長歌(ちょうか)行 第10話 あらすじ/ネタバレ
長歌(ちょうか)、朔州に到着
長歌(ちょうか)は朔州に到着します。そこは公孫刺史の清廉な政治によって平和な暮らしが営まれていました。長歌は、公孫刺史の賢さを知り、彼を味方につけて兵を起こそうと決意します。
阿詩勒隼(アシラ・シュン)、草原へ
一方、阿詩勒隼(アシラ・シュン)は草原に戻ります。可汗の命令により、朔州の戦は熊師が主導することになり、阿詩勒隼(アシラ・シュン)率いる鷹師は支援に回ることに。阿詩勒隼は土喀設の企みを察知しつつも、冷静に対応します。
公孫府での出会い
公孫府では、公孫刺史と秦老(しん・ろう)が阿詩勒部の襲撃に備えていました。しかし、公孫刺史の妻と娘が襲撃を受け、そこに長歌と阿竇が現れて助けます。この一件で、長歌と阿竇は公孫府に招かれ、公孫刺史と面会します。長歌は隋の将の末裔を名乗り、公孫刺史に仕官を願い出ます。公孫刺史は疑念を抱きつつも、公孫夫人の説得もあり、とりあえず2人を留めることにします。
公孫刺史の信頼を獲得
長歌と阿竇は、公孫府で民の暮らしを目の当たりにし、自分たちも役に立ちたいと考えます。公孫刺史が民生問題で悩んでいることを知った長歌は、解決策を提案し、公孫刺史の信頼を得ていきます。
阿詩勒部の対立
一方、阿詩勒部では鷹師と熊師の対立が続いていました。阿詩勒隼は衝突を避けるため、熊師に任せる一方で、密かに朔州に潜入して偵察を行います。
長安の動き
長安では、魏徵が幽州に向かう途中、李建成の旧部を解放します。杜如晦はこれに反対しますが、李世民は魏徵を咎めず、むしろ彼の行動を理解し、感謝します。李世民は乐嫣(れ・えん)の失踪を悲しみ、もう誰一人失いたくないと願います。
乐嫣(れ・えん)の危機
一方、乐嫣(れ・えん)は依然として危険な状況に置かれていました。蘇蘇は乐嫣の優しさにつけ込み、彼女を騙して自分だけ逃げ出してしまいます。海老は蘇蘇の脱走に気付き、彼女を捕らえます。乐嫣はそれを目の当たりにし、恐怖と絶望に陥ります。
公孫刺史の決断
公孫刺史は長歌と阿竇を信頼するようになりますが、秦老(しん・ろう)は依然として疑念を抱いています。彼は長安の情報をわざと漏らし、長歌を試します。長歌は夜中に秦老(しん・ろう)の書斎に忍び込み、戦いを挑みます。長歌は悪意がないこと、ただ庇護を求めているだけだと説明します。秦老は長歌が長安出身だと気づきますが、深追いはせず、公孫府に危害を加えないよう警告するだけです。
新たなスタート
最終的に、公孫刺史は長歌を主薄に、阿竇をその助手として正式に任命します。長歌は公孫刺史に感謝し、2人は公孫府の一員として朔州での新しい生活を始めます。
第10話の感想
第10話は、長歌と阿竇の新たな生活の始まりと、阿詩勒隼の新たな戦いの始まりを描いたエピソードでした。公孫刺史の賢さや民への思い、李世民の度量、乐嫣の危機など、見どころ満載の回でした。今後の展開が楽しみです。
つづく