長歌(ちょうか)行 第45話 あらすじ/ネタバレ

牢獄での対話

アシル?隼と涉爾は牢獄で対峙する。母子再会を果たしたものの、確執が深まる涉爾に対し、隼は長歌(ちょうか)への愛を語り、彼女のために全てを捨てられると告げる。涉爾は長歌(ちょうか)が二人の心を掴んだことを妬む。

赤鲵との戦い

長歌は奕承の策略を破るものの、長安に赤鲵の残党が残っていることを疑う。郜都(こう・と)と協力して捜索するが、楊成は楽嫣を人質に逃走。長歌の機転と郜都(こう・と)の勇猛さで楊成を捕らえ、赤鲵を滅ぼす。

婚姻の予感

郜都(こう・と)は旧患を排除するために兵を動かし、杜如晦は責めるどころか息子として認め、李世民に楽嫣との婚姻を願い出る。李世民はこれを承諾する。

四方館での裏切り

四方館では盟約の調印が待たれる中、弥弥は奕承に脅迫され、長歌の身分と復讐計画を暴露する。叔玉は長歌を捕らえるが、長歌は弥弥の裏切りに衝撃を受ける。楊成は奕承を助けるために自害し、事態は急変する。

李世民の策略

李世民は奕承の真意を見抜き、叔玉に交渉を命じる。涉爾を交換条件に大漠の捕虜を取り戻すという取引だ。奕承は応諾し、涉爾と隼を定襄に連れて行くことを要求する。

隼の決意

隼と涉爾は4日間同じ牢獄に閉じ込められる。太子は晟辛(せいしん)の仇を討とうとするが、叔玉は晟辛(せいしん)の真の姿を明かし、太子は悔悟する。叔玉は隼を李世民のもとへ連れて行くよう命じられる。隼は傲然と跪かず、自分の立場を表明する。李世民は長安の安寧か、危険な道を選ぶかの選択を迫る。隼は長歌と共に草原を守るために後者を選び、李世民は彼の決意を尊重し、計画を明かし、故人との面会を安排する。

太子の成長

挫折を味わった太子は叔玉に支えられ、心性が成長する。叔玉はこれを契機と捉える。

第45話 感想

第45話は、衝撃的な展開が続く回でした。特に印象に残ったのは以下の3点です。

1. 弥弥の裏切り

長歌を慕っていた弥弥が、奕承に脅迫されて長歌を裏切ったことは、とても衝撃的でした。長歌への忠誠心と奕承への恐怖の間で葛藤する弥弥の姿は、見ていて辛かったです。

2. 楊成の自害

楊成は最後まで奕承に忠誠を尽くし、長歌を助けるために自害しました。彼の死は、赤鲵の脅威が完全に消滅したことを意味しますが、同時に大きな犠牲を払ったことを痛感させられます。

3. 隼の決意

李世民から選択を迫られた隼は、長歌と共に草原を守るために危険な道を選びました。彼の揺るぎない決意と長歌への愛は、感動的でした。

また、太子が叔玉に支えられながら成長していく姿も印象的でした。この回は、登場人物たちの葛藤や決意が描かれた、見応えのある回でした。

つづく