鶴唳華亭<かくれいかてい>〜Legend of Love〜第24話 あらすじ/ネタバレ
長州前線の急報
長州から急報が届き、顧逢恩(こほうおん)は父の顧思林(こしりん)と兄の顧承恩(こしょうおん)の安否を気遣い、宮殿に駆け込みます。しかし、彼らの消息は不明であり、顧逢恩(こほうおん)は皇帝に長州へ赴き、家族を探す許可を懇願します。皇帝は軍の動揺を恐れ、許可を躊躇し、蕭定権(しょうていけん)に顧逢恩(こほうおん)を厳重に監視するよう命じます。蕭定権(しょうていけん)は仕方なく命令に従いますが、皇帝は国力を尽くしても戦況が好転しない現状に苦悩します。側近は戦馬の故障が戦況を悪化させた原因だと報告しますが、皇帝はなぜ戦馬に問題が生じたのか理解できません。
李柏舟(りはくしゅう)と趙(ちょう)貴妃壅の闇躍
この裏には、李柏舟(りはくしゅう)と趙(ちょう)貴妃壅の影がちらついています。趙(ちょう)貴妃壅は貪欲に駆られ、戦馬を密売する企てを実行しますが、周従憲に見つかってしまいます。趙(ちょう)貴妃壅は逮捕を免れますが、指名手配されてしまいます。李柏舟(りはくしゅう)は激怒し、趙(ちょう)貴妃壅を叱責しますが、趙(ちょう)貴妃壅は仮論し、2人は運命を共にするしかないと主張します。趙(ちょう)貴妃壅はさらに、李柏舟(りはくしゅう)が陸英(りくえい)を始末しなかったことで、秘密が漏れる危険性を指摘します。李柏舟(りはくしゅう)は殺意をにじませます。
顧逢恩(こほうおん)と許昌平(きょしょうへい)
顧逢恩(こほうおん)は父兄を心配しますが、蕭定権(しょうていけん)は皇帝の命令に従い、彼を解放しません。顧逢恩(こほうおん)は蕭定権(しょうていけん)を責めますが、許昌平(きょしょうへい)が現れて長州へ行くことを勧めます。許昌平(きょしょうへい)は顧思林(こしりん)と顧承恩(こしょうおん)の功績を称え、顧家の栄光は皇后の恩恵ではなく、彼らの血と汗の結晶だと主張します。顧逢恩(こほうおん)は怒って剣を抜きますが、許昌平(きょしょうへい)は動じず、功績がなければ顧家は存在し得ないと仮論します。さらに、顧家がいなければ、太子の地位も危ういと指摘します。科挙の道を断たれた顧逢恩(こほうおん)にとって、長州の戦いは唯一の希望となります。
陸文昔(りくぶんせき)と蕭定権(しょうていけん)
一方、陸文昔(りくぶんせき)は太子妃と一緒に詩を鑑賞しています。そこに蕭定権(しょうていけん)が現れ、太子妃に寄り添います。陸文昔(りくぶんせき)はそっと席を立ちます。顧逢恩(こほうおん)が都を離れようとしていることを知った蕭定権(しょうていけん)は、彼を引き止めようとします。しかし、獄中で陸英(りくえい)と陸文昔(りくぶんせき)に危険が迫っているとの知らせが入ります。蕭定権(しょうていけん)は陸文昔(りくぶんせき)に牙牌を渡し、張陸正(ちょうりくせい)に救出を依頼します。陸文昔(りくぶんせき)は急いで大牢へ向かいますが、すでに張陸正(ちょうりくせい)と張紹筠(ちょうしょういん)が陸英(りくえい)父子を救出していました。
蕭定権(しょうていけん)と顧逢恩(こほうおん)
蕭定権(しょうていけん)は陸英(りくえい)父子の救出を陸文昔(りくぶんせき)に任せた後、顧逢恩(こほうおん)を追いかけます。2人は意見が合わず、戦いますが、最終的には城壁に座って話し合います。顧逢恩(こほうおん)は蕭定権(しょうていけん)を名君に導くという誓いを思い出し、科挙の失敗を戦功で補い、太子の地位を固めたいと決意します。蕭定権(しょうていけん)は顧逢恩(こほうおん)の決意に心を動かされ、彼を密かに解放し、自分の馬を与えます。2人は再会を約束し、別れます。
趙(ちょう)貴妃壅と李柏舟(りはくしゅう)の新たな策略
趙(ちょう)貴妃壅と李柏舟(りはくしゅう)は陸英(りくえい)父子が逃亡したことに激怒しますが、どうすることもできません。趙(ちょう)貴妃貴妃は馬球大会の開催を提案し、皇帝はそれを許可します。蕭定権は馬を顧逢恩(こほうおん)に与えてしまったため、皇帝にどのように説明すればいいのか悩みます。太子妃は夫を助けようと、張紹筠(ちょうしょういん)と一緒に価たような馬を探すことにします。張紹筠(ちょうしょういん)は姉の言うことに従順ですが、蕭定権の前ではおどおどしてしまい、滑稽な場面となります。
鶴唳華亭<かくれいかてい>第24話 感想
第24話は、緊迫感と感動が入り混じった素晴らしいエピソードでした。長州前線の戦況が急変し、顧逢恩(こほうおん)の家族の安否が不明となるなど、物語は大きな転換点を迎えています。
顧逢恩(こほうおん)の心情は複雑です。家族を救いたいという思いと、蕭定権への忠誠心の板挟みになり、苦悩する姿が印象的でした。許昌平(きょしょうへい)の言葉に心を動かされ、長州へ向かう決意をするシーンは、彼の成長を感じさせるものでした。
一方、蕭定権もまた苦渋の決断を迫られます。顧逢恩(こほうおん)の行動を阻止するよう命じられながらも、彼の気持ちに理解を示し、密かに解放するなど、その優しさと葛藤が伝わってきました。
また、陸文昔(りくぶんせき)と太子妃の友情も描かれていました。陸文昔(りくぶんせき)は蕭定権の危機を救うために奔走し、太子妃は夫を支えるために奔走します。2人の絆の深さに感動しました。
つづく