上陽賦~運命の王妃~ 第56話 あらすじ/ネタバレ

子澹(したん)の病と王儇(おうけん)の死

子澹(したん)は蘇錦児(そきんじ)の言葉に心を動かされ、激昂したことで旧傷が再発し、倒れてしまう。駆けつけた太医は、子澹(したん)の病状を朝臣たちに説明する。子澹(したん)は王儇(おうけん)の死を聞いて、悲しみと絶望に打ちひしがれていた。

蕭綦(きょうき)の捜索と噂

蕭綦(きょうき)は王儇(おうけん)の消息を求め、楝羽山にたどり着く。そこで禁軍に出会い、王儇は崖から飛び降りて死んだという噂を聞く。子澹(したん)は王儇の生死を確認するため、必死に捜索しているという。

江南での再会と馬静(ばせい)の行方

徐姑姑(じょこくこ)と阿越は、江南で王夙(おうしゅく)と再会する。王夙(おうしゅく)は馬静(ばせい)を顧采薇(こさいび)に託す。顧采薇(こさいび)は最初は戸惑うが、王夙(おうしゅく)の頼みを断りきれず、馬静(ばせい)を引き取る。しかし、金全は王夙を尾行し、馬静の居場所を突き止める。また、王藺(おうりん)の手下も王藺(おうりん)に情報を伝える。夜、金全は顧家から馬静を連れ去ろうとするが、王藺(おうりん)の手下に阻まれ、馬静は王藺(おうりん)の手に落ちてしまう。

忽蘭(くらん)での王儇と賀蘭箴(がらんしん)

賀蘭箴(がらんしん)は、王儇の悲しみを癒すために、美しい花畑を用意する。賀蘭箴(がらんしん)は王儇に、過去を忘れて前に進むように説得する。王儇は蕭綦(きょうき)の死因を問うが、賀蘭箴(がらんしん)は敵が多いため暗殺されたと答える。王儇は賀蘭箴(がらんしん)が何かを隠していると疑う。

王倩(おうせん)の企みと阿麗瑪(あ りーま)の助け

賀蘭拓(がらんたく)の妻となった王倩(おうせん)は、王儇への恨みから、王儇を毒殺しようと企む。王倩(おうせん)は毒虫を仕込んだ綿布団を王儇に贈るが、阿麗瑪(あ りーま)がそれに気づき、賀蘭箴(がらんしん)に報告する。賀蘭箴は王儇を救い、王倩と方師を処罰する。賀蘭拓(がらんたく)は表面上は賀蘭箴に従うが、王倩には激怒する。

蕭綦(しょうき)の消息と王儇の決意

阿麗瑪(あ りーま)は月升節の出来事を王儇に話し、王儇は蕭綦(しょうき)を思い出す。王儇は改めて蕭綦(しょうき)の消息を尋ねるが、阿麗瑪も何も知らない。賀蘭箴は王儇を守るため、賀蘭拓(がらんたく)に厳重に警告する。王儇は、蕭綦の死を受け入れ、前に進むことを決意する。

次回予告

王儇は忽蘭(くらん)で新しい生活を始める。一方、蕭綦は生きており、王儇との再会を願っている。

第56話の感想

第56話は、王儇と蕭綦の運命が大きく変わる重要な回でした。王儇は蕭綦の死を受け入れ、前に進むことを決意した一方で、蕭綦は生きており、王儇との再会を願っています。

子澹(したん)は王儇の死で深く傷つき、皇位への執着を失ってしまいました。賀蘭箴は王儇の悲しみを癒そうとしますが、王儇は蕭綦への思いを忘れられません。

王倩は王儇への恨みから毒殺を企みますが、阿麗瑪によって阻止されます。賀蘭拓は表面上は賀蘭箴に従いますが、王倩には激怒しています。

つづく