清越坊(せいえつぼう)の女たち~当家主母~ 第23話 あらすじ/ネタバレ
沈翠喜(しんすいき)の公堂
沈翠喜(しんすいき)は公堂に立たされ、張飚から任如風(じんじょふう)との不倫をでっち上げられます。沈翠喜(しんすいき)は潔白を主張しますが、曹(そう)夫人文彬(そうぶんひん)は彼女の腕にある赤い痣を証拠として見せつけます。沈翠喜(しんすいき)は抵抗しますが、曹(そう)夫人文彬(そうぶんひん)は強引に彼女の袖をめくり上げ、痣を確認させます。
納得のいかない沈翠喜(しんすいき)は抗議しますが、曹(そう)夫人文彬(そうぶんひん)は彼女に10回の笞刑を命じます。曹(そう)夫人は棺桶を持ってきて、沈翠喜(しんすいき)に最後の別れを告げます。
李照(りしょう)と曽宝琴(そほうきん)の行動
丁荣は李照(りしょう)に曹(そう)夫人が棺桶を持って公堂に行ったことを報告します。李照(りしょう)は曹文彬(そうぶんひん)が沈翠喜を殺そうとしていることに気づき、丁荣に様子を見るように指示します。
一方、曹(そう)夫人は名節を失った女性は生きている資格がないと考えています。しかし、沈翠喜はそんな旧習にとらわれず、任雪堂(じんせつどう)を殺した犯人を見つけ、名誉を汚した者たちを必ずや辱めると誓います。
曽宝琴(そほうきん)は曹(そう)夫人の行動に理解を示せませんでしたが、如意(にょい)は世の中は理屈通りにはいかないものだと諭します。
任(じん)家の危機
任(じん)家の族老たちは任(じん)家の財産をすべて没収し、陳曉紅(ちん しょうこう)と林舒芳(りんじょほう)を追い出そうとします。曽宝琴(そほうきん)は人々を連れて任(じん)家に入り、当主として任(じん)家を乗っ取ろうと宣言します。族老たちは曽宝琴(そほうきん)の主張を認めざるを得ません。
しかし、曹文彬(そうぶんひん)の手下である邵師爺が任(じん)家を捜索するためにやってきます。曽宝琴(そほうきん)は任(じん)家の財産を守るために必死に抵抗しますが、邵師爺は強引に倉庫を開けようとします。曽宝琴(そほうきん)は自害をちらつかせて邵師爺を止めようとしますが、危機一髪のところで李照(りしょう)が現れ、邵師爺を追い払います。
李照(りしょう)と曹文彬(そうぶんひん)の取引
曹文彬は李照(りしょう)に任(じん)家の倉庫を捜索する代わりに、沈翠喜から双面緙絲(こくし)の技法を手に入れるように提案します。李照は最初は拒否しますが、最終的に取引に応じます。
翌日、劉師爺(りゅうしや)が任(じん)家の倉庫を捜索しますが、曽宝琴(そほうきん)の努力もむなしく、任(じん)家の財産はすべて没収されてしまいます。
沈翠喜の決意
牢獄(ろうごく)の中で曹文彬は沈翠喜に双面緙絲(こくし)の技法を教えるように迫ります。沈翠喜は家族と引き換えに技法を渡すことを条件に、家族に手紙を書かせてもらいます。沈翠喜は一晩中手紙を書き続け、空が明るくなる頃には手紙を書き終えます。
第23話の感想
第23話は、沈翠喜と任(じん)家の人々にとって苦難の連続でした。沈翠喜は濡れ衣を着せられ、公の場で屈辱を受け、任(じん)家は財産を没収され、家族は離散の危機に瀕しました。
しかし、沈翠喜は屈することなく、真実を明らかにするために戦い続けました。また、曽宝琴(そほうきん)は任(じん)家の当主として、家族を守るために奮闘しました。
つづく