恋心は玉の如き 第38話 あらすじ/ネタバレ

文姨娘の処遇

文姨娘は農庄に送られ、文夫人が急いで駆けつけます。文夫人は文姨娘に事件の責任を一人で負うように要求し、徐家に文家と区家の関係が知られるのを絶対に防ごうとします。徐家に知られれば、諭哥の将来に影響が出るからです。

仙绫閣の評判

仙绫閣は刺繍のことで評判となり、十一娘は林世顕に会えない日が続いているため、刺繍のことで靖遠侯から叱責を受けているのではないかと心配します。そこで琥珀に区府へ様子を探らせます。

琥珀と林世顕の再会

区府に来た琥珀は、怪我をした林世顕を見て涙を流します。林世顕は琥珀の気持ちを知っていますが、すでに想いを寄せる人がいると告げます。そのとき、区励行が部下を連れて乱入し、林世顕は琥珀に隠れるように指示します。区励行は林世顕に暴力を振るい、無理やり薬を塗ります。琥珀は服を脱いで背中を見せますが、区励行は林世顕が重傷を負っているにもかかわらず風流なことをしていると勘違いし、皮肉を言って立ち去ります。その後、琥珀は服を整え、自分の身分はわかっていても、愛する人が平安で幸せであることを願います。

徐令宜の行動

靖遠侯は海賊の頭目である王久保の妻と子供を捕らえ、徐令宜は王久保を懐柔するために南京へ行き、彼らを救出します。そして、海禁を開放することを提案します。しかし、王久保は懐疑的で、朝廷が実際に海禁を開放してから詳しく話をするように要求します。

茂国公府の騒動

茂国公府では、二娘は養子が実の母親に家財を盗んで渡していることを発見し、怒って家規に従って処罰しようと考えます。金蓮は二娘に世子の願いを叶えるように説得し、そうしないと後で苦労することになると言います。二娘は金蓮の提案を受け入れ、金蓮が十一娘と交流していることを知ります。金蓮を追い出そうと考えますが、金蓮は涙ながらに去らないでほしいと懇願します。二娘は心軟になり、この件はなかったことにします。

区励行の企み

区励行は秦姨娘と会い、秦姨娘が自分の情報提供者であることを明らかにします。区励行は秦姨娘に徐令宜と十一娘の仲違いを画策し、林世顕と十一娘の関係を利用して問題を起こすように要求します。

徐令宜と十一娘の再会

公務を終えて帰宅した徐令宜は、十一娘が自分を恋しがっているのを見て、二人は固く抱き合います。翌日、臨波は冬青に傷跡を消す薬を届け、二人の関係について考えてほしいと頼みます。冬青は承諾しませんが、心の中では喜び、臨波のために帯を刺繍することにします。琥珀は冬青が徐令宜に気があると思い込み、本分をわきまえるように忠告します。

秦姨娘の策略

琥珀のハンカチが庭に落ちていて、秦姨娘が見つけます。秦姨娘はハンカチの蓮の花を見て、これが琥珀の姉が遺したものであることを知ります。秦姨娘の手元にも似たようなハンカチがあり、それは元娘の侍女碧玉が遺したものです。秦姨娘は琥珀を利用して、自分と碧玉のために復讐することを決意します。

秦姨娘の企み

秦姨娘は二夫人の部屋を訪れ、二夫人が墨竹を描いているのを見て、仙绫閣の林画師のことを話題にします。そして、林世顕に絵を描いてもらうように二夫人を勧めます。二夫人は十一娘に代わってもらいたいと考えますが、秦姨娘は屋敷が忙しいことを理由に、二夫人自身が絵を依頼するように説得します。

第38話の感想

文姨娘の処遇

文姨娘が農庄に送られたのは、徐家と区家の関係を隠すためという、切迫した事情があることがわかりました。文夫人の必死の説得に胸を打たれます。

仙绫閣の評判

仙绫閣の刺繍が評判となり、十一娘の才能が認められつつあることが伺えます。しかし、林世顕との関係が気にかかり、今後の展開が気になります。

琥珀と林世顕の再会

怪我をした林世顕を前に、琥珀の涙が印象的でした。林世顕の想いを寄せる人がいるという告白は、琥珀にとって辛いものだったでしょう。

徐令宜の行動

海賊の頭目である王久保を懐柔するために南京へ赴き、海禁を開放することを提案する徐令宜の行動は、彼の胆力と先見の明を感じさせます。

茂国公府の騒動

養子の盗みを知った二娘の怒りは理解できますが、金蓮の説得により心軟になる様子は、彼女の優しさを示しています。

区励行の企み

区励行が秦姨娘を利用して徐令宜と十一娘の仲違いを画策しているのは、悪辣な策略です。今後の展開が不穏な空気を漂わせています。

徐令宜と十一娘の再会

公務を終えて帰宅した徐令宜と、彼を恋しがっていた十一娘の再会は、温かいシーンでした。二人の絆の強さを感じます。

秦姨娘の策略

琥珀のハンカチから、秦姨娘と碧玉の復讐計画が明らかになりました。秦姨娘の執念深さは恐ろしく、今後の展開が気になります。

二夫人の行動

秦姨娘の勧めに従って林世顕に絵を依頼する二夫人は、やや軽率な印象を受けます。今後の展開が気になります。

つづく