風起洛陽~神都に翔ける蒼き炎~ 第16話 あらすじ/ネタバレ

武思月(ぶしげつ)の怒りと高秉燭(こうへいしょく)の決意

武思月(ぶしげつ)は公子楚(こうしそ)を訪ねた際、高秉燭(こうへいしょく)が聯昉(れんほう)に加わったことを知る。7日前、高秉燭(こうへいしょく)は李訳忱(りやくしん)に春秋道(しゅんじゅうどう)を一掃するための協力を申し出ていた。誠意を示すため、聯昉(れんほう)への加入を志願したのだ。李訳忱(りやくしん)は、聯昉(れんほう)に入れば死ぬまで抜けられないこと、七情六欲を断ち切って結婚もできないことを再三強調する。高秉燭(こうへいしょく)は今は一人身で未練がないため、李訳忱(りやくしん)は王登成(おうとうせい)から宋凉(そうりょう)の陰謀を聞き出すために、高秉燭(こうへいしょく)に大理寺の牢獄から王登成(おうとうせい)を連れてくるよう命じる。

高秉燭(こうへいしょく)は丑じい(ちゅうじい)に亀息丹を2つ借りる。この薬は水中で作業する職人用に作られたもので、服用すると2時間は呼吸をしなくても溺死しない。丑じい(ちゅうじい)は高秉燭(こうへいしょく)に無理をせず、トラブルを起こさないよう忠告する。高秉燭(こうへいしょく)は王登成(おうとうせい)に亀息丹を飲ませ、大理寺の牢獄に忍び込む。

王登成(おうとうせい)が死んだと知った高昇(こうしょう)は、遺体を検視室に運ばせる。高秉燭(こうへいしょく)は夜中に検視室に忍び込み、王登成(おうとうせい)を救出する。王登成は高秉燭(こうへいしょく)に自分を殺してくれと懇願するが、途中で覆面の刺客が現れ、高秉燭と激しい戦いを繰り広げる。刺客は神出鬼没で、高秉燭は必死に追いかける。安白檀(あんびゃくだん)が駆けつけると、王登成はすでに吊り下げられて死んでいた。高秉燭は王登成との思い出を振り返り、複雑な心境に陥る。

高秉燭は、李訳忱(りやくしん)が自分を試すために王登成を利用し、聯昉(れんほう)の内奸を炙り出そうとしていることを知る。聯昉(れんほう)は畢羅肆に7人の内通者を送り込んでおり、高秉燭の行動を知っているのはそのうちの4人。内奸は必ずその中にいる。李訳忱(りやくしん)は高秉燭に自分で調べるよう命じる。そして、高秉燭を聯昉に迎え入れ、韓冬青(かんとうせい)の後任に任命する。規則に従い、高秉燭の身長、体重、三围、手形を記録し、保管する。これからは、高秉燭は聯昉の執戟郎として生きるしかない。

武思月(ぶしげつ)は高秉燭が聯昉に加わったことを知り、怒りをあらわにする。高秉燭は自発のに加入したと説明し、武思月(ぶしげつ)との関係を否定するが、武思月(ぶしげつ)は激昂して高秉燭を平手打ちする。安白檀(あんびゃくだん)は高秉燭が進んで聯昉に加わるはずがないと信じているし、李訳忱も高秉燭が武思月(ぶしげつ)を諦められないことを知っている。

高秉燭は武思月(ぶしげつ)を聯昉の記録庫に連れて行き、十六夜(いざよい)に関する資料を調べさせる。武思月(ぶしげつ)は逍遥子(しょうようし)が言った言葉を高秉燭に伝え、聯昉には帰蔵鳳に関する情報がないことを知る。高秉燭は、聯昉の内奸が資料を盗み出したと推測する。武思月(ぶしげつ)と高秉燭は情報を共有し、5年前に宋凉(そうりょう)が春秋道(しゅんじゅうどう)の十六夜(いざよい)たちと協力して逍遥子(しょうようし)の側近を殺害したと推測する。高秉燭は宋凉(そうりょう)の外出記録を取り寄せ、彼が頻繁に白馬寺を訪れていることを発見する。

百里弘毅(ひゃくりこうき)と柳然(りゅうぜん)の旅

百里弘毅(ひゃくりこうき)は柳然(りゅうぜん)を連れて奩(れん)山に向かう。百里弘毅(ひゃくりこうき)は柳然(りゅうぜん)に親切に接し、柳然(りゅうぜん)は百里弘毅(ひゃくりこうき)に協力することを約束する。日が暮れてきたため、百里弘毅(ひゃくりこうき)は近くの宿で休むことにする。客が多く、部屋が1つしか空いていないため、柳然(りゅうぜん)は別の宿に泊まろうとするが、百里弘毅(ひゃくりこうき)は同じ部屋に泊まると約束する。柳然(りゅうぜん)は喜ぶ。

武思月(ぶしげつ)と高秉燭の追跡

武思月は白馬寺の澄清大師に会い、宋凉(そうりょう)と柳襄(りゅうじょう )が白馬寺を訪れていたことを知る。2人は別々の時間に訪れており、会うことはできなかったという。澄清大師は、2人を案内したのは寺の知客僧である若庵(じゃくあん)だったことを思い出す。武思月と高秉燭は若庵(じゃくあん)の住まいを探し出すが、すでに人影はなかった。高秉燭は火鉢から燃え残った手紙を見つけ、それが聯昉の紙であることを確認する。また、多くの伝書鳩を発見し、若庵(じゃくあん)が伝書鳩を使って聯昉の内奸に情報を伝えていたと推測する。武思月は城門で若庵(じゃくあん)を捕まえようとするが、高秉燭の介入を許さず、聯昉には監視の権限しかないと言い張る。

柳然(りゅうぜん)と百里弘毅(ひゃくりこうき)の同居

柳然(りゅうぜん)は百里弘毅(ひゃくりこうき)に茶を出し、ナッツを一緒に食べる。百里弘毅(ひゃくりこうき)は早く休みたいと言い、柳然(りゅうぜん)は着替えを手伝おうとするが、百里弘毅(ひゃくりこうき)は断る。柳然(りゅうぜん)は布団を敷き、百里弘毅に内側か外側かを選ばせる。そして、柳然の布団をかけてあげる。柳然はわざと布団を全部引っ張り、百里弘毅は布団を引いて眠ってしまう。柳然は何か言いかけるが、言葉を飲み込む。

第16話の感想

第16話は、緊張感とサスペンスに満ちた展開で、視聴者を釘付けにしました。高秉燭の決断、武思月の怒り、そして百里弘毅と柳然の意外な展開など、見どころ満載でした。

特に印象に残ったのは、高秉燭の決意です。彼は武思月との関係を断ち切り、聯昉に身を投じました。この決断は、彼の人生を大きく変えることになるでしょう。また、武思月の怒りも印象のでした。彼女は高秉燭の決断を理解できず、彼を平手打ちするという激しい反応を示しました。

一方、百里弘毅と柳然の意外な展開も興味深かったです。2人は旅の途中で同じ部屋に泊まることになり、その夜、柳然は百里弘毅に思いを伝えようとしたものの、言葉に詰まってしまいました。この2人の関係は今後どのように発展していくのでしょうか?

つづく