長歌(ちょうか)行 第47話 あらすじ/ネタバレ
奕承の告白
奕承は阿詩勒隼(アシラ・シュン)に、大可汗とシュレ可汗を殺害したことを告白する。その様子を密かに聞いていた涉爾は衝撃を受け、真実を知ることになる。奕承は隋への復朝を強く決意し、草原を牢獄のように感じている。
長歌(ちょうか)と楽嫣の再会
叔玉は長歌(ちょうか)を連れて郜都(こう・と)と楽嫣のもとを訪れる。長歌(ちょうか)は刺繍が得意ではないが、楽嫣のために扇子を手作りする。叔玉も鴛鴦の玉佩を贈り、祝福する。長歌(ちょうか)は長安を離れて定襄に向かうことになり、楽嫣は心配する。郜都(こう・と)は、李靖が軍を率いて向かっていること、長歌は智勇に優れているので必ず無事であることを伝え、楽嫣を安心させる。
杜如晦の病と婚礼
杜如晦が病に倒れたため、郜都(こう・と)は父を安心させるために婚礼を早めようとする。楽嫣はそれを理解し、杜府で簡素な式を挙げることを提案する。
李靖の軍勢と奕承の策略
李靖の軍勢が定襄に迫り、阿詩勒部は劣勢に立たされる。奕承は穆金を救うために策略を立て、阿詩勒隼(アシラ・シュン)を騙して軍令書を書かせ、鷹師の精鋭を承啓門に集める。真実を知った涉爾は悲しみに暮れ、弥弥のもとを訪れて酒を飲みながら心境を吐露する。弥弥は涉爾に同情し、泊めてあげる。
阿詩勒隼(アシラ・シュン)の決意
実は阿詩勒隼(アシラ・シュン)は策を講じており、穆金に火で炙った軍令書を渡していた。これは、大可汗を救出して唐に投降するための計画だった。穆金は無事に大可汗を救出するが、奕承は怒って鷹師を追いかけ、部落の首長たちを定襄に集めて見せしめにする。阿詩勒隼(アシラ・シュン)は死を覚悟するが、長歌との約束を果たせなかったことを悔やむ。
楽嫣と郜都(こう・と)の婚礼
楽嫣と郜都(こう・と)は杜府で簡素な婚礼を挙げ、夫婦となる。郜都は婚礼の後すぐに定襄に向かい、李靖と共に奕承を討伐する。
長歌の定襄潜入
長歌は単身で定襄城外に到着し、入城する策を練る。緒風(しょ・ふう)、叔玉、珍珠が漠南王の令牌を持って助けに現れ、一行は無事に城内に入る。長歌は暗号を使って弥弥に連絡を取る。涉爾はそれを知り、旧情を思い出し、長歌が王宮の配置を知る手助けをすることを約束する。穆金は、大可汗を安全な場所に安置した後、鷹師の仲間たちと共に阿詩勒隼を救出に向かう。
第47話 感想
第47話は、衝撃的な展開と複雑な人間模様が描かれた回でした。特に印象に残ったポイントは以下の3つです。
1. 奕承の告白と涉爾の葛藤
奕承が阿詩勒隼に、大可汗とシュレ可汗を殺害したことを告白したシーンは、物語の大きな転換点となりました。真実を知った涉爾は、深い悲しみと怒りに包まれます。彼の葛藤は、復讐と友情の間で揺れ動く人間の弱さを浮き彫りにしています。
2. 阿詩勒隼の決意と長歌との約束
阿詩勒隼は、大可汗を救出して唐に投降するという決意をします。しかし、その代償として彼は死を覚悟しなければなりません。長歌との約束を果たせなかったことを悔やむ彼の姿は、切なくも美しいものでした。
3. 楽嫣と郜都の婚礼
楽嫣と郜都の婚礼は、この回の中で唯一の明るい話題でした。病に倒れた杜如晦を安心させるために急遽執り行われた簡素な式でしたが、二人の幸せそうな姿は視聴者の心を温かくしました。
つづく