唐朝詭事録<とうちょうきじろく>-The Mystery of Kingdom- 第3話 あらすじ/ネタバレ

失踪した花嫁と長安紅茶

八人の花嫁が失踪した事件は解決せず、蘇無名(そむめい)は捕手を金銭で釣って花嫁の遺体を捜索させます。一方、盧凌風(ろりょうふう)は金吾衛を率いて長安紅茶を売る茶舗を摘発し、茶の密売人を逮捕します。十一娘(じゅういちじょう)は盧凌風(ろりょうふう)の行動を探り、刺客を送り込む準備をします。

陸仝(りくどう)の警告と捕手の忠誠

金吾衛大将軍の陸仝(りくどう)は、盧凌風(ろりょうふう)が太子に命じられたとはいえ、太子からの手形もなく、天子に報告もしていないことを咎めます。盧凌風(ろりょうふう)は事件の真相を究明したいと訴えますが、陸仝(りくどう)は天子に恥をかかせるようなことは許さず、金吾衛の動員は認めません。

失踪した花嫁の発見と蘇無名(そむめい)の提案

捕手は失踪した八人の花嫁の遺体を発見し、蘇無名(そむめい)に心服します。しかし、金吾衛が逮捕した茶の密売人が多すぎて、金吾獄が満杯になってしまいます。県令の元来(げんらい)は蘇無名(そむめい)に相談しますが、蘇無名(そむめい)は金吾衛の越権行為として密売人を釈放することを提案します。

蘇無名(そむめい)と盧凌風(ろりょうふう)の出会い

盧凌風(ろりょうふう)は蘇無名(そむめい)が花嫁の遺体を発見したことを知り、蘇無名(そむめい)に会いに行きます。蘇無名(そむめい)は民間伝承の志怪雑編から事件のヒントを得たと説明します。盧凌風(ろりょうふう)は最初は懐疑的でしたが、志怪雑編を調べることにします。蘇無名(そむめい)は盧凌風(ろりょうふう)に長安紅茶を振る舞い、事件解決には長安紅茶を研究することが重要だと訴えます。さらに、盧凌風(ろりょうふう)から借りたお金を捕手に分配し、盧凌風(ろりょうふう)の命令で働くよう仕向けます。

鬼市での戦い

蘇無名(そむめい)は、盧凌風(ろりょうふう)が人手不足で鬼市を摘発できないことを知って、19人の捕手を盧凌風(ろりょうふう)に貸し出します。盧凌風(ろりょうふう)は鬼市で長安紅茶を売っていた司戸参軍の温超(おんちょう)を捕らえようとしますが、矢で襲撃されます。犯人を追跡しますが、見つけることはできません。盧凌風(ろりょうふう)は歌舞升平にいる十一娘(じゅういちじょう)のもとに向かいますが、捕手が十一娘(じゅういちじょう)の部下に敗れてしまいます。盧凌風(ろりょうふう)は金吾衛を率いて十一娘(じゅういちじょう)の部下と戦いますが、苦戦します。蘇無名(そむめい)は鬼市で香料を調べているうちに、盗賊と遭遇します。盗賊は蘇無名(そむめい)の香料の匂いを嗅ぎつけ、その出所を突き止めようとします。蘇無名(そむめい)は盗賊を追いかけ、十一娘(じゅういちじょう)の店にたどり着きます。そこで、閉じ込められている盧凌風(ろりょうふう)を発見し、地下通路から脱出します。

費鶏師(ひけいし)の治療と天亮までの戦い

盗賊の案内で地下通路から脱出した蘇無名(そむめい)と盧凌風(ろりょうふう)は、蘇無名(そむめい)の体に返魂香の匂いがついていたため、盗賊に人間ではないと思われてしまいます。盗賊は鬼市の神医である費鶏師(ひけいし)でした。蘇無名(そむめい)は盧凌風(ろりょうふう)に費鶏師(ひけいし)の治療を受けることを勧めます。費鶏師(ひけいし)は盧凌風(ろりょうふう)の矢傷に毒があることを知り、毎日鶏を1羽届けるように要求します。費鶏師(ひけいし)の治療のおかげで、盧凌風(ろりょうふう)の死期は延びます。蘇無名(そむめい)は天亮までに盧凌風(ろりょうふう)を鬼市から連れ出します。

第3話の感想

第3話は、蘇無名(そむめい)と盧凌風(ろりょうふう)のコンビが本格的に動き出し、事件の真相に迫る展開がスリリングでした。蘇無名(そむめい)は民間伝承の知識を駆使して事件の謎を解き、盧凌風(ろりょうふう)は武力と権力を駆使して事件を追います。二人は性格も捜査方法も異なりますが、互いに協力し合うことで事件解決に近づいていきます。

また、第3話では十一娘(じゅういちじょう)の正体や目的が明らかになり、物語が大きく動き出しました。十一娘(じゅういちじょう)は謎めいた魅力を持つ人物であり、今後の展開を左右する重要なキャラクターになるでしょう。

つづく