の申し出を断り、元娘のことは何も言わず、事後に謝罪することを決意する。
姨娘たち
各姨娘たちが十一娘に挨拶に来る。十一娘はわざと何氏医館の妙薬について話題を出し、薬を手に入れようとする。喬蓮房はそれを聞いて我慢できなくなり、薬に細工をする。実は、元娘の2人目の流産は喬蓮房の仕業であり、今回も十一娘を許すつもりはない。徐令宜の寵愛を独占するためには、十一娘を徐府から追い出す必要があると考える。
秦姨娘の院子
秦姨娘は十一娘に花を選ばせる。冬青が2鉢の夜来香を持って来る。その後、秦姨娘は喬蓮房を庭に招き、冬青が妊娠に最も悪い夜来香を2鉢選んだことを話す。喬蓮房は秦姨娘の言葉を聞いて、十一娘が元娘の事件を調べていることを知る。十一娘は全てを喬蓮房に見せ、元娘の死の真相を明らかにしようとしているのだ。喬蓮房は十一娘の計画をすべて見抜き、先手を打って十一娘を出し抜こうと決意する。
喬蓮房の計画
喬蓮房は喬夫人に協力を依頼し、十一娘の最近の行動を調べ、彼女の信用を落とす方法を模索する。そして、喬蓮房の偽の妊娠を暴露するつもりだ。その後、喬夫人は災民を装った人物を仙綾閣に送り込み、十一娘の名誉を傷つける。徐令寛は外で芝居を見ているうちに、区家と王家が最近親密になっていることを聞き、不審に思って急いで家に帰り、徐令宜に報告する。
第24話の感想
第24話は、緊張感とサスペンスに満ちた展開で、最後まで目が離せませんでした。特に印象に残ったポイントをいくつか挙げます。
十一娘の演技力
十一娘は、喬蓮房を誘い出すために、妊娠を装うという大胆な作戦を実行します。その演技力は素晴らしく、徐令宜や他の姨娘たちを完全に騙すことに成功しました。
喬蓮房の悪辣さ
喬蓮房は、元娘の流産や十一娘への嫌がらせなど、数々の悪事を働いています。彼女の悪辣さは、見ていて本当に腹立たしくなります。
秦姨娘の思惑
秦姨娘は、十一娘と喬蓮房の対立を巧みに利用して、自分の立場を有利にしようとします。彼女の思惑は複雑で、今後の展開が気になります。
徐令寛の活躍
徐令寛は、区家と王家の動きを察知し、徐令宜に報告します。彼の活躍によって、徐令宜は今後の対策を立てることができるでしょう。
今後の展開
十一娘の妊娠が偽物であることがバレるのか、喬蓮房の悪事が暴かれるのか、今後の展開が非常に楽しみです。
つづく