上陽賦~運命の王妃~ 第22話 あらすじ/ネタバレ

王栩(おう・しゅ)の謀反計画

王栩(おう・しゅ)は王藺(おうりん)に温宗慎(おんしゅうしん)の調査結果を報告した。温宗慎(おんしゅうしん)は謝淵(しゃえん)の事件に深く関わっており、謝淵(しゃえん)の死によって謀反の絶好の機会が訪れたと主張する。しかし、王藺(おうりん)は慎重な態度を崩さず、九錫大礼については自分なりの計画があると述べる。王栩(おう・しゅ)は皇太后を心配するが、王藺(おうりん)は皇太后は問題ないと安心させる。

王藺(おうりん)と皇太后の密会

王藺(おうりん)は夜中に皇太后の寝宮を訪れる。王藺(おうりん)は温宗慎(おんしゅうしん)に対して情けをかけないよう忠告するが、皇太后は温宗慎(おんしゅうしん)を説得するため天牢を訪れたと主張する。王藺(おうりん)は皇太后的言葉を信じ、天牢に向かう。

天牢での攻防

皇太后は王藺(おうりん)が温宗慎(おんしゅうしん)に危害を加えるのではないかと懸念し、天牢に急行する。王藺(おうりん)は温宗慎に酒と料理を振る舞い、再び協力することを求めるが、温宗慎は王藺(おうりん)の誘いに応じない。王藺(おうりん)は酒に毒を盛ったと疑い、酒を飲み干そうとする温宗慎を皇太后が阻止する。皇太后は王藺(おうりん)に温宗慎を傷つけないよう懇願する。王藺(おうりん)は笑いながら承諾し、自ら酒を飲んで毒がないことを証明する。これは皇太後の態度を試すための策略だった。

桓公(かんこう)の援軍

桓公(かんこう)の将軍が蕭綦(きょうき)の軍に食料を届ける。蕭綦(きょうき)は桓公(かんこう)との関係が深くないため警戒するが、食料を受け取り、軍を率いて謇寧(けんねい)王と対峙する。蕭綦(きょうき)は戦況を朝廷に報告し、王儇(おうけん)にも手紙を送る。

王儇(おうけん)と玉秀(ぎょくしゅう)

王儇(おうけん)は病床に伏す玉秀(ぎょくしゅう)の世話をしている。玉秀(ぎょくしゅう)は王儇(おうけん)に自分のことを大切にするよう頼み、王儇(おうけん)は玉秀(ぎょくしゅう)を妹のように扱うことを決意する。数日後、玉秀(ぎょくしゅう)は回復する。

子律(しりつ)と桓宓(かんひつ)の密会

子律(しりつ)は桓宓(かんひつ)に密かに手紙を渡そうとするが、王夙(おうしゅく)に見つかってしまう。王夙(おうしゅく)は手紙に興味を示すが、桓宓(かんひつ)はなんとか切り抜ける。翌日、子律(しりつ)と桓宓(かんひつ)は郊外で密会する。しかし、龐癸(ほうけい)が密会の様子を盗み聞きし、子律(しりつ)が桓公(かんこう)と王藺(おうりん)、蕭綦(きょうき)の同盟を利用して寧朔(ねいさく)軍を攻撃する計画を立てていることを知る。龐癸(ほうけい)は密書を持ち帰ろうとするが、子律(しりつ)の手下に阻止される。

龐癸(ほうけい)の失踪と密書

王儇は龐癸(ほうけい)が戻っていないことを知り、焦り始める。王儇は宋懐恩(そうかいおん)に屋敷の警備を強化させ、蘇錦児(そきんじ)に日常業務を任せる。宋懐恩(そうかいおん)は玉秀を見舞い、玉秀は宋懐恩(そうかいおん)の気遣いに照れる。王儇と蘇錦児(そきんじ)は龐癸(ほうけい)の消息を待つが、宋懐恩(そうかいおん)が龐癸が持ち帰った密書を持って戻ってくる。密書の内容を知った王儇は、大きな嵐が近づいていることを悟る。

第22話の感想

第22話は、王藺(おうりん)の謀反計画、温宗慎と皇太后の攻防、桓公(かんこう)の援軍、王儇と玉秀の絆、子律と桓宓(かんひつ)の密会、龐癸の失踪など、見どころ満載のエピソードでした。

特に、天牢での温宗慎と皇太后のやりとりは、緊張感と感動が入り混じったシーンでした。温宗慎の意志の強さと、皇太后の温情が伝わってくる名場面でした。

また、王儇と玉秀の絆も深まり、王儇の優しさが光るシーンでした。玉秀の回復を心から喜ぶ王儇の姿に、二人の強い絆を感じました。

一方、子律と桓宓の密会は、今後の展開を大きく左右する重要なシーンでした。子律の陰謀が明らかになり、王儇と蕭綦(きょうき)の運命が大きく揺さぶられることになりそうです。

つづく