鶴唳華亭<かくれいかてい>〜Legend of Love〜 第23話 あらすじ/ネタバレ

蕭定権(しょうていけん)の結婚式当日、姜尚宮(きょうしょうきゅう)は内人統率として陸文昔(りくぶんせき)を連れて太子妃に仕えるため、張念之(ちょうねんし)の部屋に向かいます。

部屋の入口で張念之(ちょうねんし)を見つめる張紹筠(ちょうしょういん)は、思わず彼女の美貌を称賛します。温婉な雰囲気の張念之(ちょうねんし)は、鳳冠霞帔を身にまとい、より一層輝いていました。しかし、宮中に入ることを考えると不安な気持ちになり、涙を流します。張陸正(ちょうりくせい)は、娘を慰め、張家の運命は張念之(ちょうねんし)にかかっていることを伝えます。

蕭定権(しょうていけん)が輿に乗ってやって来ると、張陸正(ちょうりくせい)と張紹筠(ちょうしょういん)は跪きます。張紹筠(ちょうしょういん)が顔を上げると、目の前にいる太子が、以前から挑発していた無名の青年であることに気づきます。蕭定権(しょうていけん)は威圧感たっぷりな表情で張紹筠(ちょうしょういん)を見つめ、張紹筠(ちょうしょういん)は緊張してしまいます。

部屋の中で不安な様子の張念之(ちょうねんし)は、陸文昔(りくぶんせき)に太子の人柄を尋ねます。陸文昔(りくぶんせき)は言葉を詰まらせてしまいます。

張紹筠(ちょうしょういん)は、蕭定権(しょうていけん)が姉に恨みを持つのではないかと心配し、跪いて謝罪し、姉を大切に扱ってくれるよう懇願します。蕭定権(しょうていけん)は表情を変えずに張念之(ちょうねんし)を連れて部屋に戻ります。陸文昔(りくぶんせき)は宮人として儀式の手伝いをしますが、太子と太子妃の髪の毛を結う際にハサミを落としてしまい、姜尚宮(きょうしょうきゅう)に叱責されてしまいます。

洞房の夜、蕭定権(しょうていけん)は張念之(ちょうねんし)に名前を尋ね、結ばれた妻を大切にすることを約束し、恐れる必要はないと伝えます。張念之(ちょうねんし)は優しく微笑み、宮人が太子は優しい人だと教えてくれたので、怖くないと答えます。そして、張念之(ちょうねんし)は蕭定権(しょうていけん)の手を取り、美しい笑顔で彼を魅瞭します。

一方、姜尚宮(きょうしょうきゅう)は陸文昔(りくぶんせき)のミスを罰し、新房の入り口で一夜を過ごさせます。陸文昔(りくぶんせき)は赤い窓枠を通して部屋の中の人影を見つめ、本来は自分のものだったはずの男性が今は他の人のものになってしまったことに複雑な思いを抱きます。

翌朝、宮人たちが太子と太子妃の身支度を整えます。陸文昔(りくぶんせき)が蕭定権(しょうていけん)の腰帯を結ぶと、蕭定権(しょうていけん)は陸文昔(りくぶんせき)が自分のことを知っている理由と、太子妃に自分をどのように説明したのかを尋ねます。陸文昔(りくぶんせき)は、女性が理想とする夫の姿を伝えただけだと答えます。蕭定権(しょうていけん)は陸文昔(りくぶんせき)の顔と声をどこかで聞いたことがあるような気がしますが、陸文昔(りくぶんせき)は行宮で太子に会ったことがあると答えるしかありません。

一方、常州の戦場は激しさを極めています。顧逢恩(こほうおん)の兄である顧承恩(こしょうおん)は敵軍と戦い、苦戦を強いられています。

蕭定権(しょうていけん)は、下朝後すぐに太子妃に会いに行き、情熱的な詩を朗読し、愛情を込めて太子妃の眉を描きます。しかし、太子妃はあまり詩を理解していません。

その直後、常州からの急報が太子に届きます。蕭定権(しょうていけん)はすぐに立ち去り、太子妃は陸文昔(りくぶんせき)に詩の意味を尋ねます。太子妃は、太子のためにもっと勉強することを決意します。

第23話感想

第23話は、蕭定権と張念之(ちょうねんし)の結婚式という重要なシーンが描かれ、物語が大きく進展しました。

蕭定権と張念之(ちょうねんし)は、お互いに惹かれ合いながらも、複雑な事情を抱えており、結婚式のシーンは切なさと美しさが入り混じった印象的な場面でした。

特に、蕭定権が張念之(ちょうねんし)の眉を描きながら情詩を朗読するシーンは、二人の愛の深さを表現しており、とても感動的でした。

一方、陸文昔(りくぶんせき)は蕭定権への想いを胸に秘めながら、宮人として二人の結婚式に仕えるという苦しい立場に置かれていました。彼女の複雑な心情が丁寧に描かれており、視聴者の共感を誘いました。

また、常州の戦場では、顧承恩(こしょうおん)が苦戦を強いられており、物語は緊迫した展開を迎えています。

つづく