風起洛陽~神都に翔ける蒼き炎~ 第24話 あらすじ/ネタバレ
武思月(ぶしげつ)と李北七(りほくしち)は宮嫣(きゅうえん)を追う
宮嫣(きゅうえん)は阿婆の息子を殺害し、武思月(ぶしげつ)と李北七(りほくしち)は宮嫣(きゅうえん)と戦う。宮嫣(きゅうえん)は戦いを避け、窓から逃走する。武思月(ぶしげつ)は宮嫣(きゅうえん)を追いかけ、李北七(りほくしち)に康金(こうきん)を見守るように言う。
高秉燭(こうへいしょく)は李訳忱(りやくしん)に報告する
高秉燭(こうへいしょく)は李訳忱(りやくしん)に陳慶之(ちん けいし)の情報を報告する。逍遥子(しょうようし)が捕らえられた後、春秋道(しゅんじゅうどう)は掌秋使(ひらきみおくり)と掌春使(しょうしゅんし)に率いられている。2人は不仲であり、神都で起こっている事件は掌秋使(ひらきみおくり)が計画している。掌春使(しょうしゅんし)は俗世を気にせず、掌秋使(ひらきみおくり)の行動を軽蔑している。彼は典籍の錬丹術を研究し、それを使って大事業を成し遂げると主張している。高秉燭(こうへいしょく)は掌春使(しょうしゅんし)を侮れないと考える。李訳忱(りやくしん)は康金(こうきん)の居場所を武思月(ぶしげつ)に教えたことを明かし、高秉燭(こうへいしょく)は武思月(ぶしげつ)の心配をする。高秉燭(こうへいしょく)は克部商隊が毎年西域と神都の間を4回往復していることを突き止める。2つの地域は遠く離れているため、商隊は休みなく移動する必要がある。高秉燭(こうへいしょく)は商品の買い手が春秋道(しゅんじゅうどう)と関係があると推測する。
武思月(ぶしげつ)は宮嫣を追跡する
武思月(ぶしげつ)は宮嫣を追跡する。宮嫣は人混みの中を逃げ、通行人を毒殺する。武思月(ぶしげつ)は医工を呼んで人を助けようとするが、宮嫣は人混みに紛れて逃走する。武思月(ぶしげつ)が戻ると、康金(こうきん)が突然倒れて死亡する。李北七(りほくしち)は門の外を少し見に行っただけで、康金(こうきん)が何者かに殺されたと説明する。武思月(ぶしげつ)は百里弘毅(ひゃくりこうき)に手紙を送る。百里弘毅(ひゃくりこうき)はすぐに内衛府に駆けつけ、康金(こうきん)の遺品から白い粉末を発見する。彼は粉末の一部を持ち帰る。
柳然(りゅうぜん)は百里弘毅(ひゃくりこうき)を誘う
柳然(りゅうぜん)は百里弘毅(ひゃくりこうき)を庭の涼亭に呼び、乞巧節を祝って酒を飲みたいと誘う。百里弘毅(ひゃくりこうき)は白い粉末の成分を早く調べたいと考えており、柳然(りゅうぜん)は仕方なく諦める。洛河を花船がゆっくりと進む。神都の名妓、宇文佩佩(うぶんはいはい)が船上で歌い踊り、多くの人々が集まって歓声を上げる。柳沣(りゅうほう)は人混みの中に宇文佩佩(うぶんはいはい)を見つけ、彼女が憧れの春禾(しゅんか)であることに気づく。
百里弘毅(ひゃくりこうき)は白い粉末を分析する
百里弘毅(ひゃくりこうき)は白い粉末を皿に入れ、柳然(りゅうぜん)が火をつける。白い粉末は紫青色の煙を出す。百里弘毅(ひゃくりこうき)は粉末に水を加えると、すぐに氷になる。彼はすぐに百工書を調べ、白い粉末が北帝玄珠(ほくていげんしゅ)、つまり硝石の古称であることを知る。特に克部産の硝石は貴重なものだった。柳然(りゅうぜん)は百里弘毅(ひゃくりこうき)を手伝いたいと思うが、百里弘毅(ひゃくりこうき)は彼女に休むように言い、プレゼントを渡して部屋で開けるように言う。
若庵(じゃくあん)は掌秋使(ひらきみおくり)に報告する
若庵(じゃくあん)は掌秋使(ひらきみおくり)に陳慶之(ちん けいし)の身元がばれたことを報告する。掌秋使(しょうしゅうし)は陳超(ちん ちょう)はもう役に立たないと考え、若庵(じゃくあん)に殺すように命じる。内衛府の検死官は、康金が一般のなスズメバチの毒で死亡したことを突き止める。彼は左側頭部に毒針を刺されていた。武思月は手がかりを見つけられない。武攸決(ぶゆうけつ)は武思月を呼び出し、李北七(りほくしち)の監視が不十分だったために康金が殺されたと責める。武思月は李北七(りほくしち)を必死に庇い、李北七(りほくしち)に事件の経過を詳しく報告するように命じる。武攸決(ぶゆうけつ)は彼女の説明を聞きたくない。
宮嫣は陳超(ちん ちょう)を殺そうとする
宮嫣は陳超(ちん ちょう)を殺すように命じられるが、彼は姿を消していた。李訳忱(りやくしん)は安白檀(あんびゃくだん)に陳超(ちん ちょう)を救出させ、彼の安全を守るように命じる。安白檀(あんびゃくだん)は李訳忱(りやくしん)がなぜ恩返しをするのか理解できず、韓冬青(かんとうせい)の仇を討つために陳超(ちん ちょう)を殺したいと思う。李訳忱は罪のない人を巻き込みたくないと言い、安白檀(あんびゃくだん)は仕方なく諦める。
百里弘毅は調査結果を報告する
百里弘毅は武思月と高秉燭(こうへいしょく)を呼び、調査結果を報告する。高秉燭(こうへいしょく)は春秋道(しゅんじゅうどう)の企てが北帝玄珠(ほくていげんしゅ)に関係していると推測し、捜査範囲を絞ることを提案する。百里弘毅は春秋道(しゅんじゅうどう)が硝石を使って火薬、薬、火折を作っていることを分析する。武思月は柳適(りゅうてき)が毎日留白楼で人々に経典を説いていることを思い出す。高秉燭(こうへいしょく)は百里弘毅に柳適(りゅうてき)に相談に行くように言い、彼は薬局を調べて、武思月は火折を調べることにする。
百里弘毅は柳適(りゅうてき)に相談する
百里弘毅は柳然(りゅうぜん)に一緒に留白楼に行って柳適(りゅうてき)に会いたいと頼む。柳然(りゅうぜん)は快諾する。彼らは留白楼に到着すると、柳適(りゅうてき)が道士と錬丹術について議論しているところを見かける。百里弘毅は柳適(りゅうてき)に錬丹術の秘訣を尋ねる。柳適(りゅうてき)は材料はどれも同じだが、火加減が最も重要だと考える。道士は強く反対し、雑用でもできる仕事だと主張する。百里弘毅は柳適(りゅうてき)の意見に賛成し、柳然(りゅうぜん)も同意する。百里弘毅は料理と錬丹術を比較し、火加減が最も重要であることを繰り返し強調する。柳適(りゅうてき)は嬉しくなり、道士は怒って席を立つ。
百里弘毅は北帝玄珠(ほくていげんしゅ)を柳適(りゅうてき)に見せる
百里弘毅は北帝玄珠(ほくていげんしゅ)の粉末を柳適に見せる。柳適はそれが西域の貢物である上等品だと認識する。彼は雲萃観の天通道人(てんつうどうじん)が不老不死の仙丹を錬成しようとしていることを聞き、上等な北帝玄珠(ほくていげんしゅ)が必要だと知る。百里弘毅は柳沣(りゅうほう)が克部商隊が期限内に神都に到着しなければならないと言っていたことを思い出し、彼らが運んでいるのが北帝玄珠ではないかと疑う。
柳然(りゅうぜん)は柳沣(りゅうほう)の帰還を否定する
柳適は柳沣(りゅうほう)が戻ってきたことを聞くと、柳然(りゅうぜん)は必死に否定する。百里弘毅は黙って答えない。柳適は噂が本当だと推測し、柳然は柳沣(りゅうほう)を必死に弁護するが、柳適は柳沣の行いを許そうとしない。百里弘毅は雲萃観を急いで調査したいと告げ、柳然と一緒に雲萃観に向かう。柳然は大殿で祈願し、道士は柳然に籤を引くように勧める。百里弘毅は籤筒から新しい漆の匂いがすることを感じ取る。柳然は下下籤を引くと、道士はわざと大げさに柳然に血の災難があると言い、高価な仙丹を強く勧める。柳然は仙丹を買おうと急ぎ、誤って籤筒を落としてしまう。彼女と百里弘毅は一緒に籤を拾おうとするが、道士は慌てて籤を拾い上げる。百里弘毅は不審に思い、柳然を連れて急いで立ち去る。
柳然も道士を疑う
柳然も道士が偽物であることに気づき、籤と籤筒もおかしいと思う。百里弘毅は柳然を連れて知らず知らずのうちに道観の禁地に来てしまい、そこが閉ざされているのを見る。3人の道士が慌てて禁地に入ってくると、百里弘毅は先頭の道士が自分を襲った刺客であることに気づき、柳然を急いで別の場所に連れて行く。
柳沣は宇文佩佩(うぶんはいはい)に会おうとする
柳沣は紅绡坊に押し入り、宇文佩佩(うぶんはいはい)に会いたいと騒ぐ。女将は断固として拒否するが、柳沣は西域の真珠の袋で彼女を買収する。
高秉燭(こうへいしょく)と武思月は手がかりを見つけられない
高秉燭と武思月は北帝玄珠の手がかりを見つけられず、百里弘毅に合流して情報を共有する。彼らは北帝玄珠の用途は薬であり、秘密は雲萃観にあると分析する。
第24話の感想
第24話は、緊迫感と謎に満ちた展開が続く、見応えのあるエピソードでした。特に、武思月と李北七(りほくしち)が宮嫣を追うシーンは、ハラハラドキドキするようなアクションシーンが満載で、見応えがありました。また、百里弘毅が柳適に錬丹術の秘訣を尋ねるシーンは、興味深い内容で、今後の展開が気になりました。
一方で、康金の死や陳超の行方など、謎が深まる展開もあり、今後のストーリーがますます楽しみになりました。また、柳沣と宇文佩佩(うぶんはいはい)の再会も、今後の展開を予感させるものでした。
つづく