『恋心は玉の如き』第26話 あらすじ/ネタバレ

喬蓮房は自分の地位を固めるため、十一娘と徐令宜の不仲を利用して、徐令宜に離縁させようと企てます。まずは喬夫人の手を使って、十一娘が永平侯の名を騙って被災者を虐げているという噂を広めます。徐太夫人の圧力を受け、徐令宜は仕方なく離縁状を書きますが、これは喬蓮房の真の目的を暴くための偽装です。

離縁状が羅家に届けられると、喬蓮房は得意満面になり、自分の計画が成功したと喜びます。さらに、半月泮まで行って諄哥を挑発し、十一娘の悪口を言います。しかし、諄哥は十一娘をとても慕っており、彼女が戻ってくることを望んでいます。徐令宜は表面上諄哥に厳しく接していますが、実際には喬蓮房の影響を受けないように守っています。

喬蓮房は自分の策略が成功したと思い、ますます横暴になります。徐太夫人に正室に立ててもらおうとしますが、徐太夫人は妾室を正室に立てるのは規則違反だとして、喬蓮房が懐妊するまでは様子を見るように言います。喬蓮房は文姨娘と秦姨娘の会話にも敏感になっており、文姨娘が十一娘が喬蓮房に負けたと言ったのを聞いて、怒って文姨娘を平手打ちします。

その後、喬蓮房は明浄が行方不明になり、十一娘が羅夫人に田舎の別荘に送られたことを知り、明浄がそこにいるのではないかと疑い、繡橼を連れて別荘に向かい、明浄を殺そうとします。しかし、柱に縛られているのが明浄ではないことに気づいたときには、すでに遅すぎました。これは十一娘と徐令宜が仕掛けた罠であり、喬蓮房の真の姿を暴くのが目的でした。

喬蓮房の罪がすべて明らかになった後、徐太夫人は非常に失望します。徐令宜は喬蓮房に杖刑30回を命じ、農庄に送って髪を剃って出家させ、二度と京に戻ることを禁じます。喬蓮房は徐府を出るときも、まだ自分が徐令宜を愛しており、自分だけが彼の妻になる資格があると主張します。しかし、徐令宜は動じず、愛は一方通行ではなく、強要するものではないと告げます。

最終的に、十一娘は徐府に戻り、徐令宜の世話を受けます。彼女は徐太夫人に謝罪しますが、徐太夫人は彼女を責めません。逆に、十一娘に一套のアクセサリーを贈り、刺繡の指導を続けることを許可します。喬蓮房は農庄に残ることを選び、青灯を伴侶として余生を過ごします。

第26話の感想

第26話は、喬蓮房の悪事が暴かれ、徐令宜と十一娘の絆が深まる、とても見応えのある回でした。

  • 喬蓮房が離縁状を手に得意げに笑うシーン: 喬蓮房の悪辣さと傲慢さがよく表れており、見ていて腹立たしくなりました。
  • 徐令宜が諄哥を諭すシーン: 徐令宜の父親としての優しさと、喬蓮房の影響から諄哥を守ろうとする強い意志が感じられました。
  • 喬蓮房が罠にかかり、罪を暴かれるシーン: 喬蓮房が自滅していく様は痛快でした。十一娘と徐令宜の知略の勝利を感じました。

また、第26話では、徐太夫人の変化も見逃せません。最初は喬蓮房に騙されていましたが、最終的には喬蓮房の悪事を理解し、十一娘を受け入れました。

つづく