恋心は玉の如き 第4話 あらすじ/ネタバレ

姜夫人の突然の決断

姜夫人は突然心変わりをして、十一娘を妻に迎えたいと申し出ます。しかし、王家はこの申し出に強く反対します。元娘はこの知らせを聞き、息子の諄哥の婚事が最優先であると悟ります。そこで、十一娘を王家に嫁がせることで、諄哥が姜家と縁を結べるようにしようと決意します。そして、羅二娘を自分の後妻に迎えることにします。

呂姨媽の嘆願

十一娘の幸せを願う呂姨媽は、羅老爷に会い、王煜との婚約を破棄してほしいと懇願します。涙ながらに訴える呂姨媽でしたが、羅老爷は自分だけでは決められず、羅夫人と相談するしかありませんでした。

羅夫人の強硬な態度

羅夫人は、十一娘が茂国公府に嫁ぐことは彼女の幸せであり、十一娘も喜んで王煜に嫁ぐべきだと主張し、婚約破棄を頑なに拒否します。

十一娘の秘密

羅夫人は仙綾閣から十一娘の刺繍作品を持ち出し、なぜ無断で売却したのかと問い詰めます。十一娘は簡师傅と親しい仲であるため、彼女を証人として呼び寄せようとします。しかし、呂姨媽と侍女冬青は十一娘が罰せられることを心配し、自分たちが売ったと主張します。羅夫人は2人を軽く罰した後、十一娘に二度と勝手な行動をとらないように警告します。

十一娘の決意

呂姨媽は十一娘が王煜に嫁ぐ運命を受け入れることができず、王家に十一娘が咳の病気を患っていることを伝え、婚約を破棄しようとします。しかし、それは羅夫人を怒らせることになり、十一娘は逃亡を計画します。呂姨媽は危険だと感じながらも、王煜に嫁ぐよりはマシだと考え、十一娘の決意を支持します。2人は来月初めに一緒に余杭に逃げ帰る計画を立てます。

喬蓮房の嫁入り

喬蓮房はついに徐令宜の妾として嫁ぐことになりました。喬夫人は娘を心配しますが、喬蓮房の決意は固く、嫁がせるしかありませんでした。喬家はこれで諦めるつもりはなく、喬家と徐夫人の力を借りて、喬蓮房をいずれ正室の座に就かせようと企みます。

喬蓮房の屈辱

希望に満ちて徐家に嫁いだ喬蓮房でしたが、嫁入り当日は大雨に見舞われ、八台の大轎や唢呐の祝賀もなく、ただ嫁入り道具を運ぶ侍女と小さな轎だけが側門から入ってきました。さらに、陶媽媽はわざと喬蓮房を困らせ、屋敷の外で轎から降ろして歩かせます。喬蓮房は屈辱に耐え、泥濘の中を歩いて徐家に入りました。

徐令宜の冷淡な対応

徐令宜は喬蓮房を娶ることに興味がなく、妾を迎えた日も部屋に入ろうとしませんでしたが、徐夫人の要求には逆らえず、仕方なく喬蓮房のもとを訪れます。喬蓮房は徐令宜の好みを知っており、彼を引き留めようとしますが、徐令宜はきっぱりと拒否します。彼は自分が喬蓮房にとって良い夫ではないことを理解しており、ただ衣食住を保証するだけだと告げます。

喬蓮房の孤独

喬蓮房が一人ぼっちで部屋に閉じ込められているという噂はすぐに屋敷中に広まり、徐夫人は激怒して噂話をしていた侍女を厳しく叱責します。徐夫人は他の妾とは違い、喬蓮房を同席させて食事をさせ、皆に喬蓮房を自分の娘のように扱うと宣言します。しかし、この知らせを聞いた元娘は気にも留めず、喬蓮房はただの妾であり、大したことはないだろうと考えます。

元娘の嫌がらせ

喬蓮房は元娘に挨拶するために茶を淹れていきますが、元娘は喬蓮房に下馬威を与え、跪いて茶を淹れさせながらも茶を受け取りません。

第4話の感想

第4話は、登場人物たちの思惑が交錯し、物語が大きく動き出す重要な回でした。特に印象に残ったポイントは以下です。

  • 十一娘と王煜の婚約 羅夫人が突然十一娘を姜夫人に嫁がせようとしたことで、十一娘と王煜の婚約が破棄される危機に陥りました。しかし、呂姨媽の尽力により、十一娘は王家に嫁ぐことになりました。

  • 十一娘の逃亡計画 十一娘は王煜に嫁ぐことを拒否し、呂姨媽と共に逃亡を計画します。この計画は危険を伴いますが、十一娘の幸せを願う呂姨媽は彼女の決意を支持します。

  • 喬蓮房の嫁入り 喬蓮房はついに徐令宜の妾として嫁ぎますが、嫁入り当日は大雨に見舞われ、屈辱的な扱いを受けます。さらに、徐令宜は喬蓮房に冷たい態度を取り、彼女は孤独な生活を強いられます。

  • 元娘の嫌がらせ 元娘は喬蓮房をただの妾と見下し、彼女に嫌がらせをします。喬蓮房は元娘の嫌がらせに耐え忍びますが、彼女の心は傷ついています。

第4話は、登場人物たちの様々な思惑が交錯し、物語が大きく動き出す重要な回でした。特に、十一娘と王煜の婚約破棄と逃亡計画、喬蓮房の屈辱的な嫁入りと元娘の嫌がらせが印象に残りました。今後の展開がますます楽しみです。

つづく