長歌(ちょうか)行 第40話 あらすじ/ネタバレ
樂嫣と叔玉のすれ違い
樂嫣は叔玉を探して宮を抜け出すが、叔玉は西域から帰還したばかりで、樂嫣に気づかないまま宮中へ戻ってしまう。樂嫣は仕方なく四方館を訪れるが、弥弥と遭遇し、漠北郡主と間違えてしまう。弥弥は長歌(ちょうか)と皇宮との関係を知っているため、長歌(ちょうか)に関することは話さず、樂嫣は失望して宮に戻る。
長歌(ちょうか)と阿詩勒隼(アシラ・シュン)の墓参り
長歌(ちょうか)は阿詩勒隼(アシラ・シュン)と共に母の墓参りに行く。墓前にはいつも新しい供物が備えられており、長歌は叔玉か樂嫣が供えているものだと思っていた。二人は墓前で拝礼し、阿詩勒隼(アシラ・シュン)は長歌の母に長歌を一生守ると誓う。その場に李世民が現れ、長歌が無事でいることに安堵する。長歌の説得にも関わらず、李世民も長歌の母に拝礼し、阿詩勒隼(アシラ・シュン)と長歌は良いカップルだと認める。
李世民の告白と魏徵の贈り物
李世民は先に立ち去り、長歌は長年墓参りをしていたのが李世民だったことを知る。復讐心は薄れていく。魏徵は李世民と共に現れ、長歌に新しい戸籍と文書を贈り、新しい身分で平穏に暮らすことを願う。長歌は果たすべき使命があると語り、魏徵は密書が長歌の手によるものだと見抜く。長歌は大漠の使者になることを決意し、魏徵は盟約の脆さを理解しつつも、長歌と阿詩勒隼(アシラ・シュン)の決意を支持する。魏徵は李世民の兵変の話をし、長歌の母が李世民の命の恩人であり、二人は深い愛情で結ばれていたが、運命のいたずらで長歌の母は李建成の妃になったことを明かす。長歌は真実を知り、複雑な思いを抱く。
阿詩勒隼の誓い
阿詩勒隼は常に長歌の側にいて、彼女の心のわだかまりを解きほぐす。二人は漠北と大唐の和平を目指し、使命を果たしたら田園に隠居して静かに暮らすことを誓う。
樂嫣と長歌の再会
宮に戻った樂嫣は、弥弥が漠北郡主ではないこと、そして長歌と知り合いであることに気づく。長歌の行方を捜すため、樂嫣は一人で宮を抜け出し、郜都(こう・と)と出会う。郜都(こう・と)は樂嫣の安全をそっと見守る。樂嫣は四方館で長歌と再会し、喜びを爆発させる。長歌は阿詩勒隼と弥弥を紹介し、四人で楽しく過ごす。
四方館の騒乱
しかし、幸せな時間は長く続かない。阿詩勒部の使者が四方館に到着し、館内は騒然となる。大漠の人々は急いで逃げ出そうとする。樂嫣は公主の身分を明かしても混乱を鎮めることができず、郜都(こう・と)が立ち上がって騒動を収める。涉爾が現れ、長歌と再会する。弥弥は涉爾と奕承の到着を知り、落ち着かない様子を見せる。阿詩勒隼は涉爾と対峙し、彼の陰謀を暴く。兄弟の縁は切れてしまう。奕承は宴を開き、和親の話を持ち出して長歌を挑発する。長歌は樂嫣を守るため、彼女に先に立ち去るように指示する。そして、漠北の者として奕承に酒を勧め、阿詩勒隼は長歌を守るために彼女の代わりに酒を飲む。奕承は冷たくあざけり笑う。
穆金の潜入
定襄城では、穆金が変装して可汗の病状を探る。雷蒙の慎重な様子を見て、疑念を深め、密かに調査を進める。
長歌行 第40話 感想
第40話は、物語が大きく動き出す重要な回でした。長歌と阿詩勒隼の絆が深まり、李世民との関係にも変化が訪れます。また、樂嫣との再会や弥弥の正体など、気になる要素もたくさん登場しました。
特に印象的だったのは、長歌と李世民の墓場でのシーンです。長歌は復讐心を抱いていましたが、李世民が長年墓参りをしていたことを知り、心が揺れ動きます。李世民の告白によって、長歌の母の真実も明らかになり、彼女の複雑な感情が伝わってきました。
また、阿詩勒隼と長歌の強い絆も描かれていました。阿詩勒隼は長歌の母に一生彼女を守ることを誓い、使命を果たしたら一緒に田園に隠居するという夢を語ります。二人の強い意志と愛情が感じられるシーンでした。
一方、四方館では騒乱が起こり、樂嫣と長歌の再会も束の間で終わってしまいます。涉爾と奕承の登場によって、物語はさらに複雑な展開を迎えることになりそうです。
つづく