鶴唳華亭<かくれいかてい>〜Legend of Love〜 第37話 あらすじ/ネタバレ
孫内人(そんないじん)は毒薬を飲んで自害しようとするが、李重夔(りちょうき)に止められ、刑部に送られる。拷問に耐えられず、斉王妃(せいおうひ)の指示で太子妃を殺害したと白状する。しかし、斉王妃(せいおうひ)は寿宴の当日にはすでに立ち去っていた。
李重夔(りちょうき)は皇帝に報告するが、皇帝は斉王妃(せいおうひ)が逃げたことで、一石二鳥の機会を逃したと嘆く。趙(ちょう)貴妃貴妃は蕭定棠(しょうていとう)と自分は無実だと訴えるが、皇帝は冷たく立ち去る。
皇帝は朝政を安定させるために、顧逢恩(こほうおん)が長州にいることを知る。しかし、顧思林(こしりん)によって足止めされていると聞かされ、顧家と親しい蕭定権(しょうていけん)を疑う。皇帝は斉王妃(せいおうひ)を処罰すれば、蕭定棠(しょうていとう)の力が弱まり、皇子同士の牽製が崩れると判断し、処罰を見送る。
張陸正(ちょうりくせい)を呼び出し、太子妃の死を悼み、犯人を厳罰に処すと告げる。張陸正(ちょうりくせい)は涙を流すが、皇帝は陸英(りくえい)父子の死を引き合いに出し、真相を歪曲して陸文昔(りくぶんせき)を犯人に仕立て上げるよう迫る。張陸正(ちょうりくせい)は陸文昔(りくぶんせき)の無実を知りつつも、皇帝の命令に従う。
夜、蕭定権(しょうていけん)は父である皇帝に会い、陸文昔(りくぶんせき)の処罰を聞かされる。皇帝は蕭定権(しょうていけん)の疑いを一蹴し、孝道を学ぶよう叱責する。
張陸正(ちょうりくせい)は命を受け、陸文昔(りくぶんせき)を処刑するために牢を訪れる。陸文昔(りくぶんせき)は孫内人(そんないじん)が捕まっているのに、なぜ自分が殺されるのか理解できない。壮漢たちに押さえつけられ、窒息寸前となる。
その時、張紹筠(ちょうしょういん)が現れ、陸文昔(りくぶんせき)に薬を届ける。張陸正(ちょうりくせい)が陸文昔(りくぶんせき)を殺そうとしているのを見て、激昂した張紹筠(ちょうしょういん)は張陸正(ちょうりくせい)を人質に取り、部下に陸文昔(りくぶんせき)の解放を命じる。張陸正は息子に裏切られたことに激怒する。
そこに、蕭定権(しょうていけん)が駆けつける。張陸正の製止を振り切って、瀕死の陸文昔(りくぶんせき)を連れ去る。
一方、長州では顧逢恩(こほうおん)が戦火を経験し、白面の書生から勇敢な戦士へと成長していた。
目を覚ました陸文昔(りくぶんせき)は、烙印の傷跡を蕭定権(しょうていけん)に見られ、恥ずかしそうに隠す。陸文昔(りくぶんせき)は自分が太子妃殺害の犯人ではないと訴えるが、蕭定権(しょうていけん)は取り合わない。蕭定権は部屋を出て、杜蘅(とこう)と対面する。蕭定権は自分の屋敷では都合が悪いので、杜蘅(とこう)の協力を求める。
翌日、太子妃の出棺の日。蕭定権は遅れて到著し、悲しみに暮れながら太子妃を悼む。太子妃の優しい笑顔が蕭定権の脳裏に浮かぶ。
その頃、陸文昔(りくぶんせき)も護送される馬車の中から、太子妃に別れを告げる。太子妃の優しさを忘れず、姉のように慕い続けることを誓う。
第37話の感想
第37話は、衝撃的な展開が続く回でした。孫内人(そんないじん)が自害を図ろうとしたり、張陸正が陸文昔を処刑しようとしたりと、ハラハラドキドキの連続でした。
特に印象に残ったのは、張紹筠(ちょうしょういん)が父親である張陸正を人質に取って陸文昔を救い出したシーンです。張紹筠(ちょうしょういん)は、普段は頼りない印象でしたが、このシーンでは勇気と正義感を見せ、視聴者を驚かせました。
また、蕭定権が杜蘅(とこう)に協力を求めたシーンも興味深かったです。蕭定権は、これまで杜蘅(とこう)を敵視してきましたが、今回は立場を超えて手を組むことになりました。今後の展開が気になります。
一方、顧逢恩(こほうおん)が長州で戦火を経験しているシーンは、彼の成長を感じさせるものでした。彼は、白面の書生から勇敢な戦士へと変貌を遂げています。
つづく