風起洛陽~神都に翔ける蒼き炎~ 第2話 あらすじ/ネタバレ
百里弘毅(ひゃくりこうき)は林仲(りんちゅう)と林煙(りんえん)の遺体を調べようと大理寺に向かうが、高昇(こうしょう)に拒否され、高秉燭(こうへいしょく)の取り調べを理由に追い出されてしまう。傍聴も許されず、高昇(こうしょう)の態度は強硬だ。
武思月(ぶしげつ)は高秉燭(こうへいしょく)の殺人動機を問いただすが、高秉燭(こうへいしょく)は黙秘を貫く。高昇(こうしょう)は急いで入宮し、武思月(ぶしげつ)の介入を阻止しようとする。皇帝は高昇(こうしょう)と武思月(ぶしげつ)を呼び出し、高昇(こうしょう)を問い詰める。武思月(ぶしげつ)は背後に大きな陰謀が隠されていると主張し、疑念を強く訴える。
皇帝は武思月(ぶしげつ)に密告者事件の秘密裏の調査を命じ、芙蓉牡丹の令牌を与え、神都の兵馬を自由に使えるようにする。武思月(ぶしげつ)は高秉燭(こうへいしょく)を親審することを求めるが、兄の武攸決(ぶゆうけつ)に反対される。
百里延(ひゃくりえん)は弘毅を連れて祖先を祀り、柳(りゅう)家との縁談を持ち出す。弘毅は反対し、父が権力者にすり寄っているとして口論になり、父から平手打ちを食らう。
武思月は事件を調べるため、聯昉(れんほう)を訪れて公子楚(こうしそ)に会い、高秉燭(こうへいしょく)の事件記録を入手する。公子楚(こうしそ)も事件の不審な点に気づき、徹底のに調べるよう指示を出す。
高秉燭(こうへいしょく)は大理寺で取り調べを受け、復讐のために殺したと主張するが、真犯人を誘き出すための策略だった。陳闕(ちんけつ)が途中で襲撃し、馬車の中で激闘となる。高秉燭は重傷を負いながらも勝利し、陳闕(ちんけつ)は謎の人物によって殺害される。犯人が使った武器は5年前の十六夜(いざよい)事件と同じもので、高秉燭は衝撃を受ける。
武思月は別の犯人がいることに気づき、高昇(こうしょう)は高秉燭の全市捜索を命じる。高秉燭は怪我を負ったまま積善博坊(せきぜんばくぼう)に逃げ込み、窈娘(ようじょう)の助けで密室に身を隠す。傷が癒えた後、高秉燭は姿を消す。
柳然(りゅうぜん)は『百工要述』を餌に弘毅を呼び出し、弘毅は面会に応じる。
高秉燭は不良井(ふりょうせい)に戻り、丑じい(ちゅうじい)に手戟(しゅげき)を渡す。丑じい(ちゅうじい)はそれが奩(れん)山黄銅製であることを告げ、天堂工程と関係があると話す。林仲(りんちゅう)の検死結果も奩(れん)山出身であることから、高秉燭は百里(ひゃくり)家を疑い始める。武思月は不良井(ふりょうせい)に潜入し、高秉燭の背景を調査する。
物語は謎が深まり、各勢力が暗躍する中、真相が徐々に明らかになっていく。
第2話の感想
第2話は、第1話の衝撃のな展開から一転して、謎が深まり、各勢力が暗躍する様子が描かれた。高秉燭の復讐劇と思われた事件は、実は真犯人を誘き出すための策略だったことが明らかになり、物語はさらに複雑さを増した。
武思月の聡明さと行動力、高秉燭の謎めいた過去、そして百里(ひゃくり)家の隠された秘密など、見どころ満載の回だった。特に、高秉燭が陳闕(ちんけつ)を倒した後、謎の人物によって陳闕が殺害されるシーンは、今後の展開を予想させる緊迫感に満ちていた。
また、高秉燭と武思月の関係にも注目したい。武思月は高秉燭の無実を信じ、真相を明らかにしようと奔走する。高秉燭も武思月に心を許し、徐々に真実を語り始める。二人の関係は、今後の物語の重要な鍵となるだろう。
第2話では、不良井(ふりょうせい)という謎の組織や、天堂工程という巨大な陰謀の存在も明らかになった。今後、高秉燭と武思月は、これらの謎に迫っていくことになるだろう。
つづく