星漢燦爛<せいかんさんらん> 第50話 あらすじ/ネタバレ

三皇子の決断と救出劇

凌不疑(しのぶぎ)の窮地に駆けつけた三皇子は、精鋭部隊を率いて崖っぷちへ急行。賊影が凌不疑(しのぶぎ)を殺害しようと懸索を断ち切ろうとするが、三皇子の鋭い洞察力で阻止され、廷尉府天牢に投獄される。三皇子は犯人を徹底的に追跡し、真相を明らかにしようと誓う。

長秋宮の静寂と程少商の想い

長秋宮は嵐の中でも静寂さを保っており、数十人の医者が凌不疑(しのぶぎ)の治療に尽力する。凌不疑は程少商から贈られた琴の弦を握りしめ、離そうとしない。三皇子が程少商を部屋に入れると、程少商は殿外から笛を奏でる。昏睡状態の凌不疑はそれに反応し、琴の弦を緩める。程少商の想いが届いた瞬間だった。

程少商の決意と宣皇太后の温情

夜が明け、凌不疑の無事が伝えられる。しかし、程少商は心労から倒れてしまう。宣皇太后は程少商のそばで看病し、程少商は凌不疑との関係を断ち切ると決意する。宣皇太后は残念に思うが、彼女の決断を尊重する。

真相究明への決意

程少商は袁慎(ユエン・シェン)と共に廷尉府を訪れる。淳于氏(じゅんうし)は精神錯乱を装っているが、程少商は凌益(リン·イー)との関係から、彼の策略を推測する。程少商は淳于氏(じゅんうし)の流産が凌益(リン·イー)の仕業であることを明かし、淳于氏(じゅんうし)は混乱の中で三才観の女媧娘娘像に証拠が隠されていることを示唆する。

凌不疑の告白と真実の明かされる時

文帝(ぶんてい)の前で凌不疑は、霍無傷(ホウ・ブショウ)との過去を語る。霍無傷(ホウ・ブショウ)と凌不疑は幼馴染で、容姿が似ていた。ある事件で、霍無傷(ホウ・ブショウ)は凌不疑と衣服を交換し、凌益(リン·イー)が外敵と通じて霍将軍を殺害する現場を目撃する。混乱の中、霍無傷は火災に巻き込まれるが、凌不疑は誤認されて身代わりに亡くなる。

生き残った霍無傷は復讐と生存の重荷を背負い、凌不疑の名で宮廷に入り、真実を明らかにする機会を伺っていた。世間の誤解とは裏腹に、霍無傷は凌益を罰する機会をうかがっていたのだ。しかし、凌益は狡猾で証拠を抹消し続け、霍君華(カク・クンカ)も無念のうちに亡くなる。

凌不疑は私刑に訴え、その悲壮な決意に文帝(ぶんてい)は心を動かされる。文帝(ぶんてい)は彼の真名を尋ね、凌不疑はついに「霍無傷」と名乗る。その瞬間、すべての恩讐が歴史に刻まれる。

第50話 感想

第50話は、緊迫感と感動が入り混じった、まさにクライマックスにふさわしい展開でした。三皇子の決断と救出劇、程少商の想い、凌不疑の告白と真実の明かされる時など、見どころ満載でした。

特に印象に残ったのは、凌不疑と霍無傷の過去が明らかになったシーンです。幼馴染であり、容姿が似ていた二人は、運命に翻弄され、悲劇的な道を歩むことになりました。霍無傷の復讐と生存の重荷、そして凌益の狡猾さなどが描かれ、胸が締め付けられるような思いでした。

また、程少商の決意と宣皇太后の温情も心に響きました。程少商は凌不疑との関係を断ち切る決意をする一方で、宣皇太后は彼女の決断を尊重する姿が印象的でした。

つづく