長歌(ちょうか)行 第13話 あらすじ/ネタバレ

長歌(ちょうか)、公孫恒、阿史那隼の攻防戦

長歌(ちょうか)は民を想う公孫恒と共に城東へ赴き、敵と戦う。阿史那隼率いる鷹師の精鋭一万余りが襲来し、公孫恒は力及ばずとも毅然と応戦する。城門での激戦で公孫恒は負傷するが、長歌は城を守りたいと懇願し、公孫恒は退却して療養する。

穆金が援軍を連れて到着し、阿史那隼は彼に仮面を被って戦わせる。阿史那隼は遠くから長歌の姿を見、穆金は長歌を倒して敵の士気を挫こうとするが、阿史那隼はそれを阻止する。攻城戦が始まり、長歌は鷹師の馬が飢えていることに気づき、餌を投げて敵の陣形を乱す。両軍の矢が飛び交う中、阿史那隼は意図的に長歌を避け、長歌は矢に当たるものの命に別状はなかった。

長歌が倒れると、穆金は降伏を迫るが、長歌は立ち上がり兵士たちの士気を鼓舞する。阿史那隼は長歌を気遣い、陣営を張って休整を命じる。

長歌の脱出計画と阿史那隼の決断

長歌は目を覚ますと、阿竇に薬を交換させ、公孫恒に援軍を求める相談をする。

城外では、阿史那隼は長歌の無事を気遣うが、穆金は冷静になるよう促す。阿史那隼は代わりに土喀設を倒し、司馬健の陰謀を暴き、自害させて大汗に報告する。そして、攻城の指揮を執る。

代州が陥落し、乐嫣(れ・えん)は狼師の混乱に乗じて脱出する。郜都(こう・と)は長歌を殺そうとするが、秦老(しん・ろう)が長歌を救い、その正体不明ながら功績を認める。長歌は脱出と援軍を求める計画を立て、干上がった石渠を利用して、阿竇が代州へ向かうことを志願する。

阿竇は途中で代州が陥落したことを知り、引き返す途中、熊師に捕らえられる。阿竇は代州の状況を知っていることを理由に生き延びようと試み、陣営に連行される。乐嫣(れ・えん)は代州で穆金に助けられ、難を逃れる。

阿竇は手紙を持って㮶州に戻り、代州の状況を伝える。公孫恒は危険を承知の上で、阿竇に再び援軍を求めることを決意する。㮶州城内では、人々が生き残りをかけて必死に戦っていた。

第13話は、長歌と阿史那隼の攻防戦を中心に、緊迫感溢れる展開が続きました。公孫恒の負傷、長歌の奮闘、そして阿史那隼の複雑な心情が描かれ、見応えのある内容でした。

特に印象的だったのは、長歌が城を守ろうと奮戦するシーンです。負傷した公孫恒に代わって城門に立ち、敵を相手に果敢に戦う姿は、彼女の勇敢さと責任感を強く感じさせました。また、阿史那隼が長歌を気遣う様子も印象的でした。敵同士でありながらも、長歌への想いが垣間見えるシーンは、今後の展開を期待させるものでした。

一方で、代州の陥落や乐嫣(れ・えん)の危機など、暗い展開も続きました。乐嫣が狼師の混乱に乗じて脱出するシーンはハラハラさせられ、今後の彼女の運命が気になります。

つづく