上陽賦~運命の王妃~ 第37話 あらすじ/ネタバレ

蕭綦(きょうき)、王儇(おうけん)の夫婦の絆

蕭綦(きょうき)は王儇(おうけん)に、皇帝が婚姻相手として貴族の女性を選んだことを明かす。王儇(おうけん)は、古来より政治の犠牲となる女性の運命を嘆きながらも、蕭綦(きょうき)に出会えたことに感謝する。徐姑姑(じょこくこ)が薬を持ってくるが、王儇(おうけん)は躊躇する。蕭綦(きょうき)は薬を受け取り、王儇(おうけん)に飲ませようとする。

徐姑姑(じょこくこ)の疑念

徐姑姑(じょこくこ)は薬の匂いに違和感を感じ、名医の石大夫に診てもらう。石大夫は、薬に不妊の原因となる成分が含まれていることを確認する。

皇太后の思惑

皇太后は玉秀(ぎょくしゅう)の件に無関心で、宮中の夜宴の準備を命じる。王倩(おうせん)を貴妃にしたい考えだが、内心では王倩(おうせん)を愚鈍だと見下している。謝宛如(しゃえんじょ)の侍女が王倩(おうせん)たちを昭陽殿に案内する。謝宛如(しゃえんじょ)は王倩(おうせん)を嘲笑する。

蕭綦(きょうき)の決断

胡光烈(ここうれつ)は王藺(おうりん)の死を蕭綦(きょうき)に報告する。蕭綦(しょうき)は王儇に衝撃を与えないために情報を封鎖し、自ら北境へ向かう。徐姑姑(じょこくこ)は薬の服用を止めるよう進言するが、蕭綦(しょうき)は拒否する。徐姑姑(じょこくこ)は王儇に真実を伝えるべきか悩む。

玉秀(ぎょくしゅう)の結婚

王儇と徐姑姑は劉管家(りゅう かんり)に玉秀(ぎょくしゅう)の結婚について相談するが、王府が財政難に陥っていることを知る。劉管家(りゅう かんり)は蕭綦(しょうき)が設立した祭堂を案内し、蕭綦(しょうき)が俸禄や賞賜を兵士や戦死者の家族に寄付していたことを明かす。

蘇錦児(そきんじ)の想い

蘇錦児(そきんじ)は下人たちの噂を耳にして複雑な気持ちになる。王儇の心配に笑顔で答えるが、子澹(したん)への想いを断ち切れない。王儇は蘇錦児(そきんじ)に縁談を持ちかけるが、蘇錦児(そきんじ)は断り、子澹(したん)の気持ちを尋ねる。王儇は子澹(したん)との縁はなかったが、彼を京城に戻すことを約束する。しかし、子澹(したん)は皇陵で密かに謀反を企てており、忽蘭(くらん)人と手を組んでいる。

賀蘭箴(がらんしん)の策略

賀蘭箴(がらんしん)は京城の青楼?月柳閣で情報収集を行う。月柳閣のソラは賀蘭箴(がらんしん)の協力者であり、蕭綦(しょうき)を排除しようとする者たちを味方につけようとしている。賀蘭箴(がらんしん)は帰路で王倩(おうせん)と遭遇し、複雑な状況が展開されることを予感させる。

第37話の感想

第37話は、蕭綦と王儇の夫婦の絆が深まる一方で、周囲では様々な陰謀が渦巻く展開となりました。

蕭綦は王儇に皇帝の婚姻相手選定を伝え、王儇は政治の犠牲となる女性の運命を嘆きながらも、蕭綦との出会いに感謝します。徐姑姑は薬に不妊の原因となる成分が含まれていることを知り、蕭綦に真実を伝えるべきか悩んでいます。

一方、皇太后は玉秀(ぎょくしゅう)の件に無関心を装い、宮中の夜宴の準備を命じます。王倩を貴妃にしたい考えですが、内心では王倩を愚鈍だと見下しています。謝宛如(しゃえんじょ)は王倩を嘲笑し、王倩はますます苦悩を深めます。

蕭綦は王藺(おうりん)の死を隠し、北境へ向かいます。徐姑姑は薬の服用を止めるよう進言しますが、蕭綦は拒否します。王儇は王府の財政難を知り、蕭綦の献身に感動します。

蘇錦児(そきんじ)は子澹(したん)への想いを断ち切れず、王儇は蘇錦児(そきんじ)に縁談を持ちかけます。しかし、子澹(したん)は皇陵で密かに謀反を企てており、複雑な状況が展開されます。

賀蘭箴(がらんしん)は京城で情報収集を行い、蕭綦を排除しようとする者たちを味方につけようとします。帰路で王倩と遭遇し、今後の展開が気になるところです。

つづく