上陽賦~運命の王妃~ 第4話 あらすじ/ネタバレ
蕭綦(きょうき)の封王と波乱
蕭綦(きょうき)は皇帝からの封王を謙虚に受け入れ、忠誠を誓う。宴会の席で、子澹(したん)は蕭綦(きょうき)に救命の恩に感謝の意を表する。太子(たいし)と子律(しりつ)は不快感を示し、太子(たいし)は華光殿へ。一方、王儇(おうけん)は皇后に呼ばれ、侍女に案内されるが、そこは華光殿だった。
華光殿での事件
王儇(おうけん)は殿内に入ると、太子(たいし)と謝宛如(しゃえんじょ)が衣衫を乱しているところを目撃し、驚愕して逃げ出す。太子(たいし)は誤解に気づき追いかけるが、王儇(おうけん)は閉じ込められ、逃げ場を失う。太子(たいし)は必死に謝罪するが、王儇(おうけん)は恐怖に怯える。必死に抵抗した王儇(おうけん)は、なんとか宮殿の壁を乗り越えて逃げ出すが、気を失ってしまう。その瞬間、蕭綦(きょうき)が現れ、気を失った王儇をキャッチする。
事件の波紋
皇后は事件を知り、華光殿へ駆けつける。謝宛如(しゃえんじょ)も驚愕しており、偽の詔勅で呼び出され、太子に誤解されたと訴える。事件は皇帝と謝(しゃ)貴妃(しゃきひ)の耳にも入り、太子は自責の念に駆られる。皇后は太子をかばおうとするが、皇帝は激怒し、謝(しゃ)貴妃(しゃきひ)に厳罰を約束する。薛道安(せつどうあん)に事件の徹底的な調査を命じる。
王家の対応
王藺(おうりん)は激怒し、太子に平手打ちを食らわせる。皇后は止めに入るが、王藺(おうりん)は太子を厳しく戒める。王家としての体面を保つため、太子と謝宛如(しゃえんじょ)の結婚を決定する。子澹(したん)は太子を呼び出し、王儇に近づかないよう警告する。皇后は太子への復讐を企てるが、子澹(したん)に止められる。
王儇の体調不良と皇帝の決意
王儇はショックで高熱を出し、長公主(ちょうこうしゅ)が看病する。王藺(おうりん)は長公主(ちょうこうしゅ)を気遣い、斗篷をかけてあげる。皇帝は道士と密談し、王家の力を借りて帝位に就いたことを後悔する。太子は純粋すぎるため、江山を託すには不安があると考える。皇帝は謝家と蕭綦(きょうき)を結びつけ、王家に対抗する計画だったが、太子の失態で頓挫する。新たな皇太子を立てる決意をする。
王家の動きと事件の真相
王栩(おう・しゅ)は華光殿を調べ、迷香の痕跡と行方不明の宮女を発見する。王藺(おうりん)は事件の背後に黒幕がいると疑い、王栩(おう・しゅ)に捜査を続けるよう命じる。また、皇帝が皇太子を替えようとしていることを知り、対策を練る。王藺(おうりん)と王栩(おう・しゅ)が密談していると、長公主(ちょうこうしゅ)が突然現れる。
謝家の反応と皇帝の警告
謝淵(しゃえん)は娘の結婚に不満を示すが、皇帝は別の思惑があることを感じ、謝淵(しゃえん)に事件の調査を命じる。皇帝は太子と謝宛如(しゃえんじょ)の婚約を正式に発表し、これが最後のチャンスだと警告する。皇后は納得せず、太子は謝罪する。
王儇への感謝と謝宛如(しゃえんじょ)の結婚
王藺(おうりん)は王儇に謝宛如(しゃえんじょ)の結婚と、蕭綦(しょうき)が王儇を助けたことを伝える。王藺(おうりん)は蕭綦(しょうき)に感謝の意を表すため、王儇に代わって蕭綦(しょうき)に会いに行く。
第4話の感想
第4話は、王儇と蕭綦(しょうき)の運命が大きく動き出す重要なエピソードでした。王儇は華光殿で衝撃的な場面を目撃し、命の危険にさらされます。しかし、蕭綦(しょうき)の登場により危機を脱することができました。一方、太子は誤解から王儇を追い詰めてしまい、大きな過ちを犯してしまいました。この事件は、王家と謝家、そして皇帝の間に大きな波紋を広げます。
特に印象に残ったのは、王儇の勇敢さと蕭綦の頼もしさです。王儇は恐怖に怯えながらも必死に抵抗し、命からがら逃げ出しました。蕭綦は王儇を助けるために駆けつけ、窮地を救いました。二人の強い絆が感じられるシーンでした。
また、王藺(おうりん)の複雑な心情も描かれていました。王藺(おうりん)は王儇を大切に思っていますが、同時に王家の利益も優先しなければなりません。王儇の結婚相手として謝宛如(しゃえんじょ)を選ぶなど、王藺(おうりん)の苦悩が垣間見えました。
つづく