恋心は玉の如き 第33話 あらすじ/ネタバレ

楊姨娘の献身と羅夫人の策略

楊姨娘は二娘を支えるため、長年貯めた銀を密かに届けようとしたが、丫鬟が屋敷を出る前に羅大夫人に見つかってしまった。羅大夫人はこの銀は盗まれたものだと断言し、楊姨娘を懲らしめるため柴房に閉じ込めた。その後、羅大夫人は二娘に銀を届けたが、二娘の手に渡ることはなく、楊姨娘も病に倒れてしまった。羅大夫人は楊姨娘を見舞い、彼女が以前情報を漏らしたのは自分を刺激して病状を悪化させるためだったと悟った。二人は生涯争ってきたが、楊姨娘は羅大夫人に勝ったと感じた一方で、羅大夫人は何を得たのかわからなかった。

周顕の逮捕と区家の陰謀

徐令宜は王煜の死因を密かに調べていた。ある夜警の男が犯人の特徴を目撃したと主張したのを周顕が聞いてしまい、周顕は動揺して口封じのために男を殺害しようとした。しかし、男は何も見ていなかった。これは徐令宜が周顕をおびき出すための策略だった。周顕は逮捕され、区励行と区夫人は計画が失敗したことに驚いたが、周顕は忠実なため彼らを裏切るのではないかと考えていた。

十一娘は二娘を牢に連れて行き、区少夫人の策略をすべて話し、周顕が区家の人間であり、すべてのことは区少夫人が計画したことを明らかにした。二娘は最初は信じようとしなかったが、婢女の金蓮が証言したことで、区少夫人を誤解していたことを理解した。二娘は区少夫人に直接抗議しようとしたが、十一娘に止められた。十一娘は証拠がない限り区家には何もできないと告げた。十一娘の気遣いにもかかわらず、二娘は感謝しなかった。

二娘の反撃と区家の失墜

二娘は公正を求めるため、金蓮に羅振興に手紙を送り、自身は麻衣を着て区府の門前で騒ぎを起こし、区少夫人が夫を殺したと非難した。区少夫人は二娘を平手打ちしたが、その場面を羅振興とその同級生たちが目撃し、二娘を擁護して区少夫人を非難した。その後、羅振興は徐府を訪れ、二娘のために区家への報復をしたことを徐令宜と十一娘に伝えた。二人は区家を罪に問うことはできないものの、区家の評判を落とすことができたと考えた。

海禁の行方と十一娘の決意

衛国公は最近の出来事を通して、区家が私利のために海禁を主張していることを理解し、現在では海禁の開放が民意となっていることを認識した。衛国公は中立を保っていたが、海禁の開放を主張する意向を示した。しかし、最終的には皇帝の判断を仰ぐ必要がある。一方、林世顕も海禁の開放にはメリットしかないと考えており、区家が周家の支援を失った今、海禁にこだわる必要はないと主張した。靖遠侯は区家の商売について林世顕に明かさず、とりあえず引き下がってもらった。林世顕の謀士である木先生は、靖遠侯が林世顕を昇進させたいのであれば、何か情報を教えるべきだと考えた。

十一娘は仙綾閣に行く準備をしていたが、徐太夫人は彼女がいつも外に出歩くのはよくないと考えた。十一娘は承諾し、簡师傅の誕生日に観音図を贈呈して仙綾閣からの引退を申し出たが、簡师傅は許可しなかった。そのとき、林世顕が画眉を持参して訪れ、十一娘が仙綾閣を引退することを知り、自身も引退する意思を伝えた。そして、十一娘には刺繍を続けるよう説得した。十一娘は林世顕の気遣いを理解していたが、彼の申し出を断った。その晩、仙綾閣は簡师傅の誕生日を祝った。照影の説得を受けて、徐令宜は仙綾閣を訪れ、十一娘を家に連れ帰ろうとした。

第33話の感想

第33話は、ドラマが大きく動き出した回でした。特に印象に残ったポイントをいくつか挙げたいと思います。

  • 楊姨娘の献身: 楊姨娘は二娘を助けるために、長年貯めた銀を密かに渡そうとしました。しかし、羅大夫人に見つかってしまい、柴房に閉じ込められてしまいました。羅大夫人と楊姨娘の確執は、このドラマの大きな見どころの一つです。楊姨娘の献身は、彼女が二娘を本当に大切に思っていることを示しています。
  • 周顕の逮捕: 周顕は王煜を殺害した犯人として逮捕されました。徐令宜の策略により、周顕は自分の罪を認めたのです。周顕の逮捕は、区家の陰謀を暴く大きな一歩となりました。
  • 二娘の反撃: 二娘は区少夫人の策略により、夫を亡くしました。彼女は区少夫人に直接抗議するために、区府の門前で騒ぎを起こしました。二娘の勇気ある行動は、視聴者の共感を呼びました。
  • 海禁の行方: 衛国公は海禁の開放を主張する意向を示しました。しかし、最終的には皇帝の判断を仰ぐ必要があります。海禁の行方は、今後のドラマの展開に大きな影響を与えるでしょう。
  • 十一娘の決意: 十一娘は仙綾閣からの引退を申し出ました。しかし、簡师傅は彼女の申し出を許可しませんでした。十一娘は刺繍を続ける決意をしたのです。十一娘の今後の活躍が楽しみです。

つづく