長歌(ちょうか)行 第41話 あらすじ/ネタバレ

郜都(こう・と)は樂嫣を連れ去り、叔玉と再会させた。叔玉を見て感情が爆発した樂嫣は、偽装死で和親を回避しようと考える。叔玉は反対し、他の方法を探すことを主張し、樂嫣を妹のように思っていると告白する。樂嫣は心を痛め、二人を追い返す。

長歌(ちょうか)は弥弥に奕承が唐に来たことを告げ、弥弥は脅迫に屈しなくなることを決意する。阿詩勒隼(アシラ・シュン)は穆金が牙帳に潜入したことを報告するが、奕承は穆金が生きていることを知っており、弥弥は穆金を心配する。

夜、郜都(こう・と)は樂嫣に服を着せ、叔玉との駆け落ちを助けようとするが、樂嫣は拒否し、公主として運命を勝ち取ろうと誓い、郜都(こう・と)の支持を願う。阿詩勒隼(アシラ・シュン)は奕承の目的を問い詰め、奕承は大可汗の命令だと嘘をつき、草原に帰るよう誘う。阿詩勒隼(アシラ・シュン)は信じず、涉尔に会い、奕承の陰謀をほのめかす。

穆金は牙帳の旧友の助けで、大可汗が毒殺された真相を暴き、定襄には子供がおらず、隋王の寝宮に疑いがあることを発見する。阿詩勒隼は長歌(ちょうか)に奕承が権力を握ったことを告げ、長歌は弥弥の安否を心配する。

弥弥は奕承に会い、歩真の指切りの脅迫を受け、毒薬の任務を強制される。涉尔は弥弥に告白するが拒否され、弥弥は子供の頃の恐怖を思い出し、涉尔を拒絶する。

叔玉は魏徵に樂嫣を救うように頼むと、魏徵は駙馬になることが唯一の方法だと指摘し、叔玉は躊躇する。最終的に長歌に無情であることを告白し、樂嫣を傷つけたくないという気持ちを伝える。長歌は転機が訪れると信じ、李世民が対策を立てていると確信する。

太極宮では、群臣が和親について話し合う。樂嫣は公主として演説し、妥協に反対する。杜如晦が強く支持し、李世民は婚約を拒否することを決定し、樂嫣に3日後に四方館で発表するよう命じる。

宴で、奕承は再び和親を持ち出すが、樂嫣は断固として拒否し、部族の不満を招く。長歌は武芸大会を提案し、涉尔は自分自身を証明するために応じる。唐の情勢は緊張しているが、樂嫣の勇気と長歌の知恵が静かにすべてを変えつつある。

第41話の感想

第41話は、長歌行の物語が大きく動き出す重要な回でした。樂嫣の和親問題、奕承の陰謀、弥弥の苦悩など、様々な要素が絡み合い、ハラハラドキドキする展開が続きました。

樂嫣の和親問題では、彼女の強い意志と公主としての責任感が印象的でした。偽装死という手段に頼ろうとしたものの、最終的には公主として運命を切り開こうと決意した姿は、彼女の成長を感じさせました。

一方、奕承の陰謀はますます巧妙になり、阿詩勒隼や穆金を翻弄しています。大可汗を毒殺した真相や、定襄の子供に関する謎など、今後の展開が気になるところです。

弥弥の苦悩も胸を打つものでした。歩真の脅迫によって毒薬の任務を強いられ、さらに涉尔の告白を拒否せざるを得ない状況に追い込まれています。彼女の心の葛藤がどのように解決されるのか、注目したいです。

つづく