長歌(ちょうか)行 第22話 あらすじ/ネタバレ

郜都(こう・と)は南下部隊に追いつくが、樂嫣の行方はわからず、失望する。叔玉は李世民に、弓を射たのは長歌(ちょうか)ではなく狼軍の若い将だと報告し、李世民は安堵する。長歌(ちょうか)は捕らえられ、草原へ連れ戻される。

大可汗は涉爾との謁見を拒否し、阿詩勒隼(アシラ・シュン)は3日後の庫里会大台で涉爾と決闘し、長歌を取り戻す決意をする。弥弥は長歌を心配し、阿詩勒隼(アシラ・シュン)と一緒に見舞いに行き、食べ物を届ける。

涉爾は長歌を的に縛り付け、阿詩勒隼(アシラ・シュン)が駆けつけて救出する。涉爾は挑発し、長歌を賭けにして、長歌の頭にリンゴを乗せて、弓の腕比べをする。最初の2回戦は阿詩勒隼が勝ち、涉爾は難易度を上げるために小さなリンゴに替える。阿詩勒隼は長歌を救うために急いで涉爾の矢を払い除けるが、涉爾はわざと長歌を狙い、阿詩勒隼は長歌を救うために矢を放ち、怒りに任せて涉爾を殴る。

大可汗は阿詩勒隼を呼び戻し、決闘が終わっていないので、長歌を連れて行くことは許さない。長歌は奴隷キャンプに連れ戻され、弥弥は涉爾と出会い、2人は旧知の仲であることがわかる。涉爾は弥弥が長歌を気にかけているのを見て、嫉妬心を抱く。

阿詩勒隼は長歌に3日間耐えるように言い、連れて行くことを約束する。長歌は羅義が捕らわれているのを見て驚き、彼の屈しない気概を知る。大可汗は羅義を降伏させようとするが失敗し、拷問を加える。

涉爾は弥弥が長歌を気にかけていることに嫉妬し、長歌の仕事を増やす。夜、長歌は羅義に会いに行く途中で、羅義の部下である十八に出会う。十八は長歌の目的を知り、彼女を解放する。羅義は長歌を試して、彼女が国と民のために戦っていることを知り、彼女の勇気を称賛し、永遠に大唐の民であることを表明する。長歌は薬を贈り、十八に先に逃げるように言い、羅義を救うことを約束する。長歌がキャンプを出た直後、兵士に捕らえられてしまう。

第22話感想

第22話は、緊迫感と感動が入り混じった、見応えのあるエピソードでした。

まず、阿詩勒隼と涉爾の決闘は、ハラハラドキドキさせられました。特に、涉爾が長歌を的に使ったシーンは、冷酷さと狡猾さを感じさせ、見ていて不快な気持ちになりました。しかし、阿詩勒隼が長歌を救うために矢を放ったシーンは、彼の勇気と愛情が伝わってきて、感動しました。

また、羅義の登場も印象的でした。彼は拷問を受けても屈せず、大唐への忠誠心を貫く姿は、まさに英雄そのものでした。長歌との会話も、お互いの信念を語り合う、熱いシーンでした。

一方で、弥弥の心情が複雑に描かれていたのも興味深かったです。彼女は長歌を気にかけているものの、涉爾への想いも捨てきれない様子が伝わってきました。今後、彼女がどのような選択をするのか、気になります。

つづく