唐朝詭事録 最終回結末 第36話 あらすじ/ネタバレ
天子は近侍の勧めを退け、蘇無名(そむめい)の懇願を受け入れ、幻術の盛事を見物することにしました。太子は反対しましたが、蘇無名(そむめい)は天子の安全を保証し、民衆とともに楽しむべきだと説得しました。
会場では、突如として木鳥が飛来し、矢が天子を狙いました。しかし、盧凌風(ろりょうふう)が事前に対策を立てており、危機を回避しました。盧凌風(ろりょうふう)は、幻術師の沙斯(さし)が潜んでいると指摘し、司竹監の王元通(おうげんつう)を疑います。武術の試験で王元通(おうげんつう)が卓越した軽功を見せ、沙スであることが判明しました。
王元通(おうげんつう)は、かつて狄仁傑(てきじんけつ)の親友でしたが、蘇無名(そむめい)は彼の真の姿を知りませんでした。山中では、木鳥が飛び立つ姿が目撃され、疑惑が深まります。蘇無名(そむめい)は、王元通(おうげんつう)は12年前に沙スに殺害され、沙スが王元通(おうげんつう)になりすましていたと推測します。狄仁傑(てきじんけつ)は、臨終の際に「假」という文字を残し、真実に気づかせようとしていました。
沙スは罪を認め、洛陽を逃れた後、沙州で潜伏していたことを明かしました。彼は権力に魅了され、大唐の宰輔になることを夢見ていました。しかし、10年後に天子に召し出されたことで陰謀が露見し、自暴自棄となって参天楼(さんてんろう)を破壊しようとしました。
盧凌風(ろりょうふう)は、参天楼(さんてんろう)に仕掛けを施しており、沙スは罠にかかって命を落としました。中秋の夜、盧凌風(ろりょうふう)は功績を認められ、大理寺少卿に昇進しました。参天楼(さんてんろう)は解体され、天外天の夢は消滅しました。
蘇無名(そむめい)は、盧凌風(ろりょうふう)に狄公の遺訓を授け、世事を経験して民衆の苦しみを理解する必要があると諭しました。盧凌風(ろりょうふう)がその道に進むなら、蘇無名(そむめい)は弟子として迎え入れると約束しました。そして、蘇無名(そむめい)は盧凌風(ろりょうふう)を正式に狄公の門下生にしました。
蘇無名(そむめい)は、功績と過失が相殺され、乾陵丞に左遷されました。裴堅(はいけん)も南州橘県に左遷され、愛娘の裴喜君(きくん)を盧凌風(ろりょうふう)に託しました。裴堅(はいけん)は、天子を欺いたのは馮内侍馮寒と沙スであり、2人が共謀していたと告げ、蘇無名(そむめい)に禁忌に関わるなと警告しました。
蘇無名(そむめい)は盧凌風(ろりょうふう)と共に裴堅(はいけん)を見送り、大唐の繁栄を願いました。その後、蘇無名(そむめい)は桜桃(おうとう)と共に乾陵に向かい、盧凌風(ろりょうふう)は大理寺卿として多くの事件に挑むことになりました。彼は蘇無名(そむめい)との再会を期待し、正義のために戦うことを決意しました。
唐朝詭事録 最終回結末 第36話の感想
ついに最終回を迎えた唐朝詭事録。36話は怒涛の展開で、最後まで目が離せませんでした。
特に印象的だったのは、沙スの正体が明らかになったシーンです。狄仁傑(てきじんけつ)の親友だった王元通(おうげんつう)になりすまし、12年間も潜伏していたとは驚きでした。沙スの野望は大きく、権力に魅入られてしまった様子が伝わってきました。
盧凌風(ろりょうふう)は、沙スの企みを阻止し、大理寺少卿に昇進しました。彼の活躍は目覚ましく、今後の活躍にも期待が高まります。
一方、蘇無名(そむめい)は乾陵丞に左遷されましたが、それでも正義を貫こうとする姿勢は変わりません。彼と盧凌風(ろりょうふう)が再び協力して事件を解決する姿が見られることを願っています。
第36話は、唐朝詭事録の集大成と言える素晴らしいエピソードでした。キャラクターたちの成長や、事件の真相が明らかになるなど、見どころ満載でした。