長歌(ちょうか)行 第27話 あらすじ/ネタバレ
昏睡から目覚めた乐嫣(れ・えん)
乐嫣(れ・えん)は昏睡の中で何度も小五の名前を呼び続けていました。郜都(こう・と)の優しい呼びかけで目覚めた乐嫣(れ・えん)は、最初に小五の消息を尋ねます。郜都(こう・と)は重い口調で、小五は既に埋葬されたことを告げます。それを聞いた乐嫣(れ・えん)は涙が止まりません。小五の死を自分のせいだと責め、郜都(こう・と)と一緒に墓参りに行きたいと主張します。そんな乐嫣(れ・えん)を見て、郜都(こう・と)は複雑な感情を抱きます。彼女の自分に対する恐れを知り、彼女の苦労と成長を痛感します。彼は、かつて拾ったお守りを乐嫣に渡そうとしますが、乐嫣はそれを断り、郜都(こう・と)に渡します。忠実な護衛である郜都を守ってほしいと願って。
小五の墓参り
その後、乐嫣と郜都は小五の墓を訪れ、白米饭で供養します。乐嫣は涙を流しながら小五の代わりに食事をし、世の中に戦争がなくなり、人々が平和に暮らせるように祈ります。この経験によって、乐嫣は大きく変わりました。彼女は侍女の世話を受けずに、生活を自力で切り盛りし、かつてないほどのたくましさを見せます。
太子と乐嫣の再会
一方、郜都は聖上の密書を持って洛陽に急ぎ、偶然にも入浴後の乐嫣の姿を見てしまいます。手紙には、太子が洛陽に到着することが記されていました。乐嫣は时机を待つため、しばらく洛陽にとどまることにします。彼女は自分がかつてのお気楽な姫ではなく、民衆の苦しみをより深く理解し、郜都の冷たい外見の下に隠された優しさをより深く理解していることを知っています。
長歌(ちょうか)と阿詩勒隼(アシラ・シュン)の再会
長歌(ちょうか)は司徒(しと)と孫真人と一緒に流雲観に到着しました。ここは難民の避難所となっています。阿碧の案内で、長歌(ちょうか)は環境に慣れ、静室を住居に選びます。彼女は司徒(しと)の剣術を熱心に学び、越女剣の道とはかけ離れていることを知っていても、努力を怠りません。
十八は阿詩勒隼(アシラ・シュン)を秦老(しん・ろう)と緒風(しょ・ふう)に引き合わせます。旧怨のために緊張が走る中、阿詩勒隼(アシラ・シュン)は長歌(ちょうか)を探すためだけに来たことを明言します。秦老(しん・ろう)は彼の言葉を信じ、協力して長歌を捜すことを決意します。
太子と乐嫣の対峙
太子は洛陽に到着し、すぐに身分を明かそうとしますが、叔玉に止められます。飢えた難民に何もできない太子は、逆に囲まれてしまいます。乐嫣は公主として立ち上がり、民心を落ち着かせます。皓都(こうと)は扇動者を密かに捕まえ、2人で協力して騒動を鎮圧します。叔玉は乐嫣との再会を喜び、彼女を守ることを誓います。太子は責任を回避して病気を装いますが、乐嫣は道理を説いて、早く大人になるように諭します。
叔玉と皓都(こうと)の会話
叔玉は皓都(こうと)に乐嫣を連れ戻してくれたことに感謝し、執念に囚われてはいけないと忠告します。一方、長歌は観主の導きで徐々に立ち直り、現実を受け入れます。彼女はもう以前の生活には戻れないことを悟り、阿離と名を変え、流雲観に残り、医術で人々を救うことを決意します。こうして、彼女は新しい人生の章を始めます。
第27話の感想
第27話は、乐嫣と长歌の成長が印象的な回でした。乐嫣は小五の死を乗り越え、強くたくましい女性へと成長しました。また、郜都への信頼を深め、お互いに支え合う関係を築き始めています。
一方、长歌は流雲観で新しい生活を始め、医術を学びながら人々を救う道を歩み始めました。阿詩勒隼(アシラ・シュン)との再会も果たし、2人の関係にも変化が訪れそうです。
また、太子と乐嫣の対峙も興味深いものでした。太子は依然として未熟な部分が多く、責任を回避しようとする姿が描かれました。一方、乐嫣は公主としての自覚を持ち、民衆のために立ち上がる姿が印象的でした。
つづく