星漢燦爛<せいかんさんらん> 第9話 あらすじ/ネタバレ:
夜、静かに万府に訪れる。凌不疑(しのぶぎ)は蜀地の地図を求めて、万松柏(ワン・ソンボー)に面会する。しかし、万松柏(ワン・ソンボー)は知らないと装い、程少商が突然現れて宿を求める。
程少商が部屋に入った後、凌不疑(しのぶぎ)は夕食を用意していないことを理由に、万府に泊まることにする。程少商は万(ワン)老夫人を訪ね、老夫人の左耳が聞こえないことに気づくが、気にする様子は見せない。
万(ワン)老夫人は、程少商の行動力と蕭元漪(シャオ・ユェンイー)の厳しさについて意見を述べる。程少商は、乱世では蕭元漪(シャオ・ユェンイー)のような厳しさではなく、程始(チョン・シー)のような胆識が必要だと主張する。
万(ワン)老夫人は、子孫を残すために妾を迎えることを提案するが、万夫人はそれを拒否する。そのとき、凌不疑(しのぶぎ)が滴酒も飲まずに泊まっていることを知った老夫人は、表情を曇らせる。
一方、萬萋萋(ワン・チーチー)は程少商と酒を飲みながら、祖母が逆境の中で耳を切り落とし、再婚しなかったことを語る。程少商は、万(ワン)老夫人の強い意志に感動する。
楼垚(ロウ・ヤオ)は兄の楼犇(ロウ・ベン)に会い、婚約破棄を申し出る。楼犇(ロウ・ベン)は快諾し、楼垚(ロウ・ヤオ)が別の女性を想っていることに気づく。
翌日、萬萋萋(ワン・チーチー)は程少商を馬場に誘うが、程少商は庭にある古い橋に興味を持つ。橋は修理が難しいため、再建する必要があると知り、程少商は萬萋萋(ワン・チーチー)を先に馬場に行かせる。
凌不疑と万松柏(ワン・ソンボー)が現れたため、程少商は橋の下に隠れる。凌不疑は再び地図の話を持ち出すが、万松柏は知らないと答える。程少商は橋の上でわざと音を立てて、二人を遠ざける。
馬場に行った程少商は、乗馬ができないために危ない目に遭う。凌不疑が助けてくれて、馬に乗せてくれるが、程少商は恥ずかしがって距離を置こうとする。凌不疑は冗談を言って馬を走らせ、程少商は慌てて馬に乗っている。
凌不疑を助けるために、程少商は書房に忍び込んで地図を探すことにする。萬萋萋に変装して行動しようとしたとき、万(ワン)老夫人に遭遇する。老夫人はわざと地図の場所を教える。
夜、程少商は地図を手に入れて帰ろうとしたとき、書房から万松柏の叫び声が聞こえてくる。程少商は急いで家に帰り、両親に地図のことを報告する。蕭元漪(シャオ・ユェンイー)はことの重大さを理解し、秘密にするよう命じる。
凌不疑は、蜀地の情勢が緊迫していることに気づき、暗殺を防ぐために計画を立てる。雍(ヨウ)王府は夜襲を受けるが、凌不疑は黒甲衛を率いて襲撃者を包囲する。蜀地の地図をめぐる暗闘が、静かに幕を開ける。
第9話感想
第9話は、程少商と凌不疑の距離が縮まりつつある一方で、蜀地の地図をめぐる暗闘が本格的に動き出した回でした。
程少商は、万(ワン)老夫人や萬萋萋との交流を通して、乱世を生き抜くための強さや意志の大切さを学びます。また、凌不疑の助けもあり、困難を乗り越えていきます。
一方、凌不疑は蜀地の地図を手に入れるために奔走します。しかし、万松柏や蕭元漪など、様々な人物が絡み合っており、容易なことではありません。
つづく