長歌(ちょうか)行 第3話 あらすじ/ネタバレ

杜如晦の追跡

栄恩寺での騒動で李長歌(りちょうか)の行方を警戒した杜如晦は、徹夜で捜索した末に彼女が糕点鋪に身を潜めていることを突き止める。突如其来的火事は一見事故のようであったが、実は李長歌(りちょうか)の逃亡を助けるものであり、彼女の痕跡を消し去ってしまった。房玄齡が適宜に現れ、杜如晦は彼が李長歌(りちょうか)を庇護する意図があることに気づき、手を引くことにした。李長歌(りちょうか)は火事が不自然であることを知っていたが、恩を着るつもりはなく、母の仇を討つことを誓った。道中、一人の物乞いが李長歌(りちょうか)を師とみなし、離れずに後を追った。

秦王の赦免

秦王は軍隊内の噂を鎮めるために、二王の残党を赦免し、混乱を収め、大唐を安定させようとした。阿詩勒隼(アシラ・シュン)は秦王のこの行動を深く尊敬し、また長安への旅が実現しなかったため、可汗の使命と阿詩勒涉爾の疑念を晴らすために、幽州への別の道を進むことにした。

房玄齡と杜如晦の意見の相違

乐嫣(れ・えん)は李長歌(ちょうか)の安否を気にかけて房玄齡に尋ねると、李長歌(ちょうか)が機転を利かせて逃げ出したものの、前途多難であることを告げられた。その後、房玄齡は杜如晦、秦王と共に国事について話し合い、杜如晦は赦免に反対し、房玄齡は魏徵を推薦した。二人の政治的見解は一致しなかった。

阿詩勒隼(アシラ・シュン)の出会い

杜如晦は城門を厳重に封鎖し、阿詩勒隼(アシラ・シュン)は出城を阻まれた。彼は偶然李長歌(ちょうか)と出会い、彼女の正体を知りながらも隠蔽を手伝い、出城の好機を逃してしまった。彼は別の策を考えざるを得なかった。

魏徵の協力

杜如晦は魏府を訪ねたが、魏徵は面会を拒否した。杜如晦は叔玉に話を持ち掛け、叔玉は時局を理解し、魚符を受け取り、新太子に帰順する意思を示し、父親を説得しようと試みた。叔玉は偶然李長歌(ちょうか)と出会い、彼女を宮殿に避難させようと誘うが、拒否された。李長歌は逆に彼の魚符を盗み、宮殿に潜入する計画を立てた。

李世民への刺客

李長歌は李世民の書斎に潜入し、復讐のために暗殺を試みた。ちょうどその時、杜如晦が太子玉璽と衣服を李世民に届けに来た。李世民は李長歌が隠れていることに気づき、姿を現すように促した。李長歌は刀を向けたが、李世民は彼女を逃がそうとした。しかし、李長歌は復讐を誓った。杜如晦が知らせを聞いて駆けつけ、李長歌を厳罰に処そうとしたが、李世民は彼女を庇い、軟禁するだけにとどめた。

杜如晦の密命

杜如晦は李長歌が危険因子になるのではないかと心配し、皓都(こうと)に厳重に監視するよう密命を下した。李長歌が逃げ出そうとした場合、すぐに処刑するように命じた。房玄齡は李世民から李長歌を助けるように頼まれ、密かに手を貸そうとした。李世民が暗殺されたという知らせはすぐに広まった。阿詩勒隼(アシラ・シュン)は李長歌が刺客であると推測し、真相を確かめるために向かった。

房玄齡の策略

房玄齡は乐嫣(れ・えん)に助けを求め、救出作戦を伝えた。乐嫣(れ・えん)は計画通りに李長歌に近づき、姉妹の情で心を動かそうとしたが、李長歌は現実を受け入れられず、好意を拒否し、乐嫣(れ・えん)を気絶させて彼女の姿に変装し、太子玉璽を持って書斎から逃げ出した。

第3話の感想

第3話は、李長歌の逃亡と復讐への決意、秦王の赦免による混乱、そして李世民への刺客事件と緊迫感のある展開が続きました。

特に印象に残ったのは、李長歌と李世民の対峙シーンです。李長歌は復讐に燃え、李世民は彼女を逃がそうとしますが、李長歌は復讐を諦めません。二人の葛藤が強く伝わってくるシーンでした。

また、杜如晦の李長歌に対する態度も興味深かったです。彼は李長歌を危険因子とみなし、厳罰に処そうとしますが、李世民は彼女を庇います。杜如晦の李長歌に対する複雑な感情が垣間見えました。

つづく