星漢燦爛<せいかんさんらん> 第36話 あらすじ/ネタバレ
宮廷の奥深く、華やかながらも冷たさ漂う日々。
繊細な心の持ち主である程少商は、皇后の誕生日を祝う宴の準備に追われていた。その献身ぶりは皇帝からも称賛され、彼女の才能と心遣いが詰まった献立は見る者を魅了。しかし、程少商は宴を派手にすることは皇帝の倹約の精神に反すると考え、皇后に婉曲に簡素な宴を提案する。
皇后は程少商の提案に驚きながらも、その新しさに心を動かされる。そこに五公主が現れ、新しい舞を披露したいと意気込む。しかし、皇后は五公主に土地を私的に囲い込んだことを問い詰める。五公主は母である皇后の偏愛を責め、程少商と凌不疑(しのぶぎ)への嫉妬を露わにする。皇后は五公主を厳しく叱責し、程少商に五公主たちを越妃(えつひ)の宮殿に移すよう命じる。
庭園を歩いていると、程少商は五公主にそそのかされた左娘子によって池に突き落とされてしまう。周囲の女たちは助けようとするどころか、石を投げつける。洛済通(ルオ・ジーートン)(ルオ・ジーートン)の説得により事なきを得るが、五公主は執拗に蛇を池に放ち、程少商は蛇に噛まれてしまう。幸いにも毒は弱く、程少商は自力で岸に上がるが、疲労困憊する。五皇子が現れ、五公主は彼に程少商を脅した後、去っていく。
そこに凌不疑(しのぶぎ)が現れ、程少商に想いを伝えようとするが、彼女の異変に気づく。程少商は背を向け、涙を流す。凌不疑(しのぶぎ)は理由を問い詰め、程少商は家族への想いを口にする。凌不疑(しのぶぎ)は疑念を抱きながらも彼女を慰め、自衛術を教える。二人はより一層絆を深める。
皇后の誕生日に宮殿は華やかに飾り付けられ、皇子皇女たちはそれぞれ祝いの品を贈る。しかし、程少商と凌不疑(しのぶぎ)の入念な準備によって、他の贈り物は霞んでしまう。程少商が設計した山水画の風景と、凌不疑の琴の音色は皇帝と皇后を感嘆させる。三皇子は鉄鉱山の地図を、太子は西域の玉麒麟を贈るが、太子妃の失言によって気まずい雰囲気になる。程少商は機転を利かせて場を和ませ、太子は感謝するものの、かつての恋人である曲泠君(チュイ・リンジュン)への想いを隠せない。
宴の最中、五公主は舞を間違えてしまう。程少商は再び立ち上がり、凌不疑と共に宣侯墨宝を披露する。皇后は感動し、皇帝もその心遣いを称賛する。程少商は凌不疑の指に傷があることに気づき、自責の念から彼にキスをする。袁慎(ユエン・シェン)と洛済通(ルオ・ジーートン)(ルオ・ジーートン)は複雑な表情を浮かべる。
宴の後、程少商は鏡心湖で静寂を求める。五公主は五皇子を湖に誘い、再び悪巧みをする。しかし、程少商は機転を利かせて五皇子を水中に引きずり込み、二人は意外にも意気投合し、親友となる。
一方、洛済通(ルオ・ジーートン)(ルオ・ジーートン)は西域への遠征を理由に凌不疑に別れを告げるが、凌不疑は相変わらず冷淡な態度を取る。程少商と五皇子が湖畔で会っているという知らせが入り、騒然となる。しかし、真相は当事者のみぞ知る。宮廷の暗流の中で、程少商は知恵と勇気をもって自分だけの伝説を刻んでいく。
第36話の感想
第36話は、程少商の知恵と勇気が光る回でした。皇后の誕生日を祝う宴の準備では、彼女の細やかな心遣いが皇帝と皇后を感嘆させました。また、五公主の策略に巻き込まれた際にも、機転を利かせて窮地を脱しました。
特に印象的なシーンは、凌不疑との湖畔でのシーンです。程少商は、五皇子の策略で水中に引きずり込まれますが、逆に五皇子を水中に引きずり込み、意外にも意気投合します。このシーンは、程少商のたくましさだけでなく、彼女の柔軟性も示していると思います。
また、洛済通(ルオ・ジーートン)(ルオ・ジーートン)の遠征も大きな注目を集めました。洛済通(ルオ・ジーートン)(ルオ・ジーートン)は、程少商への想いを秘めたまま西域へと旅立ちます。彼の決意は、程少商の心に大きな影響を与えたのではないでしょうか。
つづく