長歌(ちょうか)行 第37話 あらすじ/ネタバレ

長歌(ちょうか)の活躍で鷹師の危機を救う

長歌(ちょうか)は鷹師が直面している疫病の危機と牙帳の陰謀を大漠王に告発し、鷹師と大漠の共闘を成功に導きます。大漠王は牙帳の使者を処刑し、鷹師との同盟を表明。長歌は紫草を鷹師に届けるため、人質として大漠に残る決意をします。

弥弥の決断と長歌の策略

弥弥は長歌の計画を知り、紫草を護送する队伍を率いて出発します。長歌は大漠王に団結して敵に対抗するよう進言し、二人は過去のわだかまりを解き、協力してより多くの勢力を結集することを目指します。長歌は他の部族にも連絡を取り、同盟の力を強化しようとします。

奕承の策略と阿詩勒隼(アシラ・シュン)の苦悩

一方、奕承は局勢の変化を感じ取り、行動を加速させます。彼女はまず大可汗に薬を盛って操り、自身の計画を進めようとします。彼女は涉爾を擁立するつもりですが、念のため大可汗を傀儡として生かしておきます。

穆金の病状が悪化し、阿詩勒隼(アシラ・シュン)は紫草に頼るしかありません。弥弥は奕承からの脅迫状を受け取りますが、穆金を救うことを決意し、紫草を鷹師に送り届けようとします。紫草は無事に鷹師に到着し、穆金の命を救います。

奕承の陰謀と長歌の決意

紫草が鷹師に到着したことを知った奕承は策略を変更し、土喀設を利用して鷹師と大漠を争わせようとします。彼女は偽の勅書を作り、土喀設に鷹師と協力して大漠を攻撃するよう命じます。しかし、彼女の真の目的は土喀設の手によって阿詩勒隼(アシラ・シュン)を排除することです。

王庭からの命令と長歌の危機を知った阿詩勒隼は大きなプレッシャーを感じ、大漠との正式な同盟を検討します。長歌は積極的に準備を進め、鷹師の到着と共同戦線への備えをします。

土喀設の接近と長歌の策

土喀設率いる熊師が近づいてきますが、長歌は恐れず、むしろ同盟のチャンスと喜びます。阿詩勒隼も状況の緊迫を感じ、長歌の提案を受け入れ、大漠と協力して戦うことを決意します。奕承の陰謀は静かに進行し、草原の運命をかけた戦いが始まろうとしています。

第37話の感想

第37話は、長歌の活躍と策略が光る回でした。鷹師の危機を救うだけでなく、大漠王との同盟を成功させ、他の部族との連携も進めるなど、リーダーとしての成長を感じさせます。

特に印象に残ったのは、弥弥との和解シーンです。二人はこれまで対立してきましたが、共通の敵を前に協力し合う姿は感動的でした。また、阿詩勒隼の苦悩と決断も描かれており、今後の展開が気になります。

一方で、奕承の策略がさらに複雑化し、緊迫感が増してきました。偽の勅書を使って土喀設を操り、阿詩勒隼を排除しようとする彼女の企みは恐ろしいです。

つづく