風起洛陽~神都に翔ける蒼き炎~ 第30話 あらすじ/ネタバレ

高秉燭(こうへいしょく)と李訳忱(りやくしん)の対立

高秉燭(こうへいしょく)は李訳忱(りやくしん)に、春秋道(しゅんじゅうどう)の陰謀を明らかにするために燃灯(ねんとう)大典を延期するよう進言する。しかし安白檀(あんびゃくだん)は、皇帝が一度決めたことを変更することはできないと強く反対する。意見が対立した二人は激しく言い争いになる。李訳忱(りやくしん)は高秉燭(こうへいしょく)の言葉を理解しつつも、皇帝を説得するため自ら報告することを決意する。一方、高秉燭(こうへいしょく)は内衛府の牢に収監されている逍遥子(しょうようし)に会いに行く。

武思月(ぶしげつ)と武攸決(ぶゆうけつ)のやりとり

武思月(ぶしげつ)は、疲労困憊の武攸決(ぶゆうけつ)を心配し、燃灯(ねんとう)大典の警備を手伝うことを申し出る。しかし武攸決(ぶゆうけつ)は、彼女に休息を取るよう促す。

百里弘毅(ひゃくりこうき)の墓荒らし

百里弘毅(ひゃくりこうき)は、百里寛仁(ひゃくりかんじん)の墓を掘り起こし、真相を明らかにしようと考える。五叔(ごしゅく)と柳然(りゅうぜん)は反対するものの、百里弘毅(ひゃくりこうき)は強行する。棺を開けてみると、中には石が詰まっていた。百里弘毅(ひゃくりこうき)は、百里寛仁(ひゃくりかんじん)が生きていると確信する。

百里弘毅(ひゃくりこうき)への刺客

掌秋使(ひらきみおくり)は、百里弘毅(ひゃくりこうき)を暗殺するため宮嫣(きゅうえん)を送り込む。しかし、宮嫣(きゅうえん)が襲撃した際に、謎の矢が飛んできて宮嫣(きゅうえん)たちは撤退する。百里弘毅(ひゃくりこうき)は、誰が助けてくれたのかわからないまま、棺を埋めてその場を去る。

高秉燭(こうへいしょく)と逍遥子(しょうようし)の会話

高秉燭(こうへいしょく)は、李訳忱(りやくしん)の名を騙って武攸決(ぶゆうけつ)に会い、逍遥子(しょうようし)と対面する。逍遥子(しょうようし)は狂言を吐き、皇帝を焼き殺すことを宣言する。高秉燭(こうへいしょく)は、春秋道(しゅんじゅうどう)の暗号を口にして逍遥子(しょうようし)の気を引き、口訣の重要な言葉を聞き出す。

武思月(ぶしげつ)と高秉燭(こうへいしょく)の約束

高秉燭(こうへいしょく)が数日神都を離れることを知った武思月(ぶしげつ)は、同行を希望する。高秉燭(こうへいしょく)は、彼女に怪我を治すよう促し、廃墟での約束を守ることを誓う。

武攸決(ぶゆうけつ)の昏倒と頼み事

武攸決(ぶゆうけつ)は、疲労が祟って倒れてしまう。武思月(ぶしげつ)は謝罪するが、武攸決(ぶゆうけつ)は燃灯(ねんとう)大典の警備と伏火雷霆(ふくからいてい)の調査を頼む。そして、百里弘毅(ひゃくりこうき)に協力を求めることを提案する。

百里寛仁(ひゃくりかんじん)の真相

百里弘毅(ひゃくりこうき)は、五叔(ごしゅく)に棺の中に百里寛仁(ひゃくりかんじん)がいないことを問い詰める。五叔(ごしゅく)は、百里延(ひゃくりえん)が10年前に百里寛仁(ひゃくりかんじん)の葬儀を執り行い、府の人々に口止めをしたことを明かす。武攸決(ぶゆうけつ)は、百里弘毅(ひゃくりこうき)に内衛の参事として伏火雷霆(ふくからいてい)の調査を依頼する。百里弘毅は、百里寛仁の死について疑問を抱き、武攸決(ぶゆうけつ)と共に内衛府の記録庫を調べる。

百里寛仁の死の真相

百里弘毅は、記録から百里寛仁が朝廷を批判した罪で処刑されたことを知る。しかし、武攸決(ぶゆうけつ)は百里寛仁が頼君澈の罪を告発したために陥れられたと説明する。百里寛仁は半月後に病死し、診察した医工も亡くなっていた。百里弘毅は、武思月(ぶしげつ)のために伏火雷霆(ふくからいてい)の調査を引き受けることを決意する。

武思月(ぶしげつ)の周到な計画

武思月(ぶしげつ)は、燃灯(ねんとう)大典の警備を強化し、各城門の監視を厳重にする。しかし、李北七(りほくしち)が密かに流民を神都に侵入させてしまい、行方不明になる。武思月(ぶしげつ)は、李北七(りほくしち)の捜索を命じる。

第30話の感想

第30話は、緊迫感と謎が交錯する展開で、視聴者を釘付けにする内容でした。高秉燭と李訳忱(りやくしん)の対立、武思月(ぶしげつ)と武攸決のやりとり、百里弘毅の墓荒らしなど、見どころ満載のエピソードでした。

特に印象に残ったのは、高秉燭と逍遥子の会話です。高秉燭は、春秋道(しゅんじゅうどう)の暗号を巧みに使って逍遥子の気を引き、重要な情報を聞き出すことに成功しました。このシーンは、高秉燭の知略と胆力が光る場面でした。

また、武思月と高秉燭の約束も感動のでした。高秉燭は、武思月の怪我を心配し、廃墟での約束を守ることを誓いました。二人の絆の深さが伝わってくるシーンでした。

一方、武攸決の昏倒は、今後の展開を大きく左右する出来事になりそうです。武攸決は、燃灯(ねんとう)大典の警備と伏火雷霆(ふくからいてい)の調査を武思月に託しました。武思月は、この重責を果たすことができるのでしょうか。

つづく