長歌(ちょうか)行 第30話 あらすじ/ネタバレ
阿詩勒隼(アシラ・シュン) 流雲観を訪れたが、長歌(ちょうか)を見つけられず。司徒(しと)は長歌(ちょうか)のことは知っているが、何も教えてくれない。落胆した阿詩勒隼(アシラ・シュン)は秦老(しん・ろう)に助けを求める。
長歌 は街で火災の噂を耳にする。心配する長歌は噂の出所を探るが、追いつけず。一方、杜如晦も梓薇宮で噂を聞き、郜都(こう・と)は宮中のろうそくが原因だと主張する。噂が広がる中、杜如晦は太子にろうそくを消し、祈願の儀式を行うよう命じ、誠意を示すために難民のもとを訪れる。楽嫣は噂が太子を狙っていることに気づき、杜如晦は彼女の成長を褒め、適切に対処することを約束する。
長安宮では、李世民 が星占い師の淳風と碁を打っている。淳風は洛陽が3日後に大火に見舞われると予言し、杜如晦に伝える。李世民は太子の洛陽での行動を聞いており、帰国後に厳罰に処すつもりだ。淳風は洛陽のために別の卦を立て、危険だが吉兆だと暗示する。
叔玉 は流雲観を訪れ、郜都(こう・と)の災難を避けるために長歌に立ち去るよう説得するが、長歌は民衆を助けるために残ることを決意する。杜如晦は李淳風の錦囊を受け取り、流雲観で孫思邈に診てもらうよう指示を受ける。杜如晦は地位が高くても観のルールに従い、順番を待つ。その間に、郜都(こう・と)は長歌の姿を見たと疑い、叔玉は長歌を薬房に隠す。長歌は拒否し、自分の道を歩むことを誓う。
孫思邈は杜如晦を診察し、病気が末期であると告げる。山奥に隠居すれば延命できるかもしれないという。杜如晦は国を憂い、最後まで守る決意をする。孫思邈は3年間の延命を約束するが、帰路は困難だと予言する。杜如晦は残された体で李世民とともに大唐の繁栄に貢献することを願い、苦しくても価値があると考える。
長歌は観主に助けられたことに感謝する。観主は長歌の志が杜如晦とは違う道にあることを指摘する。長歌は悟り、大唐を守り、あらゆる障害を排除することを決意する。
一方、黒幕は火攻めと李靖暗殺を計画する。洛陽の街で、李靖夫妻は物乞いが噂を広めているのを目撃し、阿詩勒隼(アシラ・シュン)もその噂を聞く。物乞いは李靖を暗殺しようとするが、阿詩勒隼が助けに入る。阿詩勒隼は噂の出所を尋ねるが、物乞いは自害してしまう。阿詩勒隼は長歌が噂を広めたのではないと考える。
3日目、梓薇宮が突然火事になり、人々は恐怖に陥る。長歌と楽嫣は宮殿に駆けつけ、混乱を目の当たりにする。長歌は火の中で太子が藁人形に火をつけたのを見つけ、これは計画的な犯行だと気づく。長歌は楽嫣にそれを伝え、自分の居場所がバレないようにそっと立ち去る。
長歌行 第30話 感想
第30話は、物語が大きく動き出す重要なエピソードでした。長歌と阿詩勒隼の再会が期待されましたが、残念ながら叶いませんでした。しかし、長歌は杜如晦と出会い、大唐を守るという新たな決意を固めます。
杜如晦の病状は深刻ですが、最後まで国を思う姿に感動しました。孫思邈の言葉は、長歌と杜如晦の共通点と相違点を示唆しており、今後の展開が気になります。
一方、洛陽では火攻めと李靖暗殺が計画されており、黒幕の正体が明らかになる予感があります。阿詩勒隼は長歌を疑っていませんが、真相が明らかになるのはいつでしょうか。
梓薇宮での火事は、物語のクライマックスの一つとなるでしょう。長歌と楽嫣がどのように活躍するのか、そして黒幕の目的とは何か、今後の展開に期待が高まります。
つづく