『清越坊(せいえつぼう)の女たち~当家主母~』第28話 あらすじ/ネタバレ

任如風(じんじょふう)と林舒芳(りんじょほう)の夫婦喧嘩

任如風(じんじょふう)は、絨花を売る女性を林舒芳(りんじょほう)に紹介しようとするが、林舒芳(りんじょほう)は清越坊(せいえつぼう)のことで頭がいっぱいで、彼を無視する。任如風(じんじょふう)はあらゆる方法で林舒芳(りんじょほう)をなだめようとするが、うまくいかない。2人の喧嘩は任(じん)家中に知れ渡るが、沈翠喜(しんすいき)は悠然と絵を描いている。曽宝琴(そほうきん)がそのことを話すと、沈翠喜(しんすいき)は2人に時間が必要だと考える。

如意(にょい)と書硯(しょけん)の結婚問題

書硯(しょけん)は如意(にょい)を好きになり、任雪堂(じんせつどう)に仲介を頼む。任雪堂(じんせつどう)は曽宝琴(そほうきん)と沈翠喜(しんすいき)と一緒に如意(にょい)を訪ねるが、彼女は結婚を拒否し、髪を切って抗議する。沈翠喜(しんすいき)の仲裁で婚約は破談となる。書硯(しょけん)は如意(にょい)的拒絶の理由がわからず、任雪堂(じんせつどう)は如意(にょい)的開放的な性格と、規律を重んじる書硯(しょけん)との性格の不一致を説明する。

林舒芳(りんじょほう)の怒りと任如風(じんじょふう)の努力

曽宝琴(そほうきん)は如意(にょい)的髪を梳きながら、彼女が書硯(しょけん)と結婚しないことを嘆く。任如風(じんじょふう)は沈翠喜(しんすいき)に助けを求め、林舒芳(じょほう)に許しを請う。沈翠喜(しんすいき)は何も言わず、任如風(じんじょふう)は自分で悟り、林舒芳(じょほう)に尽くし始める。彼は茶を淹れたり、点心を運んだり、灯籠をつけて帰路を照らしたりする。しかし、林舒芳(じょほう)は彼の幼稚な行為に腹を立てて去ってしまう。

林舒芳(じょほう)と王員外の対決

翌日、任如風(じんじょふう)は林舒芳(じょほう)と街で遭遇する。彼女は賭博場の外で王員外を待ち、任(じん)家に借金の返済を求める。王員外は彼女を女性であることを理由に侮辱し、返済を拒否する。任如風(じんじょふう)は林舒芳(りんじょほう)を庇い、借金を回収することに成功する。林舒芳(りんじょほう)は彼に今後もこの仕事を任せたいと考えるが、任如風(じんじょふう)は張飆(ちょうひょう)の影に怯え、任(じん)家に迷惑をかけまいとする。彼は仕事を拒否し、林舒芳(りんじょほう)は彼を無視する。

曽宝琴(そほうきん)の助言と林舒芳(りんじょほう)の決意

困った任如風(じんじょふう)は曽宝琴(そほうきん)に助けを求める。曽宝琴(そほうきん)は林舒芳(りんじょほう)に化粧品を贈り、機嫌を直してから話し合うことを提案するが、林舒芳は受け入れない。落胆した任如風(じんじょふう)は書墨(しょぼく)の助言で、林舒芳のために花火を打ち上げる。林舒芳は感動するが、翌日には任(じん)家を出ることを決意する。彼女は多忙な日々を送っているにもかかわらず、任如風は何も手伝ってくれなかったと不満を述べる。

沈翠喜(しんすいき)の助言と任如風の決意

任如風は自分が商売に向いていないと主張し、任(じん)家には沈翠喜(しんすいき)と任雪堂(じんせつどう)がいれば十分だと考える。しかし、林舒芳は彼の考えに失望し、彼との関係を続けることを拒否する。沈翠喜(しんすいき)は彼に、任(じん)家では誰も彼を責めていないこと、外野の声は気にせず自分たちの生活を送るべきだと諭す。沈翠喜(しんすいき)の言葉で任如風は心を解きほぐす。

第28話の感想

第28話は、任如風と林舒芳の夫婦喧嘩を中心に描かれた回でした。2人のすれ違いや葛藤が丁寧に描かれており、見ていてハラハラしました。特に、林舒芳が髪を切って抗議するシーンは印象的でした。

また、書硯と如意(にょい)的の結婚問題も描かれました。書硯の如意(にょい)的への思いは切実でしたが、如意(にょい)的の性格と彼の性格はあまりにもかけ離れており、2人の結婚は難しそうです。

一方、沈翠喜の冷静さと包容力は今回も光っていました。彼女は任如風と林舒芳の仲を取り持ち、沈着に2人を導いていきます。沈翠喜の存在は、このドラマにとって欠かせないものだと感じました。

つづく