鶴唳華亭<かくれいかてい>〜Legend of Love〜』第52話 あらすじ/ネタバレ

蕭定權(しょうていけん)の冷酷と陸文昔(りくぶんせき)の失望

蕭定權(しょうていけん)の言葉に、陸英(りくえい)父子への復讐を諦めたことを悟った陸文昔(りくぶんせき)は、怒りと失望で涙を流す。しかし、彼女は歯を食いしばって手紙を届けに行く。河辺で太子印を掘り起こしながら、陸文昔(りくぶんせき)は蕭定權(しょうていけん)への裏切りに心を痛める。

一方、蕭定棠(しょうていとう)は王妃との穏やかな生活を望み、封国への同行を提案する。しかし、野心的な蕭定棠(しょうていとう)は、太子位争奪戦を諦めようとしない。

顧思林(こしりん)への試練

皇帝は顧思林(こしりん)を呼び戻し、蕭定權(しょうていけん)を庇護したことを叱責する。そして、もし顧逢恩(こほうおん)が兵を率いて迫ってきたらどうするか尋ねる。顧思林(こしりん)は答えに窮するが、皇帝は蕭定權(しょうていけん)の失策を認め、張陸正(ちょうりくせい)の責任を追及する。

皇帝は、蕭定權(しょうていけん)との関わりを避けるため、事態が収まるまで顧思林(こしりん)を保護することを約束する。

張陸正(ちょうりくせい)の窮地

張陸正(ちょうりくせい)は張紹筠(ちょうしょういん)を郷下へ送ろうとするが、拒否される。そこに陸文昔(りくぶんせき)が現れ、蕭定權の命で張陸正(ちょうりくせい)に自首を促す。張陸正(ちょうりくせい)は動揺するが、陸文昔(りくぶんせき)が蕭定權の意図を勝手に曲解していることに気付いていない。

陸文昔(りくぶんせき)は蕭定權への失望から、張紹筠(ちょうしょういん)に刺繍の巾著を贈る。

蕭定楷(しょうていかい)の優しさ

心身ともに疲弊した陸文昔(りくぶんせき)は、外で号泣する。そこに現れた蕭定楷(しょうていかい)は、彼女に外套を掛けて慰める。蕭定權以外に自分を気遣ってくれる人がいることに、陸文昔(りくぶんせき)は安堵する。

一方、窮地に陥った張陸正(ちょうりくせい)は、次女を蕭定棠(しょうていとう)に嫁がせることを決意し、生年月日を記した手紙を送る。

陸文昔(りくぶんせき)の決意

数日後、報本宮に戻った陸文昔(りくぶんせき)は、蕭定權の入浴を手伝う。しかし、彼女は以前のような笑顔を見せず、冷たく接する。蕭定權の冷酷さに心を痛めた陸文昔(りくぶんせき)は、彼への幻滅を悟る。

さらに、陸文昔(りくぶんせき)は蕭定權が自分に字を教えたのは、万一の時の罪を擦り付けるためだと見抜く。

蕭定權の戸惑い

陸文昔の指摘に、蕭定權は言葉を失う。彼は陸文昔が別人になったように感じる。陸文昔は、傷ついても清廉さを失わないでほしいと願う。

陸文昔が濡れた袖を束帯で結ぶ姿を見た蕭定權は、価曽相識の感覚に襲われる。彼は、陸文昔とどこかで出会ったことがあるのかと尋ねる。

第52話の感想

第52話は、陸文昔と蕭定權の関係に大きな変化をもたらす重要なエピソードでした。蕭定權の冷酷さと陸文昔の失望は、視聴者の心を痛めました。

陸文昔は、蕭定權が復讐を諦めたことに対して怒りと失望を隠せません。彼女は、蕭定權が自分のことを守ってくれないことに絶望し、涙を流します。

一方、蕭定權は、陸文昔が自分のことを誤解していることに気づいていません。彼は、陸文昔を自分のために利用しようとしているわけではなく、彼女を危険から守ろうとしているだけです。

しかし、陸文昔は蕭定權の言葉を受け入れることができず、彼への幻滅を悟ります。彼女は、蕭定權が傷ついても清廉さを失わないでほしいと願いますが、蕭定權は陸文昔の本心を理解することができません。

つづく