『恋心は玉の如き』第44話 あらすじ/ネタバレ

林世显の衝撃

林世显は靖遠侯の書斎に忍び込み、伯父の書簡を発見します。そこには、靖遠侯がすべての陰謀を企てていたことが記されていました。靖遠侯は林世显に、伯父の福建の勢力を利用して軍務を掌握し、海賊と結託して密貿易を行っていることを明かします。

靖遠侯は、区家が徐家と敵対しているのは、徐家が海禁の開放を主張し、それが区家の利益を損ない、家族の存亡を危うくするからだと言います。そして、林世显に自分の立場を認識し、区家のために尽くすように、十一娘の側に立つのではなく、と迫ります。

十一娘の危機

簡师傅の怪我は重く、徐令宜が密かに薬を送っても、容態は好転しません。十一娘は林世显に会いたいと指名し、靖遠侯は面会を許可します。牢獄の中で、十一娘は林世显に、すべての証拠が自分を指しており、この事件を覆すのは難しいこと、徐令宜も連座する可能性があると告げます。そして、林世显に助けを求め、林世显はそれを承諾します。

法廷での攻防

三法司が事件の審理を行います。尚書大人が十一娘に徐令宜との関係を問いますが、十一娘は徐令宜は無関係だと主張します。しかし、靖遠侯は事前に準備しており、張繡娘に嘘をつかせ、十一娘を指認させます。陳閣老は徐令宜に弁明の機会を与えるよう求めますが、徐令宜は十一娘と共に罪を負うことを選択します。

その時、林世显が仙綾閣の帳簿と離縁状を提出します。それらは徐家が事件に関与していないことを証明するものでした。陳閣老は徐令宜の無罪を宣言しますが、十一娘は死罪を免れず、聖上の裁定を待つことになります。

徐令宜の決意

徐令宜は牢獄で十一娘と再会し、二人は抱き合って泣きます。十一娘は徐令宜と結婚したことを後悔していません。自分が罪を認めたのは、徐令宜と徐家を守るためでした。徐令宜は希望を諦めず、十一娘を救うと約束します。

徐老夫人は十一娘が徐家のために尽くしたことを知り、深い罪悪感を感じます。斬首まであと3日、徐令宜は聖上への情状酌量を求めるために出立することを決意します。徐老夫人も同行し、陳閣老は徐令宜のために情状を述べ、聖上は刑の執行を1ヶ月延期することを許可します。

徐令宜の最後の戦い

徐令宜は王久保に会いに行きます。王久保は臨終間際に重要な罪状を徐令宜に託します。しかし、黒衣の刺客は罪状を見つけられず、徐令宜を全力で追跡します。福建巡撫は靖遠侯の人間であり、徐令宜が王久保と共謀していると偽りの報告を上げます。聖上は激怒し、徐令宜を指名手配し、十一娘の斬首を10日後に決定します。

徐家は外出禁止となりますが、二娘は危険を冒して牢獄で十一娘に会いに行きます。十一娘は二娘に羅振興を探し出し、徐令宜が自分を救うことができる証拠を持っていることを伝えるよう指示します。

果たして、徐令宜は十一娘を救うことができるのか?

第44話の感想

林世显の葛藤

林世显は、靖遠侯の真実を知り、大きなショックを受けます。彼は区家と徐家のどちらにつくべきか、葛藤を抱えていました。しかし、最終的には十一娘を救うことを決意します。林世显の成長と決意が描かれたシーンは、非常に感動的でした。

十一娘の決断

十一娘は、徐令宜と徐家を守るため、罪を認めるという苦渋の決断をします。彼女は自分の命を犠牲にしても、大切な人を守ろうとする強い意志を持っています。十一娘の自己犠牲精神は、見る人の心を打つものでした。

徐令宜の戦い

徐令宜は、十一娘を救うために最後の戦いに挑みます。彼は王久保から重要な罪状を託され、それを証拠として聖上に訴えようとします。しかし、靖遠侯の妨害により、徐令宜は窮地に追い込まれます。徐令宜がどのようにしてこの危機を乗り越えるのか、目が離せません。

今後の展開

第44話は、物語が大きく動き出す重要な回でした。徐令宜が十一娘を救うことができるのか、そして靖遠侯の陰謀が暴かれるのか、今後の展開が気になります。また、林世显と十一娘の関係にも注目です。

その他

第44話は、映像美と音楽も素晴らしかったです。牢獄のシーンや徐令宜が王久保に会いに行くシーンは、特に印象に残りました。また、十一娘と徐令宜の切ないシーンでは、美しい音楽が流れ、視聴者の心を揺さぶりました。

つづく