星漢燦爛<せいかんさんらん>第42話 あらすじ/ネタバレ
都城に平穏が訪れた頃、程家では凌不疑(しのぶぎ)の凱旋を待って、盛大な婚礼の準備が始まった。少商は嫁衣やアクセサリーを試着する日々。しかし、蕭元漪(シャオ・ユェンイー)と程老夫人は装飾の好みで意見が分かれ、小さな衝突が勃発。
皇后が豐厚な嫁妆を用意し、出嫁後の部屋も長秋宮に用意したと知った少商は、この小さな争いを収めた。蕭元漪(シャオ・ユェンイー)は不満を感じながらも、宮中から出嫁することは程家にとって大きな名誉であり、少商への特別な寵愛であることを理解する。
少商は長秋宮で過ごす日々、城楼に登っては寿春の方角を眺め、凌不疑(しのぶぎ)の帰りを心待ちにする。袁慎(ユエン・シェン)は少商をからかい、少商は袁慎(ユエン・シェン)を風情がないと笑う。二人の会話には、微妙な感情が漂う。
袁慎(ユエン・シェン)は少商より先に結婚しようと決意し、条件の厳しい相手探しを始める。蔡家の娘を見つけた袁慎は、少商との勝負のために、わざと少商の結婚式と同じ日に挙式を予定する。少商は袁慎をからかい、凌不疑(しのぶぎ)に助けを求めるべきだと告げる。
一方、老班侯は寿春遠征中に幼い息子?班小侯(バン・シャオホウ)を程家に預ける。班小侯(バン・シャオホウ)は程姎(チェン・ヤン)に恋心を抱くが、程姎(チェン・ヤン)は嫁ぐつもりはなく、両親のそばに留まる決意をする。
程少宮(チェン・シャオゴン)が占いをしようとすると、凶兆を示す卦が出た。
程始(チョン・シー)が銅牛県の県令?顔忠(ヤン・ジョン)と共謀して精銅を私吞し、敵に寝返ったという急報が前線から届く。文帝(ぶんてい)は激怒し、宣皇后は心配する。越妃(えつひ)は文帝(ぶんてい)の怒りが精銅の損失ではなく、寒微出身の程始(チョン・シー)と顔忠(ヤン・ジョン)の不義を恐れていることを理解し、法に従って事態を収拾するよう進言する。
少商は程家に戻ろうとするが、袁慎の助けで程家に向かう。御史台の王将軍は左大人のために程家を弾劾する。蕭元漪(シャオ・ユェンイー)は王将軍と対峙するが、少商と袁慎が廷尉府が事件を捜査中であることを発表する。
少商は程家を守るため、蕭元漪に掌掴される。少商は涙ながらに程家の血脈を繋ぎ、汚名を返上すると誓う。
大雨の中、少商は文帝(ぶんてい)に許しを請う。文帝は少商を無視するが、太子と宣皇后、越妃(えつひ)の説得により、少商を殿内に招き入れる。少商は程始(チョン・シー)の無罪を主張し、真相究明のために銅牛県への調査を許可を求める。文帝は程始の無罪を信じつつも、証拠がないため許可を拒否する。
袁慎は獄中の程家を訪れ、程止夫婦も連座したことを伝える。程老夫人は金銭で罪を償おうとするが、蕭元漪はそれを拒否する。程家は団結して困難に立ち向かい、汚名を晴らす日を待つ。
第42話の感想
第42話は、程少商と凌不疑の結婚を目前に控えた幸せな雰囲気から一転、程始の反逆という衝撃的な展開を迎える。前半では、程少商の嫁入り支度や袁慎との軽妙なやり取りが描かれ、幸せに満ちた雰囲気に包まれる。しかし、程始の反逆の報が飛び込むことで、物語は一気に緊張感に包まれる。
程少商は、家族を守るために必死に奔走する姿が印象的だ。特に、文帝に許しを請うシーンでは、彼女の強い意志と家族への愛が伝わってくる。また、袁慎も程少商を支え、共に困難に立ち向かう姿が頼もしい。
第42話では、程少商と袁慎の微妙な感情の変化にも注目したい。二人は互いに意識し合いながらも、素直に気持ちを表現できないでいる。今後の展開が気になるところだ。
つづく