恋心は玉の如き 第8話 あらすじ/ネタバレ

蓮房は十一娘に会った後、徐太夫人は諄哥に十一娘を母と呼ぶように言います。しかし、諄哥は嫡庶の区別があるため少し抵抗があり、十一娘は辛抱強く彼をなだめ、香囊をプレゼントします。蓮房は十一娘に下馬威を与えようと、わざと諄哥の前で香囊を奪いますが、十一娘はただ微笑んで気にすることはありませんでした。

丹陽は聖上欽封の県主であり、以前の蓮房のことで十一娘に少し偏見を持っていました。さらに、十一娘は庶女であるため、あまり会いたがりませんでした。しかし、徐令寛の説得で、彼女はしぶしぶ大広間にやってきました。十一娘は丹陽のために衣裳を用意していましたが、丹陽はあまり感謝していませんでした。しかし、徐令寛は彼女に代わって十一娘にお礼を言いました。

喬蓮房は十一娘が屋敷に入ったばかりなのを見て、進んで家事の権限を譲りました。大広間では、侍女が御賜蜀錦を盗んだことが発覚し、十一娘は事情を聞いた後、侍女に杖責二十の罰を与えることにしました。しかし、喬蓮房は家風に従って侍女を売却すべきだと主張しました。最終的に、丹陽と他の人の嘆願により、侍女は庄子に配属されることになりました。その後、太夫人は蓮房に当面の間、家事を管理させ、十一娘は家風に慣れる必要があると決めました。

丹陽は蜀錦を数匹使って衣裳を作りたいと思っていましたが、それに合う扇面が見つかりませんでした。十一娘は女紅に精通しており、丹陽に刺繍のサンプルを提供すると申し出ました。丹陽は今日の出来事を通じて、十一娘に対する拒否感が少し薄れました。

徐令宜は屋敷に戻ると、諄哥が朝の練習ではなく遊んでいるのを見て厳しく叱責し、その場で馬歩の姿勢を取らせました。太夫人は諄哥を心配し、徐令宜が厳しすぎるとして彼を部屋に連れ戻しました。

十一娘は琥珀から徐府の状況を聞き、屋敷の3人の側室が寵愛を受けていないことを知り、少し驚きました。彼女は文姨娘と秦姨娘がどちらも徐令宜と長年関係を持っていることを知っていましたが、なぜ寵愛を受けていないのかは分かりませんでした。蓮房に関しては、彼女も寵愛を受けていないことに驚きました。しかし、彼女は今回屋敷に入った主な目的は真犯人を見つけることだと考えており、刺繍品を調べることもその一環だと考えていました。

徐令宜は海禁を開くことを決意し、現在の状況を分析しました。彼は胡大人の死を利用して衛国公に接触し、彼の支持を得るつもりでした。朝議を終えた後、徐令宜は西跨院を訪れ、十一娘に彼の着替えと入浴を手伝わせました。しかし、十一娘はこれらのことにあまり慣れておらず、また徐令宜から距離を置こうとしていたため、動作がぎこちなかったです。徐令宜は仕方なく自分で着替えました。入浴後、徐令宜は十一娘に湯加減を確かめるように言いましたが、十一娘は湯が熱すぎることを知りながら無視しました。結局、徐令宜は冬青に冷水を汲んで来させ、十一娘はぐずぐずとベッドに戻ろうとしませんでした。徐令宜が眠りについた後、ようやくベッドに戻りました。

第8話の感想

第8話は、十一娘と徐府の人々との関係が少しずつ変化していく様子が描かれていて、興味深い展開でした。

十一娘と諄哥の交流

十一娘は、嫡庶の区別を気にしている諄哥に辛抱強く接し、香囊をプレゼントすることで距離を縮めていました。このシーンは、十一娘の優しさと子供への理解が感じられる温かいシーンでした。

十一娘と丹陽の対立と和解

丹陽は、十一娘が庶女であることや蓮房の件で偏見を持っていましたが、徐令寛の説得や十一娘の誠意ある対応によって、徐々に心を開いていきました。このシーンは、二人の女性が互いを理解し、歩み寄る様子が描かれていて、好感の持てるシーンでした。

徐令宜と十一娘の夫婦関係

徐令宜は、十一娘に対して厳しく接したり、距離を置こうとする十一娘に戸惑う様子が見られました。しかし、最終的には十一娘の気持ちを理解し、歩み寄ろうとする姿勢が見られました。このシーンは、二人の夫婦関係がまだ発展途上であることを示唆しており、今後の展開が気になります。

つづく