長歌(ちょうか)行 第6話 あらすじ/ネタバレ
長歌(ちょうか)、阿詩勒隼(アシラ・シュン)の再会
長歌(ちょうか)は情報収集のため外出する。都督府は門を閉ざしており、兵士から李瑗が李建成の変により引きこもっていることを知る。一方、阿詩勒隼(アシラ・シュン)の計画通り、鉱山労働者のアロが守将の注意を引き、大量の鉱石を要求される。
長歌は偶然阿詩勒隼(アシラ・シュン)と出会い、お互いの行動を明かさずに同じ宿屋へ向かう。しかし、待遇は天と地ほどの差があり、阿詩勒隼は雅な部屋に、長歌は簡素な物置小屋に泊まることになる。
阿詩勒隼は長歌との出会いを思い出し、笑顔を見せる。アロは王君廓の鉱石要求を報告し、阿詩勒隼は旧知の王君廓と会うことにする。一方、楽嫣は叔玉の安全を心配し、密かに後を追う。叔玉は楽嫣の安全を確保するため、彼女を連れて行く。
夜になり、長歌は物置小屋で密書を書き、太子印を押し、自救を図る。阿詩勒隼はアロを連れて王君廓と会い、自分の身分を盾に、戦馬と武器を提供して協力することを提案する。王君廓は表面上冷淡に対応するが、阿詩勒隼の身元を調査する。阿詩勒隼もそれを察知していた。
蘇伊舎は草原に知らせを伝えるよう命じられるが、小可汗に阻まれ、大可汗に会うことができない。幽州では、長歌は屋上で母親を偲んでいると、阿詩勒隼がやってくる。二人はお互いの身分を明かさずに、楽しく会話を交わす。長歌は阿詩勒隼の宝刀を見つめ、李世民との過去を思い出し、複雑な気持ちになる。長歌は足を踏み外し、阿詩勒隼が助け、二人は見つめ合い、微妙な雰囲気になる。
李世民の決断と長歌の信頼
李世民は杜如晦を呼び、長歌の行方を尋ねる。杜如晦は長歌が幽州にいることを伝え、太子印が混乱を引き起こす可能性を懸念し、李世民に早急な決断を促す。長歌は太子印を阿竇に託し、いざという時に備える。これは阿詩勒隼への信頼の表れである。
楽嫣一行は幽州に到着し、叔玉は楽嫣を宿屋に送ろうとするが、郜都(こう・と)に私的な長歌との会合を防ぐために阻止される。楽嫣は公主として郜都(こう・と)に退去を命じ、叔玉には護衛を付け、自分は郜都(こう・と)に守られる。長歌は再び都督府を訪れ、李瑗の謀反の意図を察知し、庇護を求めるのではなく、自分の身分を明かして協力することを申し出る。李瑗に力を貸すことを誓う。
第6話の感想
第6話は、長歌と阿詩勒隼の再会、そしてそれぞれの思惑が交錯する展開が印象的な回でした。
長歌は都督府の閉ざされた様子から李瑗の心境を察し、阿詩勒隼は自身の計画を着々と進めていきます。偶然の再会を果たした二人は、お互いの行動を明かさずに同じ宿屋に泊まることになりますが、待遇の差が二人の立場を象徴しているように感じられました。
それぞれのキャラクターが自分の信念に基づいて行動し、物語が大きく動き出す重要な回でした。今後の展開がますます楽しみになる内容でした。
つづく